JR九州フードサービス_top

手土産にぴったり!安心・安全・おいしい卵スイーツ「うちのたまご エッグタルト」

2024/03/28

パイ生地のサクッとした食感と、たっぷり卵を使ったカスタードクリームのフィリングが相性抜群。今回、編集長アッキーが気になったのは、福岡県産のこだわりの卵をふんだんに使った「うちのたまご エッグタルト」です。「うちのたまご」を生産しているJR九州ファーム株式会社代表取締役社長 飯干寛之氏と「うちのたまご」を使用した商品を提供しているJR九州フードサービス株式会社代表取締役社長 福澤広行氏にこだわりと思いについて伺いました。

JR九州ファーム株式会社 代表取締役社長 飯干寛之氏(写真左)とJR九州フードサービス株式会社 代表取締役社長 福澤広行氏(写真右)
JR九州ファーム株式会社 代表取締役社長 飯干寛之氏(写真左)と
JR九州フードサービス株式会社 代表取締役社長 福澤広行氏(写真右)

―福澤社長と飯干社長が社長になられた経緯を教えてください。

福澤 実は1989年JR九州に入社しながらこれまで一度も鉄道関連の業務を経験しておりません。経理部への配属後、経営企画部や出向などを経験しました。JR九州に戻ってからは事業開発本部にて開発部、企画部を経て、長崎と博多の駅ビルでそれぞれ役員を経験。JR九州ファーストフーズ株式会社で4年間社長を務めたのちにJR九州に戻りました。2022年6月からは弊社、JR九州フードサービスで社長を務めています。

国鉄から始まったJR九州には、もともと外食のプロはいません。当社の現場にいる社員たちがプロです。私は社長という立場ではありますが、社員から教わっているような状況です。

飯干 私は1994年の入社です。最初は車両の整備などの仕事をしていました。その後、車掌や在来線の運転士を経験しました。その後、ちょうど九州新幹線の部分開業の時期を迎えまして、私も新幹線の運転手に立候補し、合格できたんです。それから”鉄道の指令室”ともいえる運行管理部の業務にも従事し、新幹線の安全運行を裏から支える仕事に携わっておりました。

JR九州で「農業を始めよう」という動きが始まったのがこの時期です。このときにできた農業推進室のメンバーとして、なぜか私にも声がかかりました。それでJR九州の農業事業の一員となりました。

JR九州フードサービス_1
JR九州ファーム公式Instagramより。現在は宮崎県にてピーマンの生産も手がける。

2010年ごろに大分市で始まったのがニラの生産です。この時期、私はまだ運行管理部で働いていたので、社内報を見て「鉄道会社がニラを育ててどうするのだろう」といった話をしていたのを覚えています。それが回りまわって、自分の管理下となったんです。それから新しい作物を手がけていきました。

九州でさまざまな品目を作れるようになったので、企業の推進力を向上させるため2014年に設立されたのが、JR九州ファームという会社です。私は当時、生産課長に着任し、各地を回って各現場の責任者とお話をしながら、仕事に従事してきました。その後「次の社長は経験豊かな人材がいい」とお声掛けをいただき、昨年6月に3代目社長に就任いたしました。

―「うちのたまご」誕生のきっかけを教えてください。

飯干 JR九州ファームではニラ作りの後にトマトの生産が始まり、それから卵を作ろうということになりました。とはいえ、世の中には卵がたくさん生産されています。そこで、考えなければならないのが「どのような卵を作っていくのか」ということでした。

福澤 JR九州グループは、私たちがあるべき姿として「安全とサービスを基盤として九州、日本、そしてアジアの元気をつくる企業グループ」という言葉を掲げています。その下に「おこない」という名の行動指針が3つあります。「誠実」「成長と進化」「地域を元気に」です。

飯干 農業も、JR九州グループの「安全」という姿を大切にしつつ、手抜きをせず、「誠実」にやっていこうという意識が当初からずっとありました。「きちんとこだわり、安全な卵を作っていこう」という思いも、最初から念頭にありました。

JR九州フードサービス_2
「うちのたまご」にはJR九州グループの理念が詰まっている。

安全な卵を生産するには、鶏卵業について学べる先生を探すところから始めました。そこでたどり着いたのが、富山県の株式会社セイアグリーシステムという会社です。ここの代表の伊勢豊彦さんは、人生を鶏と一緒に生きてきたような方です。
伊勢さんの指導では「3つの安全・安心」を教わりました。1つ目は鶏の社会を尊重して、卵の生産をするということ。鶏にとってストレスフリーな世界を作っていくということです。

2つ目はサルモネラフリー。これは危険なサルモネラ菌が発生しない鶏舎の環境を作ることです。このために伊勢さんはオールインオールアウト方式といわれる生産方式を作り上げました。

JR九州フードサービス_3
鶏たちがストレスフリーかつ衛生的に過ごせる養鶏場。テレビの取材もカメラを預かり撮影してから返却するという徹底っぷり。

この方式では、1つの鶏舎で同じ時期に一斉に鶏の飼育をスタートします。最大15ヶ月飼育をして、一斉に廃鶏に出します。それからすべて清掃をして1ヶ月以上鶏舎を使わないようにするんです。その後、また一斉に鶏の飼育をスタートする。

このやり方を始めてからはサルモネラ菌が発生しないということで、弊社も創業以来10年間ずっとオールインオールアウト方式を守っています。

3つ目の安全・安心へのこだわりは、卵の出荷にあります。一般的に卵は、サルモネラ菌の繁殖を防ぐ目的で洗浄後に出荷されます。しかし洗浄すると、卵の表面を守るタンパク質の層(クチクラ層)まで剥がれてしまいます。そこで私たちは「クチクラで守られた状態の卵をお客さまにお届けしよう」というルールを課すようにしました。

JR九州フードサービス_4
健康な鶏から生まれる健やかな卵は白身が強い。なかなか混ざらない白身は「料理人泣かせ」とも言われる。

ストレスフリーやサルモネラフリーを実現することで、洗浄せず本来の健康で安全な卵のままお客さまの手元に届けられる。これこそ「うちのたまご」の魅力です。

―JR九州フードサービスとして「うちのたまご」を広める取り組みを教えてください。

福澤 「うちのたまご」はそのまま食べるのが絶対に一番おいしいです。そこで最初に始めたのが「うちのたまご直売所」という卵かけご飯のお店です。始めは「卵かけご飯のお店なんか誰が行くんだろう?」と疑問に思っていましたが(笑)やはり食べたらおいしいんです。

羽田空港にも店舗があり、いつも長蛇の列ができるほど人気になりました。このようにお客さまからの支持もあり「うちのたまご」の名前が全国に広がりました。今はメニューに親子丼もあります。

JR九州フードサービス_5
「赤坂うまや うちのたまご直売所」羽田空港の店舗が全国認知の契機に。
※2024年3月現在リニューアル工事に伴い閉店中。今年秋ごろ開業予定。

ただし、これは店舗でしか食べてもらえません。「うちのたまご」の味を全国の皆さんにどう知っていただくか、と考えたときに、スイーツというアイデアに至りました。最初はたまごケーキから始まり、次にプリンを作りました。今回取り上げていただく「エッグタルト」は最新の商品で一番人気です。

―「うちのたまご エッグタルト」の魅力を教えてください。

福澤 今回のスイーツのテーマは本当にシンプルな食材だけにこだわるということでした。やはり「うちのたまご」って、それだけで本当においしいんです。そのため、なるべくいろいろな材料を使うことなく本来の卵のおいしさを活かしたい、というこだわりです。

「エッグタルト」の土台にはパイ生地を使っています。これは実は1枚1枚手作業で均一になるように伸ばしているんです。完成時に美しく渦を巻いて、きちんとサクッとした食感が出るように、パイ生地から丁寧に仕上げています。

それに「うちのたまご」を使ったフィリングとの相性も考えています。外側のサクッとしたタルトと、内側のなめらかなクリーム。この2つの食感を同時に楽しめるようにこだわりました。焼き上げる時間も、パイ生地がちょうどサクッとなり、周りにほんのり焦げ目が付くよう絶妙に設定しています。

JR九州フードサービス_6
タルトとフィリングのマリアージュを楽しめる「エッグタルト」。余計な材料は一切使わずに作られている。

―ファンの方からはどのような声が届いていますか?

福澤 「手土産にぴったりだ」「美味しくて2つ3つとついつい手が出ちゃう」とのお声をいただいております。適度な大きさと価格でお買い求めやすい点でも人気です。

「エッグタルト」は安全にこだわっているお菓子ですから、お子さまにも安心して食べていただけますし、やや小ぶりに作っているため年配の方にも喜ばれています。余分な材料をまったく使用していないため、その分賞味期限は短いですが、老若男女問わず皆様に愛されているスイーツです。

―おすすめの食べ方や合わせたい飲み物があれば教えてください。

福澤 「エッグタルト」は、トースターで焼き直していただくと、焼きたての風味を感じていただけます。中のカスタードがトロッと温まり、周りのパイ生地のサクサク感が増すので、おすすめです。同梱のリーフレットにも記載しているので、ぜひ試してみてください。

飲み物について、私の家族は「紅茶が合う」と言っていました。牛乳やコーヒーなどの他、ワインとの相性も抜群です。

JR九州フードサービス_7
九州産の材料はもちろん、蒸し上げる温度と時間にも徹底的にこだわった「とろりっちプリン」も人気の品。

―今後の展望をお聞かせください。

福澤 JR九州フードサービス株式会社は、もっとお店を広げて、さまざまな方に九州の料理を味わっていただきたいです。同時に既存のお店では、新しい商品を出していくことで、九州の食材を広げていきたいと思っています。

羽田の「うちのたまご直売所」は今年の秋ごろにリニューアルオープンの予定です。それも楽しみにしていただきたいと思います。「うちのたまご」が日本全国に広がっていけばいいなと思っています。

「うちのたまご」には、他とは違う何かを絶対に感じられるので、ぜひ一度食べていただきたい。本当に、一度食べればよさわかると思います。

JR九州フードサービス_8
お店で厳選されたお米と「うちのたまご」。一度食べると鶏への愛情がわかるという。

飯干 JR九州ファームとしては、日本全国の方に「うちのたまご」を知っていただけるように展開していきたいです。九州、特に福岡だとスーパーでも取り扱われており、手に取っていただきやすいところまで広がってきました。関東や関西の高級スーパーへも展開しており、さらに強化していきたいと思っています。

農業部門でも「地域を元気に」という理念のもと、一緒に農業をしている方々ととともに、九州の農業をPRしたいと考えています。

―貴重なお話をありがとうございました。

「うちのたまご エッグタルト(7個セット)」(内容量 7個入り)

「うちのたまご エッグタルト(7個セット)」
(内容量 7個入り)
価格:¥2,900(税込・送料込)
店名:JRkyushuFoodService’s STORE
電話:092-452-5777(9:00~18:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shop.jrfs.co.jp/shopdetail/000000000009/
オンラインショップ:https://shop.jrfs.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
福澤広行(JR九州フードサービス株式会社 代表取締役社長)

1966年福岡県生まれ。九州大学卒業後、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)に入社。同社事業開発本部、駅ビル外食関連のグループ会社の役員を経て2022年にJR九州フードサービス株式会社代表取締役社長に就任。現在、全国に「うまや」「うちのたまご直売所」などの飲食店を62店舗運営。

<Guest’s profile>
飯干寛之(JR九州ファーム株式会社 代表取締役社長)

1975年福岡県生まれ。高等学校を卒業後、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)に入社。小倉総合車両センターでの車両整備業務、車掌、運転士を経験。社内資格のリーダー研修を卒業し、運行管理に従事。その後、経営企画部農業推進室で農業事業に関わり、2015年JR九州ファーム株式会社へ出向後、2023年に同社代表取締役社長に就任。現在、九州に6農場、福岡市に4店舗の八百屋を運営。

<文/西村初音 MC/白水斗馬 画像協力/JR九州フードサービス、JR九州ファーム>

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter