おいしくて体にも環境にもやさしい!日本初ヴィーガンのカップラーメンと在来種の紅大豆を使った甘納豆

2023/10/24

体にいいのはもちろん、環境にもやさしい食品を食べたいと思う人が増えてきました。今回、編集長のアッキーが気になったのは、オーガニック食品を取り扱っている「株式会社風と光」。注目が集まるオーガニック食品の最前線にいる、代表取締役社長の辻信行氏にスタッフがお話を伺いました。

株式会社風と光 代表取締役社長の辻信行氏

―株式会社風と光の創業の経緯を教えてください。

 会長であり、私の父である辻明彦が、2009年に創業しました。父は大学を卒業して就職しましたが、食の世界へ興味を持ち、中華料理店に転職。そこで料理修行をして、ラーメン店を開店します。ジャズを流す異色のラーメン店として、音楽雑誌にも取り上げられ、人気になりました。当時はヒッピー文化が隆盛で、その店にもたくさんのヒッピーが集まりました。父は自然食品、有機農業、シュタイナーなどを知り、化学調味料を使うラーメンに疑問をいだくように。その後、自然食品を扱う会社に転職をし、36年間働くことになりました。子会社時代を経て2009年に独立し、株式会社風と光を創業したのです。オーガニックやこだわりの食品を企画販売しています。

創業時より応援している、奄美群島の喜界島。
「喜界島をオーガニックアイランドに」という考えのもと、活動をしています。

―社名の由来を教えてください。

 大地を巡る風のように、命を育む光のように、そんな存在に近づきたいと思って名付けました。どちらも本来、国境、階級、人種などの隔たりを越えて、行き渡ってゆくものです。私たちも、オーガニック食品の普及を通して、風や光のような自然のあり方に見習いたいと思っています。

―辻社長は2023年に代表取締役社長に就任しました。

 元々、父の会社を継ぐつもりはなく、父とは違う分野、民俗学を大学院で研究していました。ただ、父が2019年に体調を崩したことをきっかけに、会社のことを改めて見つめ直しました。私が研究の一環で訪ねた日本各地の離島では、「オーガニック」や「無添加」といった言葉が広まる前の、伝統的な食文化の世界が残されていました。その世界は「オーガニック」や「無添加」とも親和性が強く、ならばそれを商品の中でさりげなく表現していくのも面白いと考え、2019年に入社。2023年に代表取締役社長に就任しました。

実験農場がある山形県川西町。人気商品「紅大豆甘納豆」は、川西町で栽培している紅大豆を使っている。

―今回紹介する「紅大豆甘納豆」はどのような商品ですか?

 紅大豆の産地である山形県川西町には、弊社の実験農場があり、小麦、そば、ハト麦などを栽培してきました。あるとき、地元のおばあちゃんたちが真っ赤な豆を干しているのです。聞いてみると、在来種として大切に作り継いで来た大豆とのこと。この豆で町おこしができないかと、地元の人と協力して作ったのが「紅大豆甘納豆」です。

やさしい甘さで、シニアから小さい子どもまで食べやすい「紅大豆甘納豆」。おやつにぴったり!

―完成するまでにご苦労がありましたか?

 豆の風味を生かした、やさしい味の甘納豆ができないかと思ったのですが、紅大豆は甘納豆にするのが難しい豆でした。さらに、せっかくなら、弊社で応援している奄美群島・喜界島の粗糖を使いたいと、考えました。こくとうま味があり、現地では「味醂いらず」と言われるおいしさです。ただ、粗糖は水分が多くて甘納豆には向かない素材でした。

この二つをどうにか組み合わせられないかと、甘納豆作りのスペシャリスト、北海道の旭川食品さんにお願いして、試行錯誤を重ねてようやく完成しました。

―お客様の反応はどうでしたか?

 おかげさまで、とても人気が出ました。実は、全国展開をしているドリンクの宅配メーカーさんが販売してくださっていた時期もありましたが、大人気で生産が追いつかない事態に。大量生産ができるものではないので、今は、弊社のネットショップや自然食品を販売するお店などで販売しています。

日本茶はもちろん、コーヒー、紅茶にも合います。手軽なサイズで持ち運びもOK。

手に取りやすいように、パッケージをかわいくし、食べ切りサイズの40gにしたのも良かったかもしれません。まずは、気軽に手に取る、食べてみたらおいしい、リピーターになる、こんなサイクルになるといいなと思います。紅大豆のポリフェノールも摂れ、おやつだけど罪悪感を感じない人が多いようです。

―「有機ヴィーガン醤油ラーメン」はどのような商品ですか?

 原材料に動物性原材料を使わないヴィーガン、さらに、お湯を注ぐだけで完成するカップラーメンです。使っている原材料はオーガニックにし、容器はプラスチックではなく、環境に配慮した紙製です。熱湯に耐える紙を見つけるのに、苦労しました。
そして、一番の特徴はやはり麺です。稲庭うどんの匠、神室のめぐみさんにお願いし、試作と試食を繰り返して完成しました。ヴィーガンの食品は物足りないと思われがちですので、麺の存在感にこだわり、太めでコシがあるものにしました。時間をかけて低温乾燥した有機のノンフライ麺です。

麺、スープ、ねぎ、わかめがセットになった、「有機ヴィーガン醤油ラーメン」。熱湯をかけて3分待つだけ。

父が以前にラーメン店をしていたとお話ししましたが、その時からオーガニックのカップラーメンを作りたいと思っていたようです。半世紀を経て、ついにその夢が実現しました。

―お客様の反応はどうでしたか?

 カップラーメンを食べたいときは、気持ちがやさぐれていることもありますよね。深夜なのに仕事に追われていたり、うまくいかないことに直面していたりすると、ジャンクなものが食べたくなる。そんなときは、体に優しい「有機ヴィーガン醤油ラーメン」の出番です。「カップラーメンを罪悪感なく食べられるなんて、うれしい」「味が物足りないかなと思ったら、スープも麺もしっかりしていて食べごたえがある」という、お客様からのお声をいただいています。また、「興味があるヴィーガンを手軽に体験できた」とのお声もありました。

麺は太めで、コシがあります。醤油味のスープとの相性もいいです。

―今後の展望は?

 代表取締役社長に就任したばかりですが、やりたいことを三つご紹介します。まずは、「カジュアルオーガニック&ヴィーガン」。今回紹介したようなカップラーメン、人気のレトルト食品などのように手軽に食べられるものを、もっと増やしていきたい。「今日のランチだけ」など、お試しのヴィーガンでもいいと思います。それから、毎日使う、調味料にも力を入れたい。まずは、手軽に使える調味料だけをオーガニックやヴィーガンにしてみることを提案したいところです。

二つ目は、「アレルギー対応食品」。弊社には「28品目不使用カレールゥ」という商品がありますが、アレルゲンになる28食材を使用していないカレールゥです。アレルギーをお持ちの方も、家族と一緒においしく食べられる食品を増やしていきたいです。

そして、三つ目は、「おいしい利他食品」。オーガニック食品を選ぶことは、自己の健康を実現することはもちろん、原料の生産地や製造・加工に携わっている地域を活性化し、自然環境の保護にも直結します。私たち自身も地域の一員であり、自然の一部なのですから、その意味で、究極の利他と究極の利己はつながっています。とは言え、オーガニック食品は「頭3割、舌7割」。おいしいと思わなければ長続きできません。「おいしい利他食品」の実現を目指して、日々の仕事に邁進していきたいと思います。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました。

「紅大豆 甘納豆」(40g)
価格:¥248(税込)
店名:自然食品オンラインショップ『風と光』
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kazetohikari.net/p/item-detail/detail/i202.html
オンラインショップ:https://kazetohikari.net

「有機ヴィーガン醤油ラーメン」
価格:¥540(税込)
店名:自然食品オンラインショップ『風と光』
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kazetohikari.net/p/item-detail/detail/i206.html
オンラインショップ:https://kazetohikari.net

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
辻信行(株式会社風と光 代表取締役社長)

1989年神奈川県生まれ。中央大学大学院博士後期課程で民俗学や宗教学の研究者として研鑽を積んだのち、2019年に入社。2023年に同社代表取締役社長に就任。NPO法人東京自由大学運営委員長、法政大学沖縄文化研究所国内研究員、中央大学人文科学研究所客員研究員を兼任している。

<文・撮影/大橋史子(ペンギン企画室) MC/石井みなみ 画像協力/風と光>

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