PROFILE
エディター、コーディネーター。お取り寄せの第一人者、料理研究家の石原明子さんとの出会いから、生産地にも関心をもつように。「生産者が作ることを楽しんでいるものを取り寄せたい」とのこと。
作り手の個性が生きたお酒や
お菓子を〝お福分け〟
「おいしいものは、皆を呼んで〝お福分け〟するのが楽しくて…」と微笑む野極まき子さん。「本物の素材を使って添加物はなるべく少なく、そして作り手がハッピーであること」を基準にしていくと、最近は福祉作業所などで作られるものに自然と目が行くそう。
パッケージのアートカードも楽しい『フタコラボ』、そして『奥能登ビール』は、実は障害者の方々がモノ作りに深く関わっているのだとか。
「たとえば、お酒を醸造するという作業には、ハンディのある方々の何事にも純粋に向き合う姿勢や、ゆっくりと丁寧なリズムがむしろ最適なんです」
10年前に取材で訪れたココ・ファーム・ワイナリーでそう気付いて以来、野極さんが取り寄せ続けているココワイン。なかでも『陽はまた昇る』は繊細で、秋にぴったりの味わいです。
またオイルは、食材にコクとうま味をプラスする大きな存在。風味豊かな低温圧搾オイルを選択するあたりにも、食へのこだわりが感じられます。