
主役はチャーシュー級のふかひれ!老舗3代目が届ける、ご褒美「ふかひれ姿煮麺詰合せ」
2025/09/01
今回、編集長のアッキーが注目したのは、どんぶりの中で目を引く大きなふかひれが主役の古樹軒「ふかひれ姿煮麺詰合せ 4食」です。その魅力の裏側を、製品を手掛ける株式会社中華・高橋 代表取締役社長の髙橋滉氏に取材スタッフがお話を伺いました。

株式会社中華・高橋 代表取締役社長の髙橋滉氏
―まず、御社の成り立ちについてお聞かせください。お祖父様が創業されたそうですね。
髙橋 はい。祖父は日本人ですが中国語ができ、戦時中は日本軍の通訳として中国に駐留していました。軍人ではなかったため、現地の方々と日本側を繋ぐ役割を担う中で、中国の方々にとてもよくしてもらったそうです。その恩義から、戦後日本に引き揚げてきて何か中国に関わる仕事をしたいと考えていました。
初めは貝柱を加工して卸していたのですが、あるとき乾物屋さんから「ふかひれもあるけどどう?」と声をかけられたのが転機でした。当時、新橋の周りには高級な中華料理店が多く、祖父はそこにふかひれを売りに行ったそうです。
料理人に中国の方が多かったので、祖父の語学力が役立ち、信頼を得ていったと聞いています。「中国語ができるなら便利だ」と、あわびや椎茸など他の乾物も頼まれるようになり、ふかひれ屋から中華食材の卸問屋へと広がっていきました。

ふかひれの加工を手掛ける
宮城県気仙沼の「本吉工場 ふかふか村」。


自社工場では、加工が難しい鮫の部位も独自の技術を駆使し、
使い勝手の良いユニークな商品を手掛けている。
―髙橋社長は3代目でいらっしゃいますが、当初から会社を継ごうとお考えだったのでしょうか?
髙橋 いえ、そんな格好のいいものでは全くありません。子どもの頃から会社にはよく遊びに行っていて、社員とも顔なじみでしたから、身近な存在ではありました。ただ、高校、大学と進むにつれ、自分は出来損ないだと自覚してきて(笑)。
就職活動もせず、会社が滑り止めのような感覚でした。やりたいことも特になく、なんとなく入社したんです。ところが、入社して5年ほどで父が亡くなり、突然トップを任されることになりました。
社長になった当初は実務がなく「楽でいいな」なんて思っていたのですが、次第に経営の恐ろしさを知り、そこから猛烈に勉強するようになりました。意志のなかった自分を、父が命がけで一人前の大人にしてくれたのだと思っています。父には感謝しています。
―中華食材の卸しから、小売業へ広げていらっしゃいます。
髙橋 当時、父から業務用の営業をやるように言われたのですが、正直とても嫌だったんです。大学時代にアルバイトとして営業に同行したこともあるのですが、その時の納得できない状況ばかりが印象に残ってしまって。営業を避けるための「苦肉の策」として、父に「小売業をやりたい」と言ったのが始まりでした。平成10(1998)年のことです。
そして古樹軒というブランドを立ち上げました。古樹軒は、格式高いホテルやレストラン、著名なシェフよりご指名いただいているプロユース食材を家庭用にお買い求めいただける食の発信地。本格中国料理に欠かせない乾貨(ふかひれやアワビなど)や醤(ジャン)などの豊富な食材から、有名店のメニューを再現した究極の冷凍惣菜まで幅広く取り揃えています。
―今回ご紹介する「ふかひれ姿煮麺」は、どのような経緯で開発されたのですか?
髙橋 小売事業を始めた頃、食品商社の催事に出店させてもらう機会がありました。そこで食堂が出していた100円のカレーとラーメンに、ものすごい行列ができていたんです。それを見て、「大衆の心を掴むのはラーメンとカレーなんだ」と実感し、いつかふかひれでラーメンとカレーを作ろうと心に決めました。そこから生まれたのが、当社のロングセラー商品である「ふかひれラーメン」と「ふかひれカレー」でした。

小さいながらもかたまりの入った「ふかひれラーメン」。

たっぷりの香味野菜とスパイスでふかひれを煮込んだカレー。
髙橋 今回の「姿煮麺」は、その進化系です。ご自宅でのご褒美や、大切な方への贈り物など、ちょっと特別なシーンで使っていただきたいという想いから生まれました。

ふかひれの姿煮が丸ごと入った「ふかひれ姿煮麺」。
特別感を味わえる一品。
―ふかひれの存在感がすごいですね。
髙橋 ありがとうございます。商品開発で一番こだわったのが、ふかひれが「見える」ということです。安価なふかひれスープなどで、皆さんが一生懸命ふかひれを探している光景をよく目にしました。それを見て、味や食感はもちろんですが、やはり「ふかひれが入っている」と目で見てわかる喜びが大事だと気づきました。
ですから、弊社の商品では細かくほぐした糸状のものではなく、あえて「塊」で入れています。「うわ、本当にふかひれが入ってる!」という感動をぜひ皆さんに味わっていただきたいです。

表面を覆いつくすほどの大きなふかひれ入りラーメン。
「本当に入ってる!」という驚きの体験を、ぜひご自宅で。
―姿煮というと高級なイメージですが、ラーメンに使う上で工夫された点はありますか?
髙橋 この商品には、サメの「胸びれ」を使っています。グルメ番組などでよく見る一般的なものは「尾びれ」なのですが、これは非常に高価です。同じグラム数でも厚みがある分、面積が小さくなってしまい、ラーメンに乗せると「なると」のようにこぢんまり見えてしまいます。
その点、胸びれは薄くて面積が広いので、どんぶりに乗せると「チャーシュー」のような主役感が出るのです。お客様に特別感とコストパフォーマンスの良さを両方感じていただける商品を作りました。
また、麺にもこだわり、ふかひれパウダーを練り込んだオリジナル中華麺を使用しています。コラーゲンがたっぷりで、もちもち、つるつるっとした食感が特徴です。

ふかひれパウダー入りの麺はまろや醤油味のスープと相性抜群。
―今後の展望についてお聞かせください。
髙橋 ECが主流の時代ですが、やはりリアルな体験ができる実店舗をもう一度やりたいと考えています。以前は日本橋で店舗を運営していましたが、コロナ禍で一度閉店しました。
今後は、食材や食器の販売だけでなく、飲食店や料理教室、試食会などもできる複合的なコミュニティスペースのような場所を作りたいと考えています。お客様と直接コミュニケーションをとりながら、食に対する興味や楽しさを共有できるようなサロン的な空間が理想です。
―素晴らしいお話をありがとうございました!

「ふかひれ姿煮麺詰合せ 4食」
価格:¥6,480(税込)
店名:日本橋 古樹軒
電話:03-3643-0032(9:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.kojuken.jp/shopdetail/000000000712/ct17/page1/recommend/
オンラインショップ:https://www.kojuken.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
髙橋滉(株式会社中華・高橋 代表取締役社長)
1973年東京都生まれ。ふかひれと中華食材の老舗製造卸「中華・高橋」の3代目。2001年、同社代表取締役社長に就任し、卸売業から製造卸売業へと事業を進化させる。おいしいものづくりをしながら、中華料理の面白さを伝えるWEBメディア『80C(ハオチー)』も運営し、7万人以上の読者を巻き込み日本の中華シーンを盛り上げている。現在は、香港に在住しアジアの食材やマーケットを研究中。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/中華・高橋>




























