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名産品を手軽においしく。「からしれんこん棒」と「いきなり団子棒」で楽しむ熊本県の味。

2024/05/10

「何これ!うまっ」と思わず驚いてしまう熊本県の名産品があると聞き、お取り寄せしました。封を開けてみると登場したのは細い春巻き。いざ、食べてみると熊本名産「辛子蓮根」や「いきなり団子」が口いっぱいに広がります。地元の味を誰もが手軽においしく食べられるようにアレンジしたという逸品は、おかずにもおやつにもピッタリ。手が止まりません。編集長アッキ―こと坂口明子も注目の商品を生み出した有限会社古閑畜産 代表取締役社長の大迫悦照氏に取材陣がインタビューしました。

有限会社古閑畜産 代表取締役社長の大迫悦照氏
有限会社古閑畜産 代表取締役社長の大迫悦照氏

―創業から約半世紀。大切にしていることを教えてください。

大迫 1968年に熊本県で創業し、地域に根ざしてきました。もともと精肉専門店で卸業がメインです。大切にしているのは、お客様と同様に従業員ファーストであること。うれしいことに会社の雰囲気もいいですし、出勤時間よりも早く、みんなが自主的に出社しているほどです。和気あいあいとしているのは弊社の特長だと思います。

私自身も社訓といいますか、心がけているのは「知らんふりをしない」ということ。誰かが困っていたら助ける。物が落ちていたら拾う。そういうことが社員にも浸透していって、みんなが助け合っている気がします。そうした中で、弊社はお客様の安心・安全をサポートするため2018年に総合衛生管理HACCP認定を取得しました。お肉に特化した事業展開の中で、他にはない新しい商品の挑戦として開発した渾身の「からしれんこん棒」も、実は社員と一緒に作り上げたものです。

―誕生の経緯も教えてください。

大迫 コロナ以前ですが、社員数名と飲食店で決起集会をしたときに、辛子蓮根をベースにした料理がありました。「おいしいし、アレンジできそうだね」と話していた数日後に、部長が工場で「からしれんこん棒」を作ってきて。それが、そもそもの始まりです。

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社員が発案し、丹精込めて加工している「からしれんこん棒」。
熊本県の味がたっぷりとつまった新感覚のおやつ&おつまみ。

―お肉ではなく、辛子蓮根が素材なんですね。

大迫 はい、そうです。精肉専門店なので新商品となるとハンバーグや唐揚げなどがパッと思い浮かぶと思いますし、私自身も辛子蓮根は全く頭にありませんでした。しかし肉屋の概念をとって、春巻きの皮で巻いてパリッ・サクッの食感を生み出し、おやつやおつまみとしても食べやすいスティック形状にしたアイデアも含めて、部長のおかげです。

―「からしれんこん棒」の特長は?

大迫 実は辛子蓮根は、県人でもあまり食さないくらいとても辛いものです。

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熊本県の名物、辛子蓮根。

大迫 でも、弊社の「からしれんこん棒」は誰もが食べられるマイルドな辛さにしました。詳しくは企業秘密ですがまろやかにする調味料を加え、辛味を中和しています。おやつ感覚で食べられますが、普通の辛子蓮根が好きな方には物足りないと思うので、追いからしはオススメです。逆に、それでもまだ辛いと感じる方には、追いマヨネーズもいいと思います。熊本県産のれんこんを使っていて、コリコリとした食感が残る大きさにカットしているのもこだわりのポイントなので、食べごたえも楽しんでもらえたうれしいです。

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可愛らしいパッケージは手に取りやすくプレゼントにも最適。
からしやマヨネーズをトッピングして好みの味を楽しんで。

―発売後すぐに『肥後もっこすのうまかもんグランプリ2021』を受賞しています。

大迫 初めて作った商品が受賞できてうれしかったです。熊本の名産品を使った新しい商品だったことが理由だと思いますが、展示会や試食会などでは皆さんが「何これ?うまっ」といってくださって。ある展示会で行列ができ、自信になりました。

実は、「からしれんこん棒」をいざ展開していこうとした矢先に新型コロナウイルスが流行。販売を予定していたイベントなども中止となり、在庫をたくさん抱えることになりました。さらに、それまでの弊社は99%卸業。主に飲食店などが取引先だったので大打撃も受けていました。本当に仕事もなくなって…。「からしれんこん棒」を「自分たちで売っていかないと」と切り替えたタイミングで、参加していた展示会でした。

改めて思い返すと、この展示会では今使っているパッケージデザインも即決していて。ご紹介いただいたデザイナーさんが「お子さんも食べられる」と、かわいいデザインをすぐに作ってくれました。もともと、男性向けの商品になるだろうと想定していたのでデザインイメージは渋め。でも、新パッケージをひと目見て、迷うことなく決めました。そうしたご縁や効果などもあって、多くの方がお土産などにも手に取ってくださる商品になっています。

―新商品の「いきなり団子棒」もお土産にぴったりです。

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こちらも熊本県の人気特産品、いきなり団子。

大迫 「いきなり団子棒」は、「からしれんこん棒」ができてから、違うものも作ってみようと考えて生まれた商品です。社員から「次は甘いのをやろう。甘いものだったら、熊本名産品であるいきなり団子をアレンジしてみよう」と声が上がって。さっそく作ってみたら、めちゃくちゃおいしかった。さつまいもとあんこのみで、相性も抜群。おやつにもデザートにもなるので、老若男女問わず大人気です。

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ほんのりした甘さがやみつきになる「いきなり団子棒」。
小腹が空いたときやお夜食にもおすすめ。

―食材は熊本県産ですか?

大迫 はい。阿蘇産のさつまいもを使ってます。シルクスイートという品種で、とても甘いことが特長のさつまいもです。「いきなり団子棒」は、それを食べやすい甘さにしており、芋感もすごく感じられるのでソフトクリームなどにつけて食べると、さらにおいしい。

ポイントとしては、ソフトクリームにつける前に「いきなり団子棒」を温めることです。電子レンジもいいのですが、オーブンでリベイクすると皮がパリッとします。ひと手間になりますが、やっぱり「熊本の味」をおいしく食べてほしい。「からしれんこん棒」も同様に、地産にこだわっています。

地元愛といいますか、熊本県を盛り上げようと思いで名産品をアレンジしているので、存分に味わっていただければうれしいですし、これからも熊本県のおいしさを皆さんに届けていきたいです。

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ソフトクリームと一緒に食べるとおいしさがアップ。
合わせる前にはオーブンで、ぜひリベイクを。

―今後の展望は?

大迫 商品展開としては、やっぱり熊本名産品でいきたいと考えています。熊本県といえば馬。馬肉なので、馬肉のコロッケを作りたいです。まだ構想段階ではありますが、馬肉コロッケもとてもおいしい。それをアレンジすることで、お子さまにもおいしく食べてもらえて、お弁当のおかずにもなる商品にチャレンジしたいと思います。

また、事業としては、現在の弊社はお肉の卸と「からしれんこん棒」。害虫駆除が三本柱です。これを軸に、社員みんなと仕事をしていきたい。今はまだまだ9割がお肉の卸業ですが、いずれはお肉が半分。「からしれんこん棒」が3割。害虫駆除が2割になるようにしていきたいと思います。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

からしれんこん棒 4本入

「からしれんこん棒 4本入」(30g×4本)
価格:¥670(税込)
店名:古閑畜産 ONLINE SHOP
電話:096-223-8851
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kogachikusan.shop-pro.jp/?pid=159883769
オンラインショップ:https://kogachikusan.shop-pro.jp/

いきなり団子棒 4本入

「いきなり団子棒 4本入」(30g×4本)
価格:¥670(税込)
店名:古閑畜産 ONLINE SHOP
電話:096-223-8851
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kogachikusan.shop-pro.jp/?pid=168137759
オンラインショップ:https://kogachikusan.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
大迫悦照(有限会社古閑畜産 代表取締役)

1976年熊本県生まれ。近畿大学卒業後、スターゼン株式会社に入社し7年の修業を経て2005年に有限会社古閑畜産に入社。2010年に同社代表取締役社長に就任。2016年に「からしれんこん棒」を開発、発売。2018年HACCP認証取得。2020年害虫防除事業を開始。
趣味は、ゴルフ・釣り・サウナ・熱帯魚観賞と多趣味。

<文・撮影/青柳舞子 MC/高橋美羽 画像協力/古閑畜産>

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