
リラックスしたいあなたに向けた次世代飲料「Beauty Sleep CBDX」と超生命体飲料「ライフガード」
2025/05/12
今回編集長アッキーが注目したのは、“美容睡眠”をその名に冠した次世代飲料「Beauty Sleep CBDX」。「キレイになるために寝なきゃ!」をテーマに開発された微炭酸飲料で、腸の働きをサポートする乳酸菌やオリゴ糖、睡眠改善に効果のあるGABA、そしてストレス改善の効果が期待され注目をされるCBDと、気になるモノをまとめて飲めちゃうのが魅力です。手がけているのは「ライフガード」をはじめ多くの清涼飲料の製造・販売をする株式会社チェリオコーポレーション。商品誕生のきっかけは?開発にかけた思いは?代表取締役社長の菅大介氏にスタッフがお話を伺いました。

株式会社チェリオコーポレーション 代表取締役社長の菅大介氏
―チェリオコーポレーションの沿革をお聞かせください。
菅 1961年に「セブンアップ飲料関西株式会社」という海外飲料のフランチャイジーボトラーからはじまり、その後、中部や沖縄へと展開が広がっていきました。そこから父の代で自社飲料の開発を始めたんです。もともとあった「チェリオ」という商品名をブランド化し、その下に「セーフガード」や「スイートキッス」、「ライフガード」などの商品を展開。自動販売機を工場の周りに設置し、子ども達がお小遣いで楽しめるように、ペットボトルも缶も100円で販売し、シェアを拡大してきました。
現在は清涼飲料水の製造から自動販売機のオペレーション、販売まですべて自社で完結。近年は、ペットボトルの製造も自社で行っています。さらに回収した使用済み容器をリサイクルに回すという、サーキュラーエコノミーに近い形で事業を運営しています。
―いつ頃から会社を継ぐことを意識されていたのでしょうか。
菅 創業した祖父の時代から父へと引き継がれ、子供のころから家業として身近にありましたから、何となくいつかは……という思いはありましたが、特に意識していたということはなかったですね。 僕は東京の大学を出て、アメリカのビジネススクールへ留学させてもらいましたが、そこで日本ではわからなかったたくさんのことを学び、感じ、素晴らしい人たちと出会うことが出来ました。こういう経験ができることをありがたいと感じた時に、改めてこれもチェリオという会社があるからこそと感謝しました。「自分にできる恩返しは何だろう」と考え、自分が得た学びや人間関係を共有しながら仕事をすることで、新しい世界観を提供できるのではないかと思いました。“会社を継ぐことを意識した”時期を強いて挙げるとしたら、この頃でしょうか。それで帰国後、父から声を掛けてもらったタイミングで入社。当時不採算だった部門の再建からはじまり、採用・人材育成、新工場の建設や管理手法のアップデートなどに携わってきました。

瓶入り炭酸飲料として誕生した「チェリオ」は今年でなんと60周年!
―アメリカではどんなことを学ばれていたのですか?
菅 日本の大学で地域文化研究、特にハワイの先住民族の主権回復運動について学んだ後、スタンフォード大学のビジネススクールに進みました。マイノリティについて学んでいた自分がアメリカでは、自らマイノリティとして過ごす中で、多様性からイノベーションが生まれるという考え方に深く感銘を受けたんです。
その経験から画一的な価値観に囚われず、もっと立体的に、一人ひとりの特性が活きる社会にして、そこからイノベーションを起こせるといいなという思いで経営しています。
―そのほか、経営する上で大切にしていることはありますか?
菅 会社を継ぐ時に父からは「社員を幸せにしてやってくれ」「人はそれぞれいいところがあるから、そこを見て一緒に成長していくという気持ちで経営をしなさい」、という教えを渡されました。これは経営者として最も大切にしていることの一つです。 私たちのような小さな会社こそ「想像力」が大事だと考えています。「おいしい、たのしい、あたらしい」をモットーに、“楽しい物語”や“新しい要素”を付加価値とした他にはない飲料をつくっていく。そして、品質を追求し、再現性を持って継続していくことを大切にしています。そのため、設備への投資は惜しまず、最新鋭のものを導入しています。そうやってテクノロジーをうまく活用することで、“人間にしかできない仕事”に集中して取り組める環境づくりができると考えています。

7つのビタミン&アミノ酸、はちみつ、ローヤルゼリーを加えた
機能性炭酸飲料「ライフガード」。
微炭酸なので、炭酸が苦手な方でも飲みやすい。
―主力商品「ライフガード」は、エナジー系炭酸飲料の先駆け的な存在だとか。
菅 1986年に父が開発した飲料で、当時から「超生命体飲料」という商標を取得し、“超生命体飲料 ライフガード”として展開しています。エナジー系炭酸飲料の先駆け的な商品でした。清涼飲料のカテゴリーでは、おそらく最初にビタミンとアミノ酸をしっかり入れた微炭酸飲料だと思います。
ビタミンとアミノ酸がそれぞれ7種類ずつ入っていて、蛍光のようなキレイな黄色をしています。この色は、ビタミンB12の自然由来の色なんですよ。合成着色料は一切使用していません。甘みには蜂蜜を使って、すっきりとしていながらもコクのある味わいに仕上げています。
―迷彩柄のラベルデザインも特徴的ですね。
菅 この迷彩柄は、車の塗装を手がけるアーティスト“ピンストライパー”の小林誠さんに描いてもらったものです。ライフガードには「ウサダー」というウサギのキャラクターがいるのですが、この迷彩のなかにはウサダーのシルエットが隠されているんですよ。ボトル底面にもウサダーの刻印があるので、ぜひ探してみてください。

アメリカに古くからある表現技法ピンストライプで描かれた「ライフガードカー」。
筆を使いフリーハンドで描かれた細い線は、あまりにも精巧でプリントのよう。
“すべて手描き!”というこだわりもチェリオらしい。
―そんな遊び心が!
菅 ラベルを剥がしていただくとわかるのですが、ペットボトルの側面には蜂の巣のようなハニカム構造の凹凸があります。持ちやすさを意識しつつ、原材料として使用している蜂蜜にちなんだモチーフを取り入れました。
実は、ボトル全体をラベルで覆う「フルシュリンク」を採用したのは国内では当社が初めてなんですよ。以前のボトルは緑色でしたが、環境問題で日本のボトルはすべて透明に変わったんです。紫外線に当たると大事な成分であるビタミンが壊れてしまうため、対策としてボトル全体をラベルで覆いました。ビタミンの保護が目的でしたが、ラベルのインパクトとデザイン性が話題になり、売上増にも貢献しました。デザインは何度か変わっているのですが、味そのものは40年間変えずにずっと続いてきたロングセラー商品です。
―2021年には新たなシリーズ「CBDX」を発表されましたね。
菅 「CBDX」では、CBD(カンナビジオール)を配合した次世代飲料を展開しています。CBDは大麻草から抽出・製造されたもので、リラックス効果が期待される自然由来の成分として世界から注目を集めています。WHOも中毒性や毒性がないと認めていて、サプリメントなども販売されています。もちろん、違法な成分は含まない安心安全な成分です。 実は大麻って、日本では縄文時代から活用してきた歴史があって、神社の綱や横綱の綱、白川郷の茅葺き屋根の材料としても使われてきた、日本古来の素晴らしい植物なんですよ。

シリーズ第一弾の「CBDX」は、
飲むだけでリフレッシュできるCBD20mg配合の微炭酸飲料。
フルーティーハーブのフレーバーが爽やか!
―誕生のきっかけは?
菅 当時、コロナ禍で在宅勤務が増え、多くの人がストレスを抱えるなか、飲料業界ではエナジードリンクばかりが発売されていました。「ストレスがたまっているのに興奮させる飲み物ばかりでいいのか」という疑問から、ウェルネスやウェルビーイングを意識した商品を作りたいと考え、自然由来のやさしい成分を活用したいと思い、CBDに着目しました。
―「Beauty Sleep CBDX」はどんな飲料なのでしょうか?
菅 CBDXシリーズの第二弾です。CBDのほかに、ストレスの緩和などさまざまな健康効果が期待されるGABAや100億個の乳酸菌、女性に不足しがちなビタミンDなどを配合した微炭酸飲料です。“Beauty Sleep”とはアメリカでよく耳にした言葉で、美しさを保つため、あるいは健康を維持するための質の高い睡眠という意味があります。

「Beauty Sleep CBDX」は、CBD30mg配合。すっきりとした味わいで飲みやすい!
―どんな方に飲んでいただきたいですか?
菅 疲れがとれないと感じる方や、季節の変わり目の体調が心配な方におすすめです。夜、お風呂上がりや寝る前に飲んでいただきやすいよう、185mlの飲みきりサイズにし、1本あたり26kcalと低カロリーに抑えました。2026年秋頃には、さらにバージョンアップした内容でリニューアル発売する予定です。
―最後に、今後のビジョンについてお聞かせください。
菅 私たちはマーケットシェア1%にも満たない小さな会社ですが、年間2〜3億本の飲料が売れています。それだけ多くのお客様と“接点”があるということです。その接点にどんなメッセージを乗せていくかが大切だと思っています。たとえば、当社が製造・販売する天然水には、レインボーデザインを施しています。ここに込めたのは、“多様なアイデンティティを尊重する”という思いです。我々が目指すのは「一人ひとりがありのままで活躍し、活力を生み出していけるような社会」。飲料を通じて日本を元気で、人間性豊かな国にしていきたいと考えています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました!

「ライフガード」(500ml×24本)」
価格:¥3,360(税込)
店名:チェリオオンラインショップ
電話:0120-675-526(9:00~17:00 土日祝日除く)
商品URL:https://www.cheerio-shop.jp/p/item-detail/detail/i1.html
オンラインショップ:https://www.cheerio-shop.jp/

「Beauty Sleep CBDX<15本セット>」(185ml×15本)
価格:¥10,500(税込)
店名:CBD Square(CBDX)
電話:0120-675-526(9:00~17:00 土日祝日除く)
オンラインショップ:https://www.cbdsq.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
菅大介(株式会社チェリオコーポレーション 代表取締役社長)
1981年大阪府生まれ。2005年東京大学卒業。2007年米国スタンフォード大学修士課程修了。2008年にチェリオグループ(新人物往来社(当時))に入社し、2020年にチェリオグループ3社代表取締役社長に就任。LGBTQの権利および認知の向上に関する活動を積極的に支援しており、東京レインボープライドには2014年より協賛、2015年から11年間単独トップスポンサーとして日本を代表するプライドイイベントを牽引、日本各地のプライドイベントをサポートするなど多様性の推進に向けて取り組んでいる。
<文/野村枝里奈 MC/田中香花 画像協力/チェリオコーポレーション>