瀬戸内海・播磨灘直送の高級ちりめんじゃこはミネラルたっぷり。お料理にも酒の肴にもオールマイティ

瀬戸内海・播磨灘直送の高級ちりめんじゃこはミネラルたっぷり。お料理にも酒の肴にもオールマイティ。

2022/06/01

ふっくらやわらか食感が人気の天晴水産の「あっぱれちりめん」。丼やお茶漬けにしたり、料理にトッピングしたりと大活躍です。この度、ちりめんじゃこがたっぷり入った「食べるラー油」も新発売。編集長アッキーこと坂口明子が注目したこの製品のおいしさの秘密を製造元、天晴水産株式会社の代表取締役、森一成さんに取材スタッフが伺いました。

天晴水産株式会社 代表取締役の森一成氏
天晴水産株式会社 代表取締役の森一成氏

―「あっぱれ」とは、聞くだけで元気になれそうな社名です。

 当社は私の祖父の代から瀬戸内海の家島群島の1つ、坊瀬島で「若栄丸」という屋号で漁業を営んできました。その後、水産加工卸業に進出して約50年になります。2004年に社名を「天晴水産」にしました。“天が晴れ、水を産む”という意味の威勢がいい社名で気に入っています(笑)。2011年には工場を新設して鮮魚のほか水産加工品を製造販売しています。

播磨灘産のちりめんじゃこは、品質のよさから市場で高値で取引されている。
播磨灘産のちりめんじゃこは、品質のよさから市場で高値で取引されている。

―瀬戸内海で獲れるちりめんの特徴は?

 「あっぱれちりめん」は家島群島、坊瀬島の周辺で獲れた片口いわしの稚魚を使っています。ここは瀬戸内海の播磨灘と呼ばれる地域です。皆さんは瀬戸内海は内海なので穏やかというイメージがあるかと思いますが、有名な鳴門海峡の「鳴門の渦」でわかるように太平洋との海面差で海流が強く、意外にシケが多いのです。明石海峡、鳴門海峡、備讃瀬戸の荒潮のまん中で育つ魚は身がしまり、旨味が詰まっているのが特徴です。ですから昔から播磨灘産のちりめんじゃこは東京の中央卸売市場では高値で取引されています。

―ブランド品なのですね。どのように作るのですか?

 獲れた稚魚を鮮度の高いまま運び、磁気処理水の貯水タンクを通し茹でます。この水もいろいろ試していい水質にしています。味つけは塩のみです。当社は「忠臣蔵」で有名な塩の名産地、赤穂市の同じ瀬戸内海で育てられた塩が1番合うと、長年の結果で出た答えであり、塩を1つ選ぶ際もニガリが強すぎるとちりめんに苦みが出るので塩も厳選し、ほどよい塩加減にしています。塩だけで味つけして何も加えていないのでちりめんの味が引き出され自然の味わいになります。その後、乾燥させてマイナス6度で冷蔵します。この冷蔵温度も私がいろいろ試した結果の管理方法なのですよ。

ご飯にのせて簡単じゃこ丼はランチにぴったり。
ご飯にのせて簡単じゃこ丼はランチにぴったり。
サラダにトッピングしても。
サラダにトッピングしても。

―ちりめんじゃこはお料理に何でも使えて重宝しますね。

 カルシウムが手軽に摂れるのがちりめんじゃこです。温かいご飯の上にのせたり、お茶漬けに入れたり、おにぎりの具にしてもちらし寿司や炒飯に混ぜても、サラダに加えてもいいですね。大根おろしの上にのせてしょうゆやポン酢をたらせば、ビールなどのおつまみになります。私は温かいご飯にちりめんといっしょにいろいろなものを混ぜて食べるのが好きですね。たくあん、梅干しもいいですが、刻んだ大根の葉を入れるとおいしいですよ。

新発売の「食べるしらすラー油」右が「じゃこ辛・激辛」。左が「じゃこ辛・甘辛」
新発売の「食べるしらすラー油」右が「じゃこ辛・激辛」。左が「じゃこ辛・甘辛」。

―今回、食べるラー油が新発売になりました。

 当社のしらすちりめんを使って何かできないかと考え、ちりめん仕立ての食べるラー油を作りました。2021年の12月に発売したばかりです。うちで作るのですからちりめんじゃこはもう、贅沢にたっぷり過ぎるほど入っています(笑)。最初、「じゃこ辛 激辛」を作りました。社内や家族など食べてもらって、味が決まったのですが、試食した中に「辛いのは苦手」という人がいてじゃあ、甘めも作ろう(笑)と、辛さを控え目にした「じゃこ辛 甘辛」を作りました。こちらもご飯の友や冷や奴にのせるなどして食べていただくほか、酒の肴としても最高です。兵庫県播州地方は酒どころでもあり、日本酒によく合います。日本酒好きな人に試してもらいましたが「これはいい!」と大好評でしたよ。

日本酒に合う「食べるしらすラー油」。豆腐の上にのせて一味違う冷ややっこにしても。
日本酒に合う「食べるしらすラー油」。豆腐の上にのせて一味違う冷ややっこにしても。

―家島群島の坊瀬島にも行きたくなりました。

 ぜひ来てください。人口2,000人ちょっとののどかな漁村で、島巡り、釣り、海水浴が楽しめます。私は長く漁場にたずさわってきましたが、今後は海の環境を守ることや漁業のあり方など、食の問題を考えていかないといけないと思っています。いつまでもおいしい海の幸を味わうためには日本全体で考えていけたらいいと思っています。

―おっしゃる通りです。本日はありがとうございました。

「四十四島のあっぱれちりめん・食べるしらすラー油じゃこ辛(激辛・甘辛)」

「四十四島のあっぱれちりめん(100g)・食べるしらすラー油じゃこ辛(激辛・甘辛)(各100g)」
価格:
四十四島のあっぱれちりめん ¥520(税込)
食べるしらすラー油じゃこ辛 ¥640(税込)
店名:天晴水産
電話:0120-840-378 079-247-1137(9:30~17:00 水・日休)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:
http://apparesuisan.shop-pro.jp/?pid=88215504
http://apparesuisan.shop-pro.jp/?pid=166877208
オンラインショップ:http://www.apparesuisan.shop-pro.jp/

<Guest’s profile>
森一成氏(天晴水産株式会社 代表取締役)

昭和42年兵庫県姫路市家島町坊勢生まれ。12歳から家業を手伝い魚に触れる毎日を送りながら高校を卒業すると同時に正式に入社し、十数年の経験を超え平成11年に代表取締役社長に就任。
播磨水産加工業組合組会長、家島観光事業組合副組合長、播磨フード・ラボラトリー代表、姫路商工会議所マスターズ会員。

<文・撮影/今津朋子 画像協力/天晴水産>

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