
アスリートも納得の技術でビジネスマンをサポートする「コアエナジー ビジネス&カジュアル(ビジカジ) ベルト」
2025/06/23
今回編集長アッキ―こと坂口明子が気になったのは、日本のプロ野球選手の約700名もが使っているという野球ベルト。その技術を応用した一般の方向けベルトも発売されたとか。コア・テクノロジー株式会社 代表取締役CEOの横井隆直氏に、取材陣がお話を伺いました。

コア・テクノロジー株式会社 代表取締役CEOの横井隆直氏
―横井代表のご経歴からお聞かせください。
横井 名古屋生まれ名古屋育ち。祖父が創業した株式会社白鳩2代目の息子に生まれました。地元の高校を卒業後は大阪の大学に進学。サークル活動や趣味にいそしむうち、4年で卒業できない事態に陥りました。車が好きだったので、自動車整備士になろうかと口にした私に、父は初めて言いました。「お前は会社を継ぐんだぞ」と。
それまで、自身が3代目という立場を潜在的にわかっていたものの、両親からは一度も言われたことがありませんでした。自由にのびのびと育ててくれたんです。しかし、その父の言葉で腹をくくりました。
英語ができず苦労をした経験のある父が、アメリカの大学に行くなら学費を出してやると言ってくれたので、大阪の大学を中退してアメリカのカレッジに入学し、英語を習得。日本に戻り、お取引先である澤村株式会社で4年間修業を積んだ後の2003年、株式会社白鳩に入社しました。
―入社時のお気持ちや入社後取り組まれたことは?
横井 一度やろうと決めたことはとことん続けられる性質。祖父が創業して父が継いだ会社ですが、社内外のとても多くの人に支えられてきたという重みを感じました。会社の基盤を最低でも維持、できるだけ成長させることが私の務めだと、今でも思っています。
入社当時の白鳩は、経営基盤がしっかりしていて資金も潤沢な、良い会社でした。だけど、社長である父がすべて1人で決めていました。社員は言われたことをきちんとできる人たちでしたが、言われたことだけをするという風に育ってしまっていました。私は基本的に人が好きな性分だったので、社員みんなで会社を盛り上げたいと思ったのです。
入社からの20数年、がむしゃらにいろいろやってきました。内部統制から働き方改革、分社化など、時間はかかりましたが、個人経営の会社から組織へと変化できたのではないでしょうか。おかげさまで社員数は数倍、売上や利益に関しては数十倍と成長できました。
社内に優秀な人材がたくさんいて、その人たちがどんどん会社を良くしてくれました。社外での出会いにもとても恵まれて、多くの人に助けてもらってきました。私の役回りは、人との調和を図るとか、社内の空気を良くするとか、いかに団結して一枚岩で闘える状態を作るか、そういうことだと思っています。
―コア・テクノロジーの成り立ちと主力商品についてお聞かせください。
横井 株式会社白鳩のグループ会社として設立しました。白鳩は、日本で初めて民生用マスクの開発・販売を始めた会社。1950年に私の祖父が、ヘアネットの製造を始めたのがスタートです。
ガーゼマスクに始まり、カゼ予防用マスク、花粉症用マスク、不織布マスク、ノーズパッド付きマスク、ポリウレタンマスクと、時代の移り変わりとともに新商品を開発しながら、マスクを主軸として事業を行っています。長い歴史の間には、衣服、警察や消防の制服なども作ってきました。その繊維や縫製の知識と技術を生かして、スポーツベルト「コアエナジー」を企画・販売しているのがコア・テクノロジー株式会社です。
「コアエナジー」は、野球用からスタートしました。コルセット感覚で体を支えるサポーターのようなベルト。私たちは、伸縮性の高い生地を独自開発しました。この「コアメッシュ」で作られたベルトが、体に密着するようにフィットして、体幹・骨盤を安定させ、インナーマッスルをサポートします。
アマチュアからプロまで実に多くの野球選手にご愛用いただいています。現在はアメリカの子会社で営業活動をしていますが、MLBの30球団すべてに出入りさせてもらえているのは商品力だと自負しています。
2024年にはゴルフベルトを発売。「腰の安定感が歴然」「体幹を意識した安定したスイングができるようになった」など嬉しいお声をいただいています。

プロ野球全12球団700名もの選手に愛用されているという「コアエナジー 野球ベルト」。
―その技術を応用した一般向けの商品が「ビジネス&カジュアルベルト」ですね?
横井 コアエナジーの体幹サポート機能と、ビジネスシーンにも使えるデザイン性を両立させたものです。趣味などでスポーツをされている方にはもちろん、そうでない方でも腰痛の予防になると使われる方がとても多いです。デスクワークが多い、長時間同じ体制でいる、体を使う重労働をされている方などにおすすめです。

アスリート向けに独自開発したサポート生地を使った一般向けベルト。
―商品のこだわりを教えてください。
横井 完全オリジナル製品である点でしょう。生地から開発し、ベルトを作るための機械も、自社で設計しています。剣先には国産牛皮革「姫路レザー」を使用。ブラックとブラウンの2色展開で、オフィシャルなシーンにもカジュアルにもお使いいただけるのではないでしょうか。

使うほどに風合いが出てくる「姫路レザー」を使用し、フォーマルな場にもマッチ。
―使われる方への想いをお聞かせください。
横井 野球選手やゴルフプレーヤーなど、たくさんのアスリートにご愛用いただいており、ドクターとの共同研究でも、非常に実用的で、アスリートのパフォーマンス向上やスポーツ障害予防に期待できるという結果が出ています。このベルトを通じて、腰痛が改善したり、日常生活が少し快適になったりという幸せをお届けできたら私も幸せです。実はこの商品、最も売れるのは春。進学や就職など、新生活のお祝いとして贈られることが多いようです。お母さんから息子へ、妻から夫へなどの贈り物にしていただけたら嬉しいです。
―今後の展望をお願いします。
横井 ベルトがユニフォームの一部として使われるスポーツって、実はゴルフと野球くらいなんです。しかし、どんなスポーツでも体幹の重要性や腰のサポートが大切なことは不変です。ベルトというアイテムにとどまらず、様々な競技においてケガ予防やパフォーマンス向上のお手伝いができる商品「コアエナジーX」が完成しました。世界に通用する技術、商品だと自信を持っていますので、世界中の人に届けていきたいと思っています。

体幹&腹圧サポートでポテンシャルを引き出す、ベルト一体型インナー「コアエナジーX」。
―素晴らしいお話をありがとうございました!

「コアエナジー ビジネス&カジュアル(ビジカジ) ベルト」
価格:¥10,780(税込)
店名:コアエナジー公式オンラインショップ
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://coreenergy.jp/products/cgb0308
オンラインショップ:https://coreenergy.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
横井隆直(コア・テクノロジー株式会社 代表取締役CEO)
1974年愛知県生まれ。1999年に株式会社澤村に入社し、約4年半の修業期間を経て2003年に株式会社白鳩に入社。2015年7月に同社代表取締役に就任し、同年10月にコア・テクノロジー株式会社の代表取締役にも就任。アメリカにおけるコアエナジーベルトの事業展開を加速させるため、2023年8月に家族で米国に移住し活動中。
<文/植松由紀子 MC/藤井ちあき 画像協力/コア・テクノロジー>