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感謝の気持ちを「おおいた和牛」と、ご縁をつなぐ有田焼に乗せて。

2022/09/29

新大阪駅の南から淀川にかけて広がる大阪市淀川区西中島は、大企業の本社ビルが並ぶビジネス街、淀川河川公園西中島地区を中心とした癒しスポット、そして多様な飲食店がしのぎを削る食の街と、様々な顔を持つエリア。そんな西中島にこだわり、「おおいた和牛」を主役にした肉系店舗を次々と展開して成功を収めているのが、古川龍史氏率いる株式会社匠です。“これまでにないスタイル”で牛肉・焼肉の魅力を伝えるべく、常に新しいアイデアと共に挑戦を続ける古川代表にお話を伺いました。

株式会社匠-代表取締役社長の古川龍史氏
株式会社匠 代表取締役社長の古川龍史氏

―社長はなぜ、焼肉店を立ち上げられたのですか?

古川 小さい頃からずっと「将来はお金持ちになりたい」と思っていまして(笑)、大学を卒業したら起業しようと考えていました。じゃあ何で起業するか、頭に浮かんだのが飲食業だったんです。大学時代は居酒屋でアルバイトをし、寮では、希望者から材料費を集めて料理を作るのが僕の楽しみ。卒業後は起業に向けて、飲食店のフランチャイズ展開をしている会社に入社しました。焼肉業界に興味を持ったきっかけは、居酒屋の店長時代に、常連のお客さまから度々、「おいしい焼肉屋知らない?」と質問されていたこと。元々、肉好きなのですが、肉業界について研究し始めると、とにかく奥が深くて面白い。もしお客さんが来なくても、大好きな肉を毎日食べられるなら後悔はしない、と、焼肉店での起業を決めたんです。そして会社を辞め、分厚い企画書を片手に意気揚々とお金を借りに行ったところ、なんと、どこも貸してくれない事実に直面。途方に暮れつつ立ち上げたのがバーベキュー事業でした。ちょうど、「手ぶらでバーベキュー」のビジネスモデルが出てきた時期で、1年目のゴールデンウィークから大忙し。弟と2人で、北は福井、南は和歌山にも出張しました。ただ冬場になると、オーダーが激減。どうしようと思っていた時に、前の会社の社長から、中国に出店する店を手伝ってくれという話をいただけて、半年間中国へ行き、帰国後にいただいたお金で店舗を持つことができました。

―念願の店主に。順調でしたか?

古川 おかげさまで、順調に3店舗を展開しました。でも少しずつ違和感も感じるようになって。当店は、黒毛和牛の上カルビを名物に、通常1人前1,400円のものを、ファーストオーダー490円で販売していたんです。脂がしっかり乗った食べ応えのあるカルビで、お客さまには大好評でした。でも僕自身は、「たまにならいいけど、この肉、毎日は食べられないよな」と。そこから、「明日も食べたくなる霜降り肉」を求めて、全国の牧場に話を聞きに行くようになったんです。その1つが大分の、片桐さんが運営する牧場でした。

―現在、御社の「おおいた和牛」を生産する「匠牧場」の代表ですね。

古川 そうです。彼は当時80頭くらいの牛を育てていたんですけど、自分と同じように「毎日食べたくなる牛を作らないとダメだ」という思いを持った人で、意気投合したんです。しかもちょうど、僕は生産に興味があり、片桐は焼肉店の経営に興味があった。すると彼の奥さんが、「一緒にやったらいいんじゃない?」と背中を押してくれて。それで牧場を株式会社匠牧場とさせてもらって、今では一緒に「おおいた和牛」を育てています。

―「おおいた和牛」の魅力を教えてください。

古川 大分で有名な牛と言えば、「豊後牛」ですが、「おおいた和牛」は、その豊後牛の中でも、大分県のブランド推進委員会が認定した、ワンランク上のブランド牛です。長期穀物飼育を行なっている農家が生産し、肉の魅力は、あっさりした脂の中に、和牛ならではの甘みを強く感じられるところ。牛肉のおいしさには、不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸が大きく関わっているのですが、匠牧場では、そのオレイン酸の生成に関わるとされるオリーブオイルを餌に混ぜて与えています。ちなみに僕、今では大分県のブランド推進委員会の会議にも呼んでいただいているんです。片桐と共に、大阪から全国に「おおいた和牛」を発信するのも大切な仕事のひとつです。

「匠牧場」の代表取締役-片桐和彦氏
大分県杵築市にある「匠牧場」の代表取締役 片桐和彦氏

―その「おおいた和牛」を自宅でも味わえる通販事業が好調とか。どのような経緯で生まれたのですか?

古川 バーベキュー事業で、淀川の河川敷に呼ばれることが多かったことから西中島という土地にこだわっているのですが、これ以上店舗を展開するには、場所の確保が難しくなってきて。それなら、お客さんの家を店舗にと、通販事業を立ち上げたんです。ただ、いくらお金がある人でも黒毛和牛を毎日食べたいという人は少ないですよね。そこで、「ギフト」をテーマにすることにしたんです。自分のためにこの金額でお肉を買うのは難しいかもしれないけれど、誕生日や結婚祝いといった誰かへの贈り物ならあり得る。しかも、贈られた方にはとても喜んでいただけるのではないかと。今後は、会社の福利厚生に使っていただくことも考えています。おいしいお肉が会社から家に届き、家族が喜ぶ。それが本人のモチベーションに繋がり、会社の業績が上がる。社員も、家族も、社長も、そして僕たちも嬉しい。こんなに良いことはありませんよね(笑)。

―「おおいた和牛×金善窯 有田焼ギフト」では、「おおいた和牛」が有田焼のお皿ごと真空パックにされていて驚きました。

古川 これまで肉を冷凍すると、解凍した時にドリップ(血)が出たり、身がカスカスになったりするのが悩みだったのですが、マイナス40度のアルコールで凍らせる新しい技術を使うことで、それらの心配をすることなく、鮮度をキープしたまま、おいしい「おおいた和牛」を楽しんでいただけるようになりました。タン、ハラミ、サーロインの3種類に、クラシタ、ハネシタ、サンカク、クリ、ミスジ、カイノミ、ヘッドバラ、フランク、タテバラ、ランプ、イチボ、マルシン、ヒウチのいずれから3種類、計6種類部位が届きます。その中から、その日食べたい分だけ解凍して楽しんでください。

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解凍しても、ドリップが全く出ない!

―有田焼のお皿も素敵でした!

古川 店舗用に有田焼の器を購入しようとした先の社名が偶然「匠」さんで、ご縁を感じて、一緒に何かできないかと。お肉を素敵なお皿に乗せてお届けできたら、まさに、自宅のお店化じゃないかと。それにお肉は食べたら無くなってしまいますが、お皿は残ります。お皿を目にするたびに、お肉を贈ってもらったこと、贈ってくれた人のことを思い出していただけるのも良いなと思いました。今は、金善窯さんのお皿を使わせていただいていますが、今後は様々な窯元さんのお皿と「おおいた和牛」のコラボも考えています。

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お皿の色・柄は届いた時のお楽しみ。

―今後、チャレンジしてみたいことはありますか?

古川 自他ともに認める肉好き、そして黒毛和牛研究家として、理想の牛の育て方や、「おおいた和牛」のベストな味わい方のさらなる追求、肉系の動画の配信などチャレンジしたいことは山ほどあります。が、目先のことでいうと、今回ご紹介する焼肉ギフトの、ステーキバージョンの販売ですね。ステーキって、「ご馳走」というイメージがあるので、贈られた方もものすごく嬉しいと思うのですが、1枚ドンと贈られても困るかな?と。それなら、この焼肉ギフトのように、いろんな部位を小ぶりのステーキカットにして、数種類詰め合わせても面白いんじゃないかと。ステーキにも様々な部位があって、様々な味わいが楽しめることをお伝えできますし、フライパン1つで手軽に調理もできます。「今日はこのステーキを食べてみようか、明日は…」そう考えるだけで、なんだか幸せな気持ちになれる気がしませんか?

―「好きなことには、どこまでものめり込めるし、楽しい」という社長の言葉もとても印象的でした。お話、ありがとうございました!

おおいた和牛×金善窯 有田焼ギフト(360g)

「おおいた和牛×金善窯 有田焼ギフト」(360g)
価格:¥13,000(税込、送料込)
店名:株式会社匠
電話:06-6795-9988(受付時間00:00~00:00 日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL: https://takumeat-gift.com/view/item/000000000046
オンラインショップ: https://takumeat-gift.com

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
古川龍史(株式会社匠 代表取締役)

1982年大阪府生まれ。黒毛和牛研究家。愛称は「ダニエル」。2010年にバーベキュー事業『バーベキュー匠』の運営を開始し、2011年に実店舗『焼肉食堂匠』をオープン。現在は焼肉店3店舗と牧場の運営に加え、精肉・惣菜・弁当などの小売りと焼肉店の複合型店舗『TAKUMEAT STORE』、24時間営業の肉のコンビニと完全会員制の肉レストラン、肉スナックなどが同居するエンターテイメント店舗『肉中島レジャービル』も展開。

<文・撮影/鹿田吏子 MC/栗原里奈 画像協力/匠>

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