こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介するのは、変わりだね大福で有名な宮崎市にあるお菓子の日髙さんの『なんじゃこら大福』です。なんと推計1,000万個を売り上げている!という大福。どんな魅力があるのか気になり、お取り寄せしました。
宮崎市・お菓子の日髙『なんじゃこら大福』と阿南維也さんの器
いちご大福の季節は、ほぼ毎日食べているくらい大好きで、ほうぼうで買っています。日髙さんの大福は噂では聞いていましたが、いちご以外にも入っているそうです。
こちらの大福は約30年前に発売、以来、全国にファンがいるほどの看板商品になりました。作られた背景は、当時人気だった「いちご大福、栗大福、チーズクリーム大福を1つにしてみよう」という斬新な発想からでした。つまり、この大福はいちごと栗とクリームチーズが入っている! 1個で3度おいしいのです。そして、『なんじゃこら大福』という変わったネーミングは、試作を食べた人が思わず「なんじゃこら~」と言ったからだそう。なんともユニークな話ですが、実際に食べてみると「なんじゃこら~」と言いたくなります(笑)
見た目は大きく重さもずっしりしていて、切ってみると3種の素材が盛りだくさん。あんこは懐かしさを感じる素朴な甘みで、いちごの酸味と風味を引き立て、バランスは申し分ありません。甘露煮の栗とあんこは和菓子なのですが、クリームチーズとあんこは洋菓子の味わいに。お餅はとても柔らかで、この大きさを薄く包むのは高い技術が必要なのでは。昨今、小ぶりな大福が多い中で、直径7cmはあろうかという大きさは珍しいでしょう。切らなければ、どこから何が食べられるか分からない、そんなワクワクできる楽しみがありますよ。
今回の器は、阿南維也さんの作品です。以前ご紹介した作品(https://www.otoriyosetecho.jp/column/hidakazuwo/7103/)とは印象が違いますね。こちらも鎌倉で購入しました。輪花型のような波型のような縁のあしらいと、真ん中に模様がデザインされているのが面白いな~と思って。真っ白ではなく少し落ち着いた白なので、のせる料理を選びません。直径は15cmと使いやすいサイズなので複数欲しかったのですが、残念ながら1枚しか売っていませんでした。取り皿というよりも、お菓子、漬物、佃煮をのせる用に使っています。
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