第5回 バリ島(インドネシア編)・その2 バリ島の【海辺のシーフードBBQ】

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焼き魚というと日本では塩焼きが一般的ですが、インドネシアでは魚を焼く時、ブンブという調味料(タレ)をぬりながら味をつけて焼きます。(ブンブとは大豆を醗酵させた物に砂糖を加えたケチャップマニスなど基本的な調味料に加えて、生のハーブや唐辛子をすり潰して作るタレ)
インドネシア語で焼くはバカ-ル、魚はイカン、つまり焼き魚は「イカン・バカ-ル」と言います。
この「イカン・バカール」、海産物の獲れる地域なら、インドネシアの色々な地方にある一般的な料理ですが今回はインドネシア有数の観光スポット、バリ島の名物の「イカン・バカール」をご紹介します。
バリで「イカン・バカール」というと家庭や町の飲食店にももちろんあるのですが、バリにはビーチ沿いに店を出しているシーフードBBQの専門店が多くあり、一般的にはこの専門店を指します。

空港から南に車で30分くらい、バリの最南端に近いジンバランという高級リゾートホテルが点在する地域があります。有名なリゾートであると同時にジンバランには昔からのバリの地元の人達の為の魚市場があり、早朝ジンバランに行くと、色とりどりの小さな漁船がその日獲れた魚介を沢山載せて帰って来るのを観ることができます。水揚げされた魚介が豊富に並ぶ魚市場とビーチリゾートがある為、このジンバラン地域の海岸の一角には、シーフードBBQを売るイカン・バカール屋さんが数多く立ち並んでいます。
最初に出来たのは25,6年くらい前で1つの大きな屋根の下で7軒の店が営業しているだけでした。それが次々とBBQを売る店がビーチ沿いにどんどん増えて、
正確に数えた事はありませんが、現在は50軒を越す店があるのではないかと思います。お店の営業方法は入り口に並んでいるシーフードを数種類選び、注文したい量を伝えてオーダーするシステムです。
量はキロ単位で1kいくらという風に値段がついていますが、少人数の場合は食べきれないので、もちろん1/2kgなどと少ない量でのオーダーも可能です。
入り口でオーダーしたら、店の建物内を通って、店の前のビーチに出ます。
ビーチには食事をする為のテーブルがセットされていて、そこに座ってビールなどを飲みながら待っていると、先ほどオーダーしたシーフードが、煙がもうもうとたつ焼き場からココナッツの木で作った炭火で焼かれて運ばれて来ます。
味つけは、大体全部同じタレで味付けしてあるのですが、不思議なことにどれも素材の味とのハーモニーでシーフードそれぞれの味で楽しむ事ができます。
頼んだシーフードと自動的に一緒に運ばれて来るのは、カンクン(空芯菜)をシンプルににんにくで炒めたものや茹でたジャガイモでこれはシーフードを頼むとセットでついて来ます。この3品はお変わり自由のお店も多いです。
このスタイルは50軒を越すお店どこも基本的には同じで、お店によって個性がでるのは、シーフードを焼く時に使う手作りのタレの味。それぞれのお店の個性が出ています。このビーチの「イカン・バカール」はランチタイムから営業していますが、沢山の国内外の観光客や地元の家族連れで賑わうのは夕方。ジンバランは夕陽の名所でもあるからです。海に沈んでいく真っ赤な夕陽を眺めながら、砂浜に座って食べる食事の味は格別で、一度来たらヤミツキになることまちがいなし。その証拠にリピターがとても多いです。

写真のお店はBeach Bali Cafe
写真の料理は2種類の海老とイカをそれぞれ1kgずつ、2種類の魚を1尾ずつ頼みました。

レポーター 浅野曜子

王東順

王東順

テレビ番組プロデューサー・エンタメ思考プロデューサー

フジテレビの黄金時代を支えた名物プロデューサー。 『なるほど!ザ・ワールド』をはじめ、「新春かくし芸大会」「クイズ!ドレミファドン」など時代を動かした多くの人気番組を生み出したヒットメーカー。世界各地の現地取材の際に得た、王道から邪道まで、幅広い世界各国のグルメ知識・人脈を元に、食いしん坊プロデューサーとして日々、新しい情報をキャッチすべく多方面にアンテナを伸ばす。「グルメ is エンターテイメント」を合言葉に、現在も新しい企画やアイディアを四六時中考え生み続けている。

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