島根県奥出雲町 井上醤油店の『仁多米煎餅』と戸隠竹細工のザル

島根県奥出雲町 井上醤油店の『仁多米煎餅』と戸隠竹細工のザル

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こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介するのは、豊かな自然と良質な食材がそろう奥出雲で店を構える老舗、井上醤油店さんの『仁多米煎餅』です。仁多米は好きなお米で、見つけたら必ず購入しています。そのお米を使ったお煎餅なので、これは気になる! と思いお取り寄せしました。

今回ご紹介するのは、豊かな自然と良質な食材がそろう奥出雲で店を構える老舗、井上醤油店さんの『仁多米煎餅』です

奥出雲は、無農薬や有機栽培などで作られた食材や美味しいお店もあり、いま移住先としても注目されています。老舗の井上醤油店は、一貫して天然醸造。素材には国産丸大豆や小麦、奥出雲の米を使用し、合成添加物は不使用の醤油・味噌づくりを150年以上に渡り続けています。効率化が進む中で、自然にも人にも優しく時間をかけて良い物をつくる店の姿勢が、この地方の風土として広がったのかもしれません。

奥出雲は西日本随一の米どころとも言われ、“東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米”と表現されるほど美味しいお米が作られています。井上醤油店の味噌は、契約農家が特別栽培している仁多米を使用。その貴重なお米を発芽玄米の状態で煎餅にしているのが『仁多米煎餅』です。
見た目から分かるように、米粒を生かしていて、食感はサクサク、パリパリしています。カラリと揚げたお米を食べているようで、噛めば噛むほど、仁多米の美味しさが伝わってきました。
そして、深い旨味は、時間をかけて醸造した「古式じょうゆ」(※井上醤油店の定番の濃口醤油)に、地元産の青唐辛子を漬け込んだ特製醤油の味。やわらかな旨味ではなく、キリッとした味わいを感じました。米粒の間に醤油の筋が見えたのは、醤油がさらりとしていて余分な味がついていない証拠。お米と醤油、両方の味が堪能できるのです。こんなにも素材の美味しさが伝わる煎餅は珍しい。食べ心地が軽く、味もさっぱりしているので何枚でも食べてしまう一品です。

見た目から分かるように、米粒を生かしていて、食感はサクサク、パリパリしています。

今回の器は、長野県指定伝統的工芸品に指定されている長野県・戸隠のザルです。数軒ある竹細工の民芸店のひとつで3~4年前に購入しました。輸入物は見た目が良くても、縁に針金が入っていたり、使っていくとよれたり…。その点、戸隠のザルは、素材は戸隠の根曲竹のみでしっかり編まれています。こちらはベテラン作家の作品。ベテランか若い人かは、目の詰まり具合で分かりますし、価格も大きく異なります。少々値は張りますが、「良いザルは一生もの」なのです。直径24cmで使い勝手のいい大きさ。1つ持っていると便利ですよ。

<気になる和菓子>

仁多米煎餅

価格:
2,000円/26枚入(税込、送料別)
消費期限:

120日

店名:
井上醤油店
住所:
島根県仁多郡奥出雲町下阿井1430-2
電話:
0854-56-0390
FAX:
0854-56-0342
営業時間:
10:00~19:30
定休日:
土曜、日曜、祝日

紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報になります。

撮影/山川修一(扶桑社)、取材・文/田中ゆう子(扶桑社)

飛田 和緒

飛田 和緒

料理家

家庭料理や保存食などを中心に、日々の食卓で楽しめる料理をつくり続けている。テレビ、雑誌で活躍するほか、年間数冊の書籍を上梓。第1回料理本大賞受賞の『常備菜』(主婦と生活社刊)のほか、ロングセラーの『[新版』私の保存食手帖』(扶桑社刊)など、著書はおよそ100冊に上る、ほか共著も多数。

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