宮城県「宮城ふるさとプラザ」で見つけた「霜ばしら」「九重」「笹かまぼこ」「白石温麺」

宮城県「宮城ふるさとプラザ」で見つけた「霜ばしら」「九重」「笹かまぼこ」「白石温麺」

第47回目は宮城県「宮城ふるさとプラザ」で見つけた「霜ばしら」「九重」「笹かまぼこ」「白石温麺」です。

●宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」

こんにちは、日本全国お取り寄せ手帖Web編集長の坂口明子です。
全国アンテナショップのご紹介、第47回目は、池袋にある「宮城ふるさとプラザ」から、“うめがす。パート1”として、仙台市、白石市の名産を中心にご紹介します!

仙台というと、「青葉」を連想するのは、井上ひさし作『青葉繁れる』の小説の印象だと思っていましたが、それ以前の明治時代の唱歌に「桜井決別の歌」というのがあって、その出だしが「青葉茂れる桜井の~」だったことを、今回調べてわかりました。明治時代から青葉が美しい町ということなのでしょうか。私は一度だけ訪れたことがありますが、その時はイベントのため駅と会場の往復で終わってしまっていたのが残念です。それでも駅のショッピングエリアで、牛タンや笹かまを購入し、ずんだシェイクをいただいたのを思い出します。そんな美味しい思い出をもとに、池袋駅東口近くの「宮城ふるさとショップ」へ出かけました。

●宮城県のおすすめ「霜ばしら」

延宝3年(1675)、仙台藩 第四代藩主 伊達綱村の招きで近江の国(滋賀県)から御用御菓子司として開業したという老舗の御菓子屋さん、「九重本舗玉澤」の冬季限定の銘菓『霜ばしら』を見つけました。販売期間は10月から翌年4月まで。お取り寄せもできますが、手作りのため、予約から日数がかかるようなので、要注意です。

霜ばしら/株式会社 九重本舗玉澤

「霜ばしら」
▶価格 2,160円/約40枚入り(税込)
賞味期限 3ヶ月
▶製造者 株式会社 九重本舗玉澤
▶URL https://tamazawa.jp/

桜色に店舗の紋様が入ったシンプルな包装紙。開けると、レトロな雰囲気の鮮やかな缶が登場。

レトロな雰囲気の鮮やかな缶が登場
蓋を開けると、白いさらさらの粉に何かが見えます

蓋を開けると、白いさらさらの粉に何かが見えます。

白い粉はもち米を原料とした「らくがん粉」だそう。ここから手でお菓子をつまみだそうとしましたが、つまむと折れるような触感。そこで、いったん粉をボウルに開けました。

すると中には、繊細な霜柱のような飴菓子がぎっしり。40枚入っています。

中には、繊細な霜柱のような飴菓子がぎっしり

縦に細い糸のような飴がぎっしりふわっと固まっています。

縦に細い糸のような飴がぎっしりふわっと固まっています

口に入れると、サクサクッと軽く溶ける飴菓子。

湿気や衝撃に弱い繊細なお菓子。ほんとうに霜柱のよう。上品な甘さと触感はこのお菓子ならでは

開封後は冷蔵庫に。湿気や衝撃に弱い繊細なお菓子。ほんとうに霜柱のよう。上品な甘さと触感はこのお菓子ならでは。おみやげには最適です。

●宮城県のおすすめ「九重(ここのえ)」

「霜ばしら」を扱う「九重本舗玉澤」の店名にもなっているのが、「九重(ここのえ)」。明治34年(1901)、明治天皇の仙台行幸のおりに献上したお菓子で、お供の東久世道禧公より万葉の古歌にちなんで命名されたとか。柚子の香りの小さな玉で、お湯を注いでいただくものです。私にとっては明治生まれの亡き祖母の大好物で、祖母の家に行くとなぜかいつも茶箪笥にあったなつかしいお菓子。仙台に親戚とかはいないのですが…。なぜ常備されていたのか、母も亡くなった今ではもう聞く術がありません。お湯を注ぐとふんわり黄色い粒が浮かんで、ほのかに甘くていい香りが漂います。

九重/株式会社 九重本舗玉澤

「九重」

▶価格 648円/120g入り(税込)
▶賞味期限 3ヶ月
▶製造者 株式会社 九重本舗玉澤
▶URL https://tamazawa.jp/

開けると、ミモザの花のような粒粒、瓶に入れてみました。

ミモザの花のような粒粒、瓶に入れてみました

お湯のみに入れて60~70℃のお湯を注ぎます。目安は九重大さじ2に対してお湯100ml。
左がお湯、右はホットミルクに入れてみました。こちらもおいしいです。

左がお湯、右はホットミルクに入れてみました

お砂糖替わりに、鮮やかな黄色が可愛くてなんだかほっこり。優しい甘さでほっとします。
ヨーグルトやアイスクリームにかけてもいい感じです!

●宮城県のおすすめ「笹かまぼこ」

仙台駅でおみやげを選ぶなら、絶対にはずせないのが「笹かまぼこ」。ここアンテナショップにもいろいろなメーカーのものを扱っています。賞味期限がすぐきれそうでしたが、“心ばかり”というパッケージと“保存料不使用”に魅かれて雀屋本舗横山蒲鉾店のセットを購入しました。

心ばかり/有限会社 雀屋本舗横山蒲鉾店

「心ばかり」
▶価格 1,316円/特製笹かまぼこ中4枚、磯こがね4枚
▶賞味期限 製造日より5日
▶製造者 有限会社雀屋本舗 横山蒲鉾店
▶URL http://www.yokokama.net/

中味は「笹かまぼこ・中」が4個とチーズ入りの「磯こがね」4個。個装されているので、扱いやすいタイプです。

中味は「笹かまぼこ・中」が4個とチーズ入りの「磯こがね」4個

仙台から新幹線で帰るなら、車内でビールといただいたりするのもいいですよね!

器に盛るとこんな感じ

器に盛るとこんな感じ。
「笹かまぼこ」はその名の通り、笹の葉の形。スケソウダラとイトヨリダイなどの白身魚のすり身を手叩きして成型して焼いているとあります。ふっくらしていて、でも噛み応えもあり、優しい味。おいしいです!

「磯こがね」は丸くて可愛い! そして切ると粒々のチーズ入り

「磯こがね」は丸くて可愛い! そして切ると粒々のチーズ入り。デンマーク産のチーズを使用。1枚ずつこんがりと手焼きしているとあります。これが、とってもおいしいです!! チーズ入りかまぼこはよくありますが、チーズとかまぼこが一体化していて、笹かまぼこよりふんわり。「心ばかり」のセットは撮影した後、冷蔵庫に入れておいたら、賞味期限を心配する間もなく、なくなっていました(笑)

●宮城県のおすすめ「白石温麺」

400年ほど前、親孝行の息子が胃病を患ったお父さんに作って食べさせたという話を白石城主が聞きつけ、「温麺(うーめん)」と名付けたといわれる「白石温麺」。一般的に温かい素麺のことはにゅうめんといいますが、これは奈良地方が発祥だそうです。「白石温麺」は、普通の素麺より、少し太めで半分の長さ。食べやすい長さになっています。

金印白石温麺/株式会社 きちみ製麺

「金印白石温麺」
▶価格 540円/100g×4束(税込)
▶賞味期限 製造日より約2年
▶製造者 株式会社 きちみ製麺
▶URL https://www.tsurigane.com/

ゆで時間は3分。気軽に作れそう!
冷たくしてつけめんとしてもいただくそうですが、郷土料理としては、あんかけや煮込みが定番です。さっそくあんかけで作ってみることにしました。

郷土料理としては、あんかけや煮込みが定番です

●アレンジレシピ【きのこ温麺】

「白石温麺」はゆで時間が3分なので、先にあんかけのあんを作ります。汁にとろみをつけるのがポイント。かき玉もいいかなと思ったのですが、冷蔵庫に椎茸とえのき茸があったので、きのこ汁にすることにしました! ささっと簡単にできて、満足度も高いので、休日のランチなどにおすすめです! カロリーも低いので夜食にも、どうぞ。素麺より短いので、いただくときに汁が飛ばず、あんかけがほどよい感じでからんでいい感じです。おろししょうがをたっぷりのせて、体も温まります。白石温麺はもちもちしたしっかりした食感なので、あんかけや煮込みにぴったりです。

アレンジレシピ【きのこ温麺】

【材料】 2人分

椎茸・・・1/2パック
えのき茸・・・1/2パック
油揚げ・・・1/2枚
めんつゆ・・・60㎖
みりん・・・大さじ1
水・・・400㎖
片栗粉・・・大さじ1/2
白石温麺・・・1~2束
おろししょうが・・・大さじ1

【作り方】

① きのこは石づきをとり、食べやすい大きさに切る。油揚げは短冊に切る。
② 鍋にめんつゆ、みりん、水を入れて火にかける。煮立ったら、①を入れてしばらく煮込む。
③ きのこに火が通ったら、片栗粉を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。
④ 白石温麺を沸騰した湯で3分ゆでたら、水洗いし、ざるに上げて水気をよく切ったら③に加える。
⑤ 再び煮立ったら、器に入れ、おろししょうがをのせる。

<アンテナショップ>
●「宮城ふるさとプラザ」

宮城ふるさとプラザ外観

住所 東京都豊島区東池袋1-2-2 東池ビル1・2F(JR池袋駅東口徒歩2分)
電話 03-5956-3511
営業時間 11:00~20:00(物産)
定休日 無休(年末年始を除く)
URL http://cocomiyagi.jp/

※紹介した商品はすべてアンテナショップでの購入時価格です。価格は変更になる場合があります。また、価格がメーカーと異なる商品や時期等によりアンテナショップで取り扱わない商品もあります。

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