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第28回 クラウドという最先端の名前がついたソフトクリームが話題!ロンドンの「ミルク・トレイン・カフェ」
イギリス・ロンドン編 その3
今回は、いまイギリス・ロンドンで行列が絶えないという話題のスイーツ店をご紹介します。
「ミルク・トレイン・カフェ」があるのは、ロンドンの中心部、コヴェント・ガーデンというエリアです。コヴェント・ガーデンは観光地としても知られていて、特に有名なのが「アップル・マーケット」というショッピングモールです。食べ物からアンティークまで何でも手に入り、毎日大勢の観光客や地元の人が訪れにぎわっています。
その「アップル・マーケット」から歩いて5分ほどのところにある「ミルク・トレイン・カフェ」が今回のお店です。
2016年8月にオープンしてから、行列が絶えないそうです。お客のお目当ては、ふわふわの綿あめがのっかっている、インパクト大のソフトクリーム!お店のオーナー、マイクさんによると、一日平均400個のソフトクリームを作っているそうです。忙しい日は、その倍の量を作っているとか。
その名も、「クラウド(雲)・コーン」とも呼ばれているソフトクリームなんです。


私が訪れたのは平日の夜の9時頃でしたが、それでもお客はひっきりなし!しかも、男性も多く並んでいました。お店に入ると、まずはソフトクリームの味を選びます。常時あるのが3種類で、バニラ味と抹茶味と、茶色いのでチョコレートかと思ったら、なんとほうじ茶味!ロンドンのお店で、メニューに「ほうじ茶味」の文字を見たのは初めてでした。


次に、トッピングを選びます。ポップコーンや砕いたオレオ、カラフルなスプリンクル、塩味キャラメル、キャンディー、クッキー、ナッツなど、9種類の中から4種まで選べます。そして最後に、上にかけるソース、キャラメル・ソースかチョコレート・ソースを選びます。自分の好みでいろんな組み合わせができるところが、人気の秘訣のようですね。
私がチョイスしたのは、抹茶のソフトクリーム。トッピングに、砕いたオレオと棒状のクッキー、ソースは甘そうだったのであえてパスしました・・・。注文すると、お店の人がまず、店頭にある綿あめ機でさっそく綿あめを作り出します。綿あめが完成したら、それをコーンに差し込み、その上からソフトクリームとトッピングをのせていきます。


ソフトクリームの味は、高級感があり、少し硬めなので食べやすかったです。
綿あめもさほど甘くなく、箸休めにつまみながら、マッチングが良い感じでした。
この綿あめが雲のように見えることから、「クラウド(雲)・コーン」とも呼ばれているのです。
綿あめは、もともとは抹茶味とほうじ茶味のソフトにだけのせていたようです。というのも、イギリス人にとってはまだ慣れない、和風のお茶の苦みを和らげるために、綿あめを使ったのがきっかけだったのだとか。しかしその後、綿あめがあまりにもヒットしたため、バニラのソフトにものせることにしたそうです。



抹茶やほうじ茶のソフトクリーム以外にも、メニューにはかき氷などがあり、なんだかすごく和風な印象です。実はお店のメニューは、オーナーがアジアを旅行したときに思いついたそうです。
ニューヨークだけでなく、ロンドンでもアジア系スイーツのブームが来ているようですね。
値段は、ベースのソフトクリームが3.50ポンド(約530円)から。トッピングが各50ペンス(約80円)で、綿あめが1ポンド(約150円)です。お店は月曜日がお休みで、火曜日から水曜日までは午後1時から午後9時まで、木曜日から日曜日までは午後1時から午後10時まで営業しています。
見た目にも楽しい「クラウド・ソフトクリーム」。
ロンドンに行く機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

Milk Train Cafe
https://www.facebook.com/milktraincafe/
44 Bedford Street
London, United Kingdom