第4回 バリ島(インドネシア)編・その1 パダン料理

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世界第4位の2億3000万人の人口を持つインドネシアは、発展がめざましく、日本との関係も密です。
日本でインドネシア料理というとすぐ思い浮かべられるのはナシ・ゴレン、ミー・ゴレンではないでしょうか?
でも実は多民族国家を反映して料理、食べ物も多様性に富んでいます。

今回はスマトラ島の州都パダンの名前のついたパダン料理をご紹介します。

アヤム・サンバル(鶏の唐辛子煮)
カリ・チュミ(イカのカレー)
イカン・デンデン(揚げ魚のハーブソース)
ウダン・サンバル(海老の唐辛子ソース)

味が辛い事と料理店での配膳方法がユニークな事でしられています。
どの様にユニークかというと、お客さんがテーブルに座ると、
まずは飲み物の注文を取りにきます。これは普通です。その後、
食事の注文は訊かずに、すぐに小皿に入った様々な料理がどんどんテーブルに並べられて行きます。

お客さんはその中から食べたいものだけを食べて、会計時には店員さんが何を食べたかチェックして、食べた分だけ支払いをするというシステムです。

中でも一番人気の料理が牛肉で作るルンダン・サピという料理で、沢山の種類のスパイスと唐辛子と牛肉をココナッツミルクで6時間位煮込んだ料理です。
インドネシア人に好きな料理を教えてと聞くと、このルンダンをあげる人がとても多いです。

スマトラ島の多くの地域はインドネシアの中では比較的貧しく、
昔から「男なら他の島に行き、一旗揚げて来い」という考え方があり、出稼ぎに行く人が多い土地柄だった為、インドネシア全土に出稼ぎに行った人達が故郷の料理を他の島に伝えていったため、
このパダン料理のお店はインドネシアのどの島のどんな小さな田舎町にも必ずあります。元々出稼ぎのスマトラの人達が故郷の料理を食べる為のお店だった為、遅くまで肉体労働をした人達が夜中に食べる為か、殆どの店が24時間営業です。パダン料理は注文が入ってから作るのではなく、作り置きするため、一度作ってしまうと配膳をする人さえいればお店を営業する事ができるので24時間営業が比較的簡単にできる事もその理由の1つでしょう。お店を営業する店主側もまた出稼ぎで一旗あげに来た人なので、長い営業時間で頑張って稼ぐ事ができるのは好都合で、お客さんとお店側のニーズが一致している所もパダン料理店が発展して全土に広がって行った由縁です。

写真のお店はジャカルタのオフィス街にある「セデルハナ」という全国展開しているチェーン店

レポーター 浅野曜子

王東順

王東順

テレビ番組プロデューサー・エンタメ思考プロデューサー

フジテレビの黄金時代を支えた名物プロデューサー。 『なるほど!ザ・ワールド』をはじめ、「新春かくし芸大会」「クイズ!ドレミファドン」など時代を動かした多くの人気番組を生み出したヒットメーカー。世界各地の現地取材の際に得た、王道から邪道まで、幅広い世界各国のグルメ知識・人脈を元に、食いしん坊プロデューサーとして日々、新しい情報をキャッチすべく多方面にアンテナを伸ばす。「グルメ is エンターテイメント」を合言葉に、現在も新しい企画やアイディアを四六時中考え生み続けている。

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