兵庫県神戸市 虎屋吉末の『冷やししるこ』と巳亦敬一さんの器

兵庫県神戸市 虎屋吉末の『冷やししるこ』と巳亦敬一さんの器

こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介するのは、六甲山からの清流・住吉川が流れ、美術館や記念館など文化施設が豊富な神戸市東灘区にお店を構える、老舗・虎屋吉末の『冷やししるこ』です。おしるこも白玉団子も好きで、家では温かいおしるこをよく作りますが、冷たいおしるこに魅力を感じて、お取り寄せしました。

今回お取り寄せした「冷やししるこ」は季節限定。小豆と抹茶の2種類があります。

虎屋吉末さんは、江戸時代の1801年創業、今年で218年の老舗和菓子店。「御菓子司」の称号がついている歴史と由緒あるお店です。もともとは廻船問屋だったそうで、港町神戸らしいですね。
こちらのお店の看板商品は、卵煎餅の「樽形煎餅」と「天津知羊羹(でっちようかん)」。いずれも初代店主が考案したそうなので、かなり長きに渡り愛されてきたお菓子です。なかでも、樽形煎餅は商標登録されているので、虎屋吉末さんだけの商品なのです。

今回お取り寄せした「冷やししるこ」は季節限定。小豆と抹茶の2種類があります。どちらのしるこも、とろみがとても特長的でした。葛が入っているので、そのとろみかな。一般的にしるこに葛は入っていないので。でも、とろみがあると冷たさが長持ちして美味しいはず。つるんとしたのど越しも葛の効果でしょう。
そして、小豆も抹茶も、あんがなめらかで舌触りが良いです。白玉は時間が経つと硬くなりがちですが、こちらはとてもやわらかい。抹茶は香りも感じられて濃厚です。最近は色だけと思わされるものが多い中で、こちらはしっかりと抹茶を味わえました。
真夏は、固形のものよりもさらりとしたものを食べたくなりますよね。そんな日のデザートにぴったり、また暑い中に訪れたお客さまにも喜ばれる一品です。

真夏は、固形のものよりもさらりとしたものを食べたくなりますよね。そんな日のデザートにぴったり、また暑い中に訪れたお客さまにも喜ばれる一品です。

今回の器は、巳亦敬一さんの作品です。巳亦さんは北海道札幌市で作品を作っており、どこかロマンティックでアンティーク調の作風で人気の方です。この器は、3~4年前にいつも行く鎌倉のNearで見つけました。クリアなガラスではなく、うっすらとアンティークのような色合いが良くて、5個セットで購入。ところが、たて続けに家族に2個割られてしまい…いまは3個です。
使い方は、アイスクリーム、ゼリー、寒天、フルーツなどのデザートはもちろんですが、プチトマトのマリネを入れると、とてもきれい。夏こそ大活躍する器で、気に入っています。

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