面倒な千切りが瞬時に完了!レトロで愛らしい実力派「野菜調理器 Qシリーズ」と「かつおぶし削りオカカ」

2026/02/05

毎日の食事作りは、道具ひとつで劇的に楽しくなることがあります。キッチンの棚に常備したくなる、レトロで愛らしい色合いの調理器たち。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「野菜調理器 Qシリーズ セット」と「かつおぶし削り オカカ」です。一見すると懐かしい昭和のデザインですが、実はその中身は、「モノづくり」のプロが作った「一生モノ」の切れ味。軽い力で野菜がスパスパ切れる爽快感や、ハンドルを回すだけでフワフワのかつおぶしができる感動は、一度使うと手放せなくなります。
その背景には、「硬い氷を削る」技術から始まった、職人たちの実直なモノづくりへの情熱がありました。取材スタッフが、静岡県に本社を構える愛工業株式会社 管理部部長の荒津有希氏にお話を伺いました。

愛工業株式会社 管理部部長の荒津有希氏

―まずは、御社の歩みとして企業のルーツをお聞かせください。

荒津 1947年に金属切削加工を行う「杉山鉄工所」として創業したのが始まりです。転機となったのは1965年、硬い氷を削る「氷かき機」の開発・製造を手がけたことがきっかけで、自社製品作りへの挑戦が始まりました。その後、時代の変化に合わせてプラスチック加工へと業種を転換しましたが、創業時の「モノづくりへのこだわり」は、現在の製品にも色濃く受け継がれています。

家電や自動車向けの精密な部品製造で培った技術力を、
便利な家庭用キッチン用品の開発にも役立てている。

―社長ご自身の経歴と、入社された経緯について教えてください。

荒津 私はもともと、大手自動車メーカー関連の研究開発拠点で働いていました。ドイツ留学や海外経験を経て、妻の実家である愛工業に入社したのは2019年のことです。「大企業とは違い、何でも自分たちでできる中小企業の面白さ」に惹かれての転身でした。外の世界を知る私だからこそ、自社製品の「レトロな可愛さ」を客観的に評価し、新たな魅力を発信できるのではないかと考えています。

ここからは商品について伺います。まずは「Qシリーズ」誕生の秘話について教えてください。

荒津 薄切りや千切り、おろし器などがセットになった野菜調理器「Qシリーズ」が誕生したのは1977年、今から40年以上も前のことです。当時は、一つの本体で刃を付け替える多機能スライサーが流行していましたが、お客様からは「部品交換が面倒」「洗いにくい」「ガタついて切りにくい」といった声がありました。そこで弊社はあえて流行に逆らい、「薄切り」「千切り」「おろし」など、用途ごとに専用の道具を用意するセット商品を開発しました。刃を付け替える手間なくすぐに使えて、安定して切れる「使い勝手の良さ」を追求したのです。

昭和レトロなデザインと鮮やかな色合いは、発売当時から変わらない愛工業のシンボル。
あえて多機能にせず、用途ごとの使いやすさを追求した。

Qシリーズ」のこだわりや独自性について、詳しく教えてください。

荒津 この商品は、大根おろし、薄切り、千六本(マッチ棒くらいの太さに細長く切る切り方)、細千切り、受け器、プロテクター、スタンドのセット商品です。最大の特徴は、なんといってもその「切れ味」ですね。町工場としてのプライドをかけ、砥石で丁寧に研ぎ出された「本刃付」のステンレス刃を採用しています。

特筆すべきは「大根おろし」です。プラスチックの刃の高さや配置をあえてランダムに不揃いにすることで、食材が引っかからず、「チュチュチュ」と滑らかに、軽い力でおろせるよう工夫されています。オレンジや緑といった本体カラーにも秘密がありまして、これは人参などの野菜の色移りが目立たないようにと考え抜かれた、実用的な配色なんですよ。

プラスチック製品でありながら、刃の強さと構造の確かさにより、ユーザーの方からは「20年使っても現役」と言われるほどの耐久性を誇ります。 刃を固定する際も、繊維の強い野菜を切っても折れたり曲がったりしないよう、プロテクターの役割を果たす櫛刃(くしば)でしっかりと補強する独自の安全設計が施されています。

実際に使うと、どのような良さを実感できますか?

荒津 料理が苦手な人でも、プロのような千切りが「シャッシャッシャッ」とリズムよく作れますので、包丁仕事のストレスから解放されるはずです。セットの受け皿とボウルには水切り機能が付いているため、切った野菜をそのまま水洗いし、サッと水を切って食卓へ出せます。洗い物も減り、調理の時短に大きく貢献できると思います。

職人の技術と主婦目線の工夫が、毎日の調理ストレスを解消へ導く。
付属のプロテクターをつければ、手を切ってしまう心配もない。

お使いになった方からの反響はいかがですか?

荒津 辛口の商品テストで知られる雑誌『LDK』でも「A+」の高評価をいただきました。「母が使っていたものを譲り受けた」「実家と同じものを自分用に買った」など、世代を超えて受け継がれるエピソードも多く、その実力は折り紙付きだと自負しています。

続いて、もう一つの注目商品「かつおぶし削り オカカ」について伺います。こちらも歴史ある商品だそうですね。

荒津 実はQシリーズよりも先輩にあたる、1970年発売のロングセラー商品なんです。開発のきっかけは、「家庭でおいしいかつおぶしを食べたいけれど、木製のカンナ式削り器は調整が難しく、刃が怖い」という悩みでした。「誰でも安全に、簡単に削れる道具を」という問屋からの相談を受け、協力会社様の金属加工技術と弊社のプラスチック成形の技術を結集して開発されました。

ハンドルを回すだけで、削りたての香り豊かなかつおぶしをいつでも楽しめる。

「オカカ」のこだわりや、おすすめの楽しみ方を教えてください。

荒津 ハンドルを回すだけでかつおぶしが削れる自社独自の「回転式」を採用しています。内部には3枚の刃が配置されていますが、これらを微妙にずらして配置することで、かつおぶしの全面を無駄なく、軽い力で削れるよう精密に設計しました。刃がむき出しにならない安全設計なので、小さな子どもにお手伝いをお願いしても安心ですし、家族みんなで食育を楽しめますよ。

削りたてのかつおぶしは、市販のパックとは香りが別格です。「肉肉しい」と感じるほど濃厚な旨みがあり、炊きたてのご飯にかけるだけで最高のごちそうになります。昭和レトロなデザインは発売当初からほぼ変わっていませんし、キッチンに置いてあるだけで、どこか温かい気持ちにさせてくれますよ。刃の切れ味が落ちてきたら、「替刃」だけを交換して使い続けられるサステナブルな設計ですので、本体ごと買い換える必要がなく経済的です。

位置をずらした3枚の刃。この精密な設計により、軽い力でかつおぶしを無駄なく削ることができる。
指先が刃に触れない安全設計で、お手入れも安心。

削りたてのかつおぶしで、いつもの料理がワンランクアップ。

発売から50年以上愛されている商品ですが、どのような声が届いていますか?

荒津 発売から50年以上経つ今でも、愛用者の方から「切れ味が変わらない」「部品交換できるのが嬉しい」といった感謝の手紙が届くことがあります。その使いやすさから、かつては業務用としてたこ焼き店などでも愛用されていた実績もあるんですよ。

―最後に、今後の展望や未来へのビジョンをお聞かせください。

荒津 長年愛用してくださる既存のファンを大切にしながら、今後もメンテナンスや部品供給を続けていきたいですね。一方で、地元の大学生と連携し、若い感性を取り入れた次世代モデルのデザイン検討も進めています。伝統を守りつつ、新しい時代のニーズにも応える、愛工業の「愛されるモノづくり」をこれからも続けていきます。

―素敵なお話をありがとうございました!

「野菜調理器 Qシリーズ セット」
価格:¥4,510(税込)
店名:aikogyo-online
電話:054-286-0305
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://aikogyo-online.shop-pro.jp/?pid=157646504
オンラインショップ:https://aikogyo-online.shop-pro.jp/

「かつおぶし削り オカカ」
価格:¥8,800(税込)
店名:aikogyo-online
電話:054-286-0305
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://aikogyo-online.shop-pro.jp/?pid=157647438
オンラインショップ:https://aikogyo-online.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

荒津有希(愛工業株式会社 管理部部長)
1983年福岡生まれ。親の仕事や学業の関係で、海外を含めさまざまな土地に住む。2009年にトヨタ自動車に入社しエンジニアとして勤務。2019年に妻の実家である愛工業に入社し、製造部を経て現在は管理部部長を務める。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像強力/愛工業>

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