
スキンケアのパイオニアからうるおい肌へと整える化粧水「リオヴェリテ バランスコントロール ローションfp」
2025/06/12
今回、編集長アッキーが気になったのは、肌の健康を追求した化粧品、「リオヴェリテ バランスコントロールローションfp」です。商品を製造・販売している香椎化学工業株式会社・代表取締役の原田浩之氏と取締役副社長の原田卓哉氏に商品の魅力について取材陣がお話を伺いました。

香椎化学工業株式会社 代表取締役の原田浩之氏(左)、取締役副社長の原田卓哉氏(右)
―御社の歴史についてお聞かせください。
原田(浩) 1951年の設立で、当時数少ない技術者であった私の父を含む4人の有志が、勤めていた化粧品会社から独立して立ち上げました。「本当に肌に良い、自分たちの思うような化粧品を作りたい」という強い思いがあったからです。母は戦争中の学徒動員で薬品による手荒れに悩んでいました。大学病院でも治らなかったため、研究者でもあった父は化粧品で何とかしたいと考えました。既存の化粧品では対応できず、肌の構造から研究して改善できる製品を目指したのが我が社の始まりです。
当初から肌の健康を追求するという理念のもとブランド展開していましたが、息子(現・副社長)が入社してからは、もっと多くの方々に我々の化粧品を知ってもらいたいという思いから、「リオヴェリテ」という新しいブランドを立ち上げることになりました。

とろみを抑え、ベタつかないのにしっかりうるおうみずみずしさが特徴。
―原田社長は幼い頃から化粧品業界に興味を持っていたのですか。
原田(浩) 母の実家は料理屋で、20歳くらいまではそちらの道に進もうと思っていました。板さんに憧れていました。でも大学4年の時に交通事故で首の骨を折ってしまったことで、社長になっていた父から「学校に行っている場合じゃない、会社に入れ」と言われました。最初はアルバイトとして入社し、その後、社員となりました。
―原田取締役は幼い頃から会社を継ぐことをお考えでしたか?
原田(卓) 物心ついた頃から身近に化粧品があったので、一般の方よりは触れる機会が多く、興味を持っていました。大学卒業後は独自に就職活動をして製薬会社に入りましたが、化粧品に興味があったので近い業種にと意識していたのかもしれません。そのため、入社して4、5年目くらいに父から戻ってくるよう声をかけられた際も、比較的すんなりと家業に入った記憶があります。
―リオヴェリテを立ち上げられた背景をお聞かせください。
原田(卓) 私自身、ひどい乾燥肌で悩んでいて、特に冬はひび割れてポロポロ粉が落ちるような状態でした。その時に当社のプラスキンシリーズの美容液を使って、その効果に感動しました。ただ祖父の時代から「物はいいけど売るのが下手」と記事に書かれるなど、販売促進活動もあまりしていませんでした。良い物を誠実に作っていれば理解されて広がっていくという考え方でやってきました。
そこで、これまで接点のなかった、ネットで色々な広告を見て買っては試しを繰り返している「化粧品難民」とも言える方々にも、私たちのこのような素晴らしい商品を手に取ってもらいたいと思ったのです。これまでは専門店で対面カウンセリングを通じて販売するという方式のみでしたが、これは守りながらも、新たなブランドでこれまで接点を持つことができなかった方々に向けた展開を考えました。

リオヴェリテのスキンケアライン。
―リオヴェリテの製品はどのようなコンセプトで開発されたのですか?
原田(卓) 既存の化粧品は、肌の悩みや肌質に応じたカウンセリングを通じて、適切な商品を組み合わせて提供するという、いわば漢方薬に近い方式でした。それに対してリオヴェリテは、それぞれの肌悩みの根本的な原因を見直し、インナードライに着目して開発しています。
肌の悩みは一見様々ですが、根源的な部分、原因を辿っていくと集約されてきます。例えば、バリア機能が低下すると、紫外線の影響も受けやすくなり、シミも出やすくなり、赤みも出やすくなる。表面的には違う悩みでも、根本は似ていることが多いんです。そこで日々のスキンケアとして根本をケアできるような、対処療法ではなく原因療法や予防療法に近いブランドを作りたいと考えました。
―オンラインショップはいつ頃から始められたのですか?
原田(卓) 2016年、17年頃です。それまでの既存商品は専門店向けで、街の路面店にある化粧品屋さんやドラッグストア、ファンシーショップなどで販売していました。
―今回ご紹介する「リオヴェリテ バランスコントロールローションfp」の特徴をお聞かせください。
原田(卓) 特徴は皮膚の常在菌のバランスに着目したことです。α−グルカンオリゴサッカリドという美容成分が含まれていて、これが一般的に美肌菌と呼ばれる、表皮ブドウ球菌の餌になります。これは黄色ブドウ球菌やアクネ菌などの肌トラブルを引き起こす菌にとっては大きすぎて餌にならないのです。結果として美肌菌だけを選択的に元気にすることで、常在菌のバランスに着目しました。トラブルを引き起こす菌もゼロにするのではなく、適切なバランスを維持するという考え方です。

天然やケミカルの枠に囚われず、肌に必要なもので最適な処方を目指している。
―香りにもこだわりがあるとお聞きしました。
原田(卓) スキンケアの時間は、忙しい日常の中で唯一自分と向き合える貴重な時間だと思うんです。でも多くの方にとって、それが義務的なタスクになってしまっている。この時間を、香りを楽しむことで素敵な時間に変えられれば、自分と向き合い、落ち着かせられる瞑想のような時間になるのではないかと考えました。香りはマグノリアをベースに、洗顔から始まって最終のクリームやボディケアに至るまで、リフレッシュ系から次第に深いリラックスへと変化していく香りの流れを作りました。
例えば仕事から帰ってきて交感神経が張っている時に、いきなり甘い香りでは違和感があるので、クレンジングや洗顔には柑橘系のリフレッシュな香りを。そして使っていくに従って、最後のクリームなどではウッディな落ち着いた香りへと変化させています。スキンケアの時間を通じて心も穏やかにしていくような香りの設計です。

マグノリアのフルーティーな甘みと、みずみずしいハーブが重なり合ったアクアフローラルティーの香り。
―実際に使用されたお客様からはどのような感想がありますか?
原田(卓) 使用感については、これだけサラサラしているのに、お肌がしっとりふわっと仕上がるというのが珍しいようです。一般的には、とろみが強いものほど保湿感が高いと思われがちですが、このローションはさっぱり使えてもしっかり潤いが残るという評価をいただいています。香りについても、合成香料のような香りしか使ったことがない方が、ポップアップなどで実際に使うと感動される声が多いです。香りは強すぎず、スキンケアの時間だけ楽しめて、あとあとの食事や仕事に影響が出ないちょうどいい強さにこだわりました。
―今後の御社の展望をお聞かせください。
原田(浩) ずっと培ってきた肌への思いが、いろいろな形で広まったらいいなと思っています。多くの方に知っていただく活動を続け、コンセプトは違っても思いは一つ、お使いいただいた方の喜んでいただける顔を想像しながら頑張っていきたいと思います。
原田(卓) 中身に関しても開発当時からアップデート研究を続けていますので、少しでも良いものにしていけるよう、販売だけでなく内部からも取り組んでいきたいと思います。
―貴重なお話をありがとうございました。

「リオヴェリテ バランスコントロール ローションfp」
価格:¥4,180(税込)
店名:リオヴェリテ
電話:0120-946-268(9:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://lioverite.com/item/lotion/
オンラインショップ:https://lioverite.com/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
原田浩之(香椎化学工業株式会社 代表取締役)
1955年大阪府生まれ。1979年入社。1980年より2年間修業のため、英国および米国のクローダ社に出向。1990年代表取締役就任。
原田卓哉(香椎化学工業株式会社 取締役副社長)
1986年兵庫県生まれ。4年間修業のため、製薬会社にて勤務の後、2013年入社。研究、営業、リオヴェリテ立ち上げを経て現在は生産本部管掌。
<文/垣内栄 MC/田中香花 画像協力/香椎化学工業>