編集長アッキーが気になったのが、健康志向の高まりで注目を集めている、南アフリカ原産のルイボスティー。ノンカフェインのお茶なので、カフェインが気になる方にもお勧めです。ルイボス関連商品を多く展開するティーライフ株式会社。とても珍しいルイボス入りのワインも販売されていると聞き、同社代表取締役社長の西上節也氏に取材スタッフがルイボス商品の魅力についてうかがいました。
ヘルシーにおいしく!南アフリカ原産ルイボスティーを使用「プレミアムオーガニックルイボスティー」と「アントオックス メルロー」
2024/03/27
ティーライフ株式会社 代表取締役社長の西上節也氏
―前職はお茶とはまったく関係のない分野だったと伺っています。入社された経緯をお聞かせください。
西上 大学卒業後はずっとアパレル業界に身を置き、前職ではサーフ系スポーツブランドの展開を手掛ける企業の経営に携わっていました。50代になって、自分自身の健康に対する意識が高まり始めた頃に、不思議な巡り合わせでティーライフと出会ったことがきっかけで、ウェルネスの分野にチャレンジしたいと考えるようになり、入社を決断しました。
―社長に就任されてから社風が変わられたとか?
西上 そうですね、社員みんなの服装がカジュアルになったことでしょうか。もともと社風がとてもカジュアルなサーフィンの会社にいたので、服装がまったく違いました(笑)。ティーライフの社風も変わり、以前はスーツにネクタイといった服装でしたが、いまではスウェットやTシャツ姿の社員も増えています。社内で音楽をかけたり、明るい雰囲気づくりをしたりと、以前の雰囲気とは大きく変わりました。
ルイボスはノンカフェインながらポリフェノールやミネラル、SOD(酵素の一種)を含むので美容に関心の高い女性にもおすすめ。
―デジタル化も進められました。
西上 それまでは紙ベースのカタログ通販がメインで電話注文が多かったのですが、私の入社後はデジタル化やグローバル化を進めようと動いてきました。ただ、お客さまの年齢層が高めだったこともあり、いきなり「デジタル化しよう!」と提案しても社内で受け入れられにくい雰囲気で…。ただそのタイミングでコロナが蔓延し、外出がなかなかできないことからWebでの販売が一気に50%も増えました。Web化するのにいいタイミングだったと思います。
―お客様からの声をいただく機会も多いそうですね。
西上 そうなんです。年間4,000通ぐらいのお便りをいただいています。こういうお便りはクレームも多いものですが、本当に8割くらいが喜びの声で。最初はその内容に驚きました。おかげさまで、お客様に喜んでいただけていることを実感しています。手書きでお返事を返すといったやりとりがあるので、固定客やファンが多いのかもしれません。
―ルイボスティーはどのような点に注目されたのでしょうか?
西上 近頃は「ノンカフェイン」といった健康志向のキーワードが強く、ルイボスティーも「健康的」といったイメージを持ってもらえています。おかげさまで大手ECモールをはじめとした通販業界では高いシェアを誇っています。また、当社ではルイボスにオレンジやりんごなどのフレーバーを加えたお茶もご用意しています。フルーティーで飲みやすく身体にいい。本当においしいんですよ。
抽出時間によって、1つのティーバッグから150~800㎖のルイボスティーがつくれる。
たっぷり飲みたい人にうれしいポット用ティーバッグ。
―ギフト需要のほうはいかがですか?
西上 ギフトはこれから柱になると思っていますが、正直追いついていない状況です。現在、ルイボスティーは大袋のご用意のみですが、お客様からも「小袋があれば人にプレゼントしやすいのに」といった声をいただいています。今後はおすそ分けにもぴったりの、ちょっとしたギフト商品も展開していけたらと思っています。
お好みでオーツミルクや豆乳を入れてラテ風にも。すっきりとしたルイボスティーにコクとまろやかさが加わる。
―では続いて、ルイボスワインの魅力をお聞かせください。
ルイボスを使用した健康的なワインを開発。
西上 ルイボスは南アフリカにしか自生しない植物ですが、南アフリカの大学がルイボスを使用した酸化防止剤不使用のナチュラルワインを開発して特許を取得しました。酸化防止剤で頭が痛くなるという人も多いなか、このワインはその心配もありません。ルイボスを使った健康的なワインということで、私たちも自信を持ってお客様におすすめできます。
ルイボスはマメ科の植物。落葉するときに赤褐色になる。
西上 ワインは赤と白の2種類があり、元々は瓶でスタートしましたが、その後アウトドアブームもありもっとカジュアルに飲めるワインとして缶を展開しました。そのまま缶で温めてホットワインもでき、クリスマスシーズンにはとても人気があります。缶1本でグラス2杯分と、サイズ的にもちょうどいいです。
―缶のデザインも印象的ですね。蟻?がついているようですがどんな意味があるのでしょうか?
西上 実はこれ、暗号なんです。酸化防止剤のことを英語で「antioxidant(アンチオキシダント)」というんですが、「蟻=ant」「牛=ox」なので、絵と文字を組み合わせて「antioxidant」と読めます。酸化防止剤不使用ですという意味なんですよ。
洗練されたデザインは若者層に人気。BBQなどの手土産にも喜ばれることまちがいなし。
―そうなんですね!デザインもいい意味でワインっぽくありませんね。
西上 おっしゃるように、カジュアル感を打ち出していると思います。静岡県にはキャンプ場やアウトドアサイトなどが多くて、なかにはルイボスワインを自動販売機の中に入れてもらっているところもあります。最近でこそワインの缶も出てきましたが、発売当時はまだ少なくてうちが走りでした。現在はアウトドアブランドともコラボして、結構シェアが伸びてきています。
―インターネット販売をメインにしていくにあたっての課題は?
西上 やっぱり、新規顧客を取ることですね。カタログからネットに乗り換えてくださる既存のお客様は増えていますが、新規客が増えるかといえば、これはまた別の話です。コロナも収まってきて直接お店に出向いて買い物をしたいという方も増えているので、ネット通販業界全体が足踏みしているように感じます。今後もインフルエンサーの活用やイメージづくりなどをして、若い層に訴えられるようチャレンジしているところです。
メルローと野菜だけのプレートでアペロタイム。ぶどうの果実味が感じられるしっかりとした飲み口。
―今後の展望をお聞かせください。
西上 まさに、ルイボスで日本一を目指すことです。「ルイボスティー=ティーライフ」といったイメージを持ってもらいたいと思っています。夏に向けてルイボスビールやノンアルコールのスパークリングティーなども開発中です。また、アメリカでは意外とまだルイボスの認知度が低いので、今後はアメリカでの販売展開も視野に入れています。
あわせて、日本の地方の物産を掘り起こして海外に展開する事業もすでにスタートしています。良い商品はたくさんあるのに、それをどう海外に展開していけばよいかわからないといった声も多いので、そんな方たちをトータルでサポートできればと思っています。
―すばらしいお話をありがとうございました!
「プレミアムオーガニックルイボスティー ポット用」(4gティーバッグ×30個入)
価格:¥1,454(税込)
店名:ティーライフ
電話:0120-59-8172(平日9:00~19:00、土日祝9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.tealife.co.jp/products/detail/21377
オンラインショップ:https://www.tealife.co.jp
「アントオックス メルロー(ルイボス缶ワイン赤)」(250ml×24本入)
価格:¥21,120(税込)
店名:ティーライフ
電話:0120-59-8172(平日9:00~19:00、土日祝9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.tealife.co.jp/products/detail/11523
オンラインショップ:https://www.tealife.co.jp
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<Guest’s profile>
西上節也(ティーライフ株式会社 代表取締役社長)
1963年大阪府生まれ。関西外国語大学卒業後、BILLABONGなどスポーツアパレルの経営を18年まで行い、日本の横乗りアクションスポーツ市場の拡大に尽力。2019年からウェルネス分野に活躍の場を移し、2020年にティーライフ株式会社の代表取締役社長に就任。新ブランド「TEALIFE+(ティーライフプラス)」の立ち上げや、米国に海外子会社「SENN INC.」を設立するなどして、ルイボス関連商品でNo.1企業を目指す。
<文・撮影/時田涼子 MC/白水斗馬 画像協力/ティーライフ >