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常識が変わる“しっとり食感”。新発想のかつお節「食べるおだし」と「まぐろの生ハム」

2025/12/16

一日の終わりに、おいしいお酒と「ちょっといいおつまみ」でリラックスしたい。でも、いつもの乾き物やありきたりなものには飽きてしまった……。そんな方に、ぜひ知っていただきたい商品があります。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「食べるおだし」と「まぐろの生ハム」です。「食べるおだし」は、カツオ節とは一線を画す“しっとり”とした食感と、噛むほどに広がる旨味が特徴。一方、「まぐろの生ハム」は、まぐろを燻製にして仕上げた、ヘルシーながらも奥深い味わいが楽しめます。その背景には、プロの課題解決や原料不足といったピンチを、チャンスに変えてきた企業の柔軟な発想がありました。取材スタッフが、静岡県焼津市に本社を構える、石原水産株式会社 代表取締役の澤入(さわいり)伸泰氏に話を伺いました。

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

澤入 私たちの会社は、1964年(昭和39年)に静岡県焼津市で創業した水産加工会社です。焼津は全国でも有数のカツオ・マグロの水揚地で、私たちも地域の水産業と共に歩んできました。現在は、スーパーや外食店への卸売がメインですが、消費者に直接商品を届けたいという思いから、オンラインショップや工場併設の直売店「マリンステーション」も運営しています。

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焼津市内の中心に構える、
本社・工場併設の直営店舗「マリンステーション」。

ご自身の経歴についてお伺いします。家業を継ぐために静岡に戻られたそうですね。

澤入 そうですね。静岡県生まれの静岡育ちで、大学だけ東京に通わせてもらったのですが、卒業後は静岡に戻りました。もともと実家が静岡で事業を営んでいたので、「いずれ戻るだろうな」という思いはありました。一度外(東京)の視点を持ったうえで、改めて地元・焼津の水産業界に身を置き、家業を継いでいこうと戻ってきた形です。

今回ご紹介いただく一つ目の商品が「食べるおだし」です。ネーミングもユニークですが、どのようにして誕生したのでしょうか?

澤入 この商品の前身は、「鰹生利醬油節」という商品でした。カツオ節は、燻して水分を飛ばして硬く仕上げていくのに対し、生利節は、ゆでた身を軽く燻煙した、旨味が凝縮された“しっとり”した状態のものです。

元々はレストランなどプロ向けに、節のまま卸していたのですが、現場から「人手不足で(節を)削るのが大変」という課題をいただいたんです。そこで、「それなら、うちで削って提供しましょうか」と、課題解決のために対応したのが始まりです。

生利節の状態から試作を重ねていたのですが、その過程で、削りたてのものをそのまま食べるとおいしいことに気づき、これは一般消費者向けの商品としても売れるかもしれないと。社内でも好評価で「そのまま食べられるというところから『食べるおだし』という商品名に決めました。

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醤油味がベースでどんな料理にも合う「食べるおだし」。
かつおだけでなく、まぐろとぶりの3種類を展開。

一般的なカツオ節とは、かなり食感や味わいが異なるようですね。

澤入 皆さんがイメージする一般的な「カツオ節(乾物)」とは全く異なる商品だと思います。カツオ節は薄く削ると口の中で溶けるような食感ですが、こちらは生利節由来の「しっとりとした食感」が最大の特徴です。シート状とまではいきませんが、口の中で消えてしまうのではなく、やわらかな食感の中でも、しっかりと「食べている」満足感があり、噛むほどにカツオの旨味がじゅわっと広がります。

味付けは「だし香る醤油仕立て」で、これも当時、どういった醤油がいいか、調味料の配合はどれくらいがベストか、試行錯誤を重ねて完成させたこだわりの味です。これは「だしをとる」ためではなく、「そのまま食べる」ための、おかずやおつまみとして完成された、全く新しいカテゴリーの商品なんです。

―おすすめの食べ方を教えていただけますか?

澤入 「そのまま」で食べるのが一番のおすすめです。大人はお酒のおつまみとして。カツオ節よりもしっかり味がついている分、お子様も食べやすいようで、ヘルシーなおやつとしても人気ですね。

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ご飯のお供や、お酒のあてにも。
大人から子供まで万人受けする「食べるおだし」かつお味。

―お客様からの反響も大きいのではないでしょうか?

澤入 ありがたいことに、直売店で購入されたお客様から「とてもおいしかった」とわざわざご連絡をいただいたことがあります。ただ、その方のお近くのスーパーには無かったようで、「もっと頑張って全国に売ってよ」と、愛あるお叱りを受けたこともあります(笑)。メーカー冥利に尽きる嬉しさですね。オンラインだけでなく、工場併設の直売店「マリンステーション」でもとても人気のある商品なんですよ。

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毎週土曜日は「特売日」、毎月14日は「いしはらの日」。
マリンステーションで行われるイベントは大人気。

二つ目の商品は「まぐろの生ハム」ですね。これも非常にユニークですが、開発のきっかけは何だったのですか?

澤入 この商品も、元々は別の業務用商品が前身でした。1986年発売で、今の商品よりもっと魚体の大きなまぐろを加工したものがあって、外食チェーン店や旅館、ホテルなどでプロの食材として使っていただいていたんです。ところがある時、そのメインに使っていた原料がなかなか取りにくくなってしまい、商品の継続が難しいというピンチに直面しました。やむなく魚体のサイズを小さいものに変え、商品をリニューアルしたんです。

すると、そのサイズ感が偶然、元々お使いいただいていたプロの現場だけでなく、「一般の方にとっても食べやすいサイズ感」になったんです。そこで「それなら一般の方向けにも売ってみよう」と。原料不足のピンチが、プロの味を一般のご家庭にお届けする商品誕生のチャンスに繋がりました。

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生ハムの代わりに。
いつもの料理と少し違う、新しい味わいを楽しめる。

―「まぐろの生ハム」という発想がすごいですね。こだわりや、おすすめの食べ方を教えてください。

澤入 名前の通り、豚肉で作る生ハムと似たような製法を採用しています。まぐろを調味液や燻液などにじっくり漬け込み、生ハムのようにしっとりと仕上げているんです。燻製の香りと、まぐろ本来の旨味が組み合わさった、奥深い味わいが特徴です。何より、まぐろが原料ですから、畜肉の生ハムよりヘルシー感があるのも嬉しいですね。

おすすめの食べ方は、まず王道の「サラダの上に乗せる」イタリアンなスタイル。おもてなしのオードブルにもぴったりです。そして、私個人のおすすめは、意外かもしれませんが、マヨネーズをつけて、ご飯と一緒に食べることです。「洋」のおもてなしにも、「和」の普段使いにも活躍してくれますよ。

―最後に、未来への展望をお聞かせください。

澤入 「自分たちがやりたいこと」よりも、この焼津という地域の中でできることを、背伸びせずにやっていきたいと考えています。私たちの役割は、「漁師さんが頑張って取ってくる魚(海)と、消費者をつなぐこと」。そのためにも、私含め会社全体として、漁師さんや同業者・或いは地域のお客様のお話を聞いて、「海の声」や「地域の声」を地道に情報収集しています。焼津は日本有数のカツオ・マグロの基地ですから、その素晴らしい文化を盛り上げる一助になれるよう、これからも焼津地域を発信・貢献できる事業を続けていきます。

―貴重なお話をありがとうございました!

食べるおだし50g<かつお>

「食べるおだし50g<かつお>」
価格:¥648(税込)
店名:石原水産オンラインショップ【イーやいづ.net】
電話:0120559494(9:00-16:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.eyaizu.net/view/item/000000000068
オンラインショップ:https://www.eyaizu.net/

まぐろの生ハム180g

「まぐろの生ハム180g」
価格:¥1,296(税込)
店名:石原水産オンラインショップ【イーやいづ.net】
電話:0120559494(9:00-16:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.eyaizu.net/view/item/000000000110
オンラインショップ:https://www.eyaizu.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

澤入伸泰(石原水産株式会社 代表取締役社長)
2008年 上智大学経済学部経営学科卒業。2009年 焼津水産化学工業株式会社入社を経て、2010年 丸啓鰹節株式会社入社。2013年に同社代表取締役社長、丸啓水産品加工(上海)有限公司 董事長就任。2016年 大連味思開生物技術有限公司 董事長就任。2018年より石原水産株式会社 代表取締役社長。2022年 米国公認会計士資格取得。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/石原水産>

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