こんにちは。フードコーディネーターの梶山です。
今回は、親しい人を招く「おもてなしのメニュー」の第2回目です。
前回に引き続き、招かれた人がホッとできる、旬を感じる野菜中心のメニューをご紹介します。
メインの「あっさりメンチカツ」まで召し上がっていただいたら、シメは「鮎と新しょうがのごはん」です。
こんにちは。フードコーディネーターの梶山です。
今回は、親しい人を招く「おもてなしのメニュー」の第2回目です。
前回に引き続き、招かれた人がホッとできる、旬を感じる野菜中心のメニューをご紹介します。
メインの「あっさりメンチカツ」まで召し上がっていただいたら、シメは「鮎と新しょうがのごはん」です。
夏が旬の鮎と新しょうがをご飯といっしょに土鍋で炊きました。
私の実家がある伊豆の川では鮎が釣れたので、6月1日の解禁を過ぎると、近所の方からよく鮎をいただきました。だから、鮎といえば、私にとっては夏を告げる魚なんです。
お客さまには、炊きあがったら土鍋ごと出すと、盛り上がります。鮎は、「鮎の一夜干し」を高知から取り寄せました。おもてなしのときに、お取り寄せを入れると、「どこから取り寄せたの?」「どんな食べ方があるの?」など会話が弾みますね。
鮎はこんがりと焼き目がつくまで焼いてから炊くと、ご飯にも香りが移っておいしくいただけます。ホームパーティではぜひ土鍋で炊いてみてください。見た目も華やかだし、ふっくらとおいしく出来上がりますよ。
「鮎と新しょうがのご飯」
<材料> 4人前
米 2合
鮎の一夜干し(お取り寄せ) 2~3尾
新しょうが 50g
だし汁(昆布とかつお) 360cc
薄口しょうゆ 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1
酒 大さじ2
<作り方>
① 鮎の一夜干しはこんがりと焦げ目がつくまで焼く。新しょうがは千切りにする。
② 土鍋に洗った米、だし汁、しょうゆ、みりん、酒を入れひと混ぜしたら、上に、①のしょうが、鮎を順に入れてふたをして強火にかける。沸騰してきたら弱火にし、12~15分ほど火にかける。水分がなくなってきたら10秒ほど強火にしてから火を止めて、10分ほど蒸らす。
(炊飯器で炊く場合、だし汁と調味料をあらかじめ混ぜて調味液を作っておく。炊飯器に洗った米、調味液を入れ、上にしょうが、鮎を加えて炊く)
③ 鮎はいったん取り出してほぐす。ご飯に混ぜてから、器に盛る。
いっしょに添えたのは「自家製ぬか漬け」。実は私のぬか床は、実家の父のもの。伊豆から東京に持ってきて、大事に育てています。今日は、きゅうり、かぶ、玉ねぎ、パプリカ。「パプリカのぬか漬け?」とびっくりされることがありますが、食べていただくと「おいしい!」と好評です。
そして、汁ものは夏が旬の野菜、「モロヘイヤの味噌汁」。
葉のやわらかい部分をさっとゆでて、食べる直前にだし汁に入れます。油揚げも加えると、コクがでておいしいですよ。モロヘイヤのネバネバのムチンは、夏バテに効果的なので、夏のおもてなしにピッタリの食材です。
男性陣から、おかわりにリクエストが出た「鮎と新しょうがのご飯」。香ばしい鮎に爽やかな新しょうがアクセントになり、お酒を飲んだあとのシメにちょうど良かったようです。
今回のおもてなしメニュー、いかがでしたか? 「夏野菜がたくさん食べられて、元気をもらいました」「だしの味がしっかりきいていて、暑さで疲れた体がホッとできたメニューでした」と、お客さまから言っていただきました。
最後に、お取り寄せした「鮎の一夜干し」を紹介します。
今回のお取り寄せ「四万十の鮎一夜干し」。
高知県四万十川の支流で育てた若鮎を手作業で背開きし、昔ながらの製法で一夜干ししました。ミネラル豊富な室戸産海洋深層水塩を使用し、低塩(2%前後)で仕上げました。シンプルに焼くだけでもおいしい。