人と人をつなぐきっかけになる贈り物!「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」

2025/06/10

誕生日祝い、入学・卒業祝い、就職祝い、退職祝いなど、大切な人の人生の節目には、心のこもったものを贈りたいですよね。そこで、今回編集長のアッキーが注目したのは「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」。オンラインのギフトショップ「FLEGRE (フレグレ)」の人気商品です。株式会社FLEGRE 代表取締役の藤井正明氏にスタッフがお話を伺いました。

―藤井社長のご経歴を教えてください。

藤井 新潟県新潟市で生まれて高校まで過ごし、大学入学を機に上京、その後20代は東京で会社員をしていました。中堅の広告代理店で7年ほど働いたあと、オーストラリアへワーキングホリデーに行きました。30歳を前にして「将来はどのような道に進もうか」と悩み、思い切って日本を飛び出しました。

新潟の実家では、両親が商店街の一画で昔ながらのハンコ屋を営んでいました。広告代理店に勤めているときは、ハンコ屋には全然興味はありませんでしたが、海外に行ったら、日本の良さを再発見し、ハンコ文化を「いいな」と思ったんです。

しばらくして、祖母の具合が悪くなって、「家族とは何か?」というようなことを考え始め、親孝行をしようという気持ちが強くなりました。オーストラリアから帰国して、父親に「ハンコ屋を継ぐよ」と言ったのが、2004年32歳のときでした。

―オーストラリアではどんなご経験をされましたか?

藤井 先ほどもお話ししましたが、オーストラリアに行ったのは「将来はどのような道に進もうか」を考える、自分を見つめ直すため。最初は、ホームステイをして語学学校などに通い、その後、ワーキングホリデーなのでアルバイトを始めました。まだ、英語も話せないので、レストランの皿洗いのアルバイトでした。それから、色々な経験をしながら貯めたお金で車を買い、オーストラリア大陸を車で横断する旅に出ました。他にも、色々な国の人と一緒にマンションに住んだりしたこともありました。そんなふうに、文化の多様性に触れ、日本の良さを再発見し、「もっともっと世界に日本の良さを発信していこう」という気持ちが出てきました。

「FLEGRE (フレグレ)」のロングセラー商品である「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」。

―ハンコ屋さんからギフトショップに舵を切った理由は? 

藤井 2004年にハンコ職人として、実家の会社に入りましたが、徐々に父親との価値観に違いが出てきました。東京でサラリーマンをやったり、ワーキングホリデーで海外に行ったりした私と、40〜50年職人としてやってきた父親との価値観は違いがあり、衝突することもありました。そんな中で、コネもお金もないけれどやる気がある人のために、新潟商工会議所さんが企画した、廉価な家賃でお店を出せるチャレンジショップという制度を知って、エントリーしました。そして、チャレンジショップを利用し、個人事業主として木のプレートに名前を刻印し、ストラップにするという商品を売り始めました。

お客様と対面で商売をしていくうちに、木のストラップを買ってくれるお客様は、自分のものではなく、プレゼントにするのが多いことに気がつきました。このとき、「ギフトとしての商品を売ることは、人と人をつなげる仕事になる。これから広がるのではないか」と考えました。それが今の仕事につながっています。

ギフトは、単なる商品ではなく「人と人をつなぐもの」。ギフトショップとして、この思いを大切にしている。

そのとき、お店の名前を「きざむドットコム」としていました。名前を刻印する「刻む」と、感動をお届けして「心に刻む」という、二つの意味を込めました。ドットコムとつけたのは、新潟から日本へ、世界への発信を、インターネットの力を借りようと思ったからです。当時は、リアルの店舗とオンラインショップを両立していました。その後、楽天やAmazonなどのオンラインショップの成長が著しいこともあって可能性を感じ、3年経ったタイミングでオンラインに特化して、ギフトショップを展開していこうと舵取りをしました。

―2017年に社名を「FLEGRE (フレグレ)」と変更されました。

藤井 商品も木のストラップだけでなく、ギフトで使っていただくボールペン、ネームプレートなど色々広げていきました。その後、父親が亡くなり、社長に就任して社名を変更しました。当初親孝行のつもりで、有限会社フジイという名前で、ずっと続けていこうと思っていました。でも、社員が増え、その社員が結婚して家庭を持つようになり、より責任の重さを感じるようになって、今後の会社の方向性を社員と議論をする中で、社名の変更を決意。新しい「FLEGRE (フレグレ)」という社名は、社員のプロジェクトチームで決めていきました。「柔軟に進化し続ける会社、私たちでいよう」というコンセプトを作り、柔軟なという意味がある英語「フレキシブル」と、進化という意味がある英語「プログレス」という二つを組み合わせた造語です。

―オンラインショップは、随分前から始められたようですね?

藤井 2007年から楽天に出店しているので、2006年頃から、いわゆるショッピングモールに出店し始めました。新潟のローカルな商店街だったので、逆にこれはマーケットを変えていかないといけないと思いました。今は、完全にオンラインだけでやっています。商品数は、その時々によりますが、1500種類ぐらいです。

―今回、ご紹介させていただく、「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」はどのような商品ですか?

藤井 この商品は、ロングセラー商品です。先にお話しした、新潟でリアルな店舗をしていた3年の間で生まれました。当初、ボールペンはどこかのブランドで樹脂製のものが主流だったので、「木製はニッチだけど、売れるだろうか?」と半信半疑でした。木製にしたのは、名前の刻印をしたときに、相性がとても良かったからです。リアルなお店では、自分のためにというよりも、ギフトで買う人が多かったんです。そんなことから、「木製のボールペンに名前やメッセージを入れて、ギフトにする」という商品が生まれ、今につながっています。

「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」は、ボールペン、ペンケースの両方に文字入れ可能。

初めの頃は、ボールペンのインクの出が悪いとか、ペンケースの締まりが悪いとか、天然の木なので乾燥や湿気で歪んでしまうとか、お客様から改善してほしいというお声をいただきました。そういった声をひとつずつ拾って、メーカーさんとやり取りしながら商品を改善してきました。また、ボールペンを入れる箱も、今のようなギフトボックスではなく、もう少し簡易な箱でしたが、「ギフトとして渡したいから、しっかりした大きめのギフトボックスにしてほしい」とのお客様からの声を聞いて、変更をしました。色々と改良を重ねてきたので、とても思い入れのある商品です。ロングセラーなのは、ありがたいと思います。

―ボールペン、ペンケースの両方に文字を入れることができるんですね?

藤井 そうですね、ボールペン本体、ペンケースの両方に、名前、日付、メッセージを入れることができます。例えば、ボールペンに名前、ペンケースに「HAPPY BIRTHDAY」などのメッセージといったように、使い分けている方が多いです。

また、個人の方だけでなく、法人からのご注文もあります。周年記念などの会社のイベントでの記念品として使っていただくことが多いです。別料金になりますが、会社のロゴを入れることも可能です。

文字の種類は、たくさんありすぎるとお客様が悩まれると思うので、こちらである程度は選んでいます。アニバーサリー系だと英文字の筆記体が好まれます。文字の種類も、常にお客様のお声を聞きながら、改善をして、今のものになりました。

刻むことができる文字は、英文字の筆記体と漢字・ひらがな・英文字の楷書体。ボールペン本体との相性を考えて、セレクトできる。

―色はブラウンとナチュラルの2色ですね?
藤井 3種類とか、時には5種類に増やした時期もありました。でも、名前やメッセージの刻印との相性を考えて、今はこの2種類。ブラウンはクルミ、ナチュラルはカエデの木を使っています。硬い木だと、時間が経つと歪みが出てきたりします。だから、名木と言われている木がいいというわけでもないんです。色々な素材を試して、今はこの2色に落ち着きました。

色は、ブラウンとナチュラルの2色。使い込むほどにツヤと味わいが深まる。用途や贈る相手の好みによってセレクトを。

―メッセージカードもつけられるのですか?

藤井 そうですね。これもお客様の声から始まりました。ボールペンやペンケースに名前、メッセージを入れているのに、さらにメッセージカードは不要だろうと思っていました。でも、お客様から、違った形で言葉を伝えたいといったご要望があったので、メッセージカードも始めました。ボールペン、ペンケース、メッセージカード、ギフトボックス、ギフトバッグが、全部パッケージになってお届けできることが、ご好評いただいています。

ギフトにつけられるメッセージカード。お客様のご要望によって誕生した。より気持ちが伝わると、お客様から好評。

―ギフトボックスも豪華ですね。

藤井 ボックスの中の生地にもこだわっています。元々ハンコ屋だったので、印鑑ケースの中に光沢のある生地を敷きます。あれはそういう文化なんでしょう。その印鑑ケースを参考にしながら、色々な生地を検討して、最終的に今の光沢のある生地に落ち着きました。

―お客様の声は、どのようにキャッチしていますか?

藤井 オンラインショップの場合はレビュー機能があるので、そこに寄せられるお褒めの言葉はもちろん、厳しい言葉もしっかり読みます。リアルでは言いづらいことも、文字にすると核心をつくような言葉になる場合がありますよね。中には、ダイレクトにメールをいただくこともあります。

商品に残念な思いをした方が、勇気を持って送ってくださる声には、ちゃんと向き合おうと思っています。中には、何も言わずにそのままにしている方もいると思うので、本当はもっとたくさんの残念に思った方がいるはずです。弊社にはカスタマーサポートチームがあるので、定期的にお客様の声をチェックして、それを会議にあげ、商品に反映する仕組みがあります。

―今後のビジョンを教えてください

藤井 私たちは、ただ物を売るだけでなく、商品を通して「人と人とをつなぐ」きっかけになりたいと考えています。ですから、「新しい発見がある」「感情が動く」というところをテーマにし、商品開発、商品提案をしていきたいです。もちろん、簡単ではないですが、社内で企画を練りながらやっていきたいなと思っています。

「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」をお渡しするときに、このような感じになります。受け取った方の笑顔が浮かぶ。

これからAIの時代になると、世の中の動きが間違いなく変わります。でも、AIが普及すればするほど、「人と人とのつながり」が大事になります。感情と感情がぶつかるようなシーンへのニーズは、さらに高まっていくはずです。お客様の期待に応えるためには、もっと「人と人とのつながり」を深めるような、感情を揺さぶるような商品やサービスを提供し続けなければいけない、そんな使命感を持ちながら仕事をしていけたらと思います。

ー本日は、貴重なお話をありがとうございました!

天然木のぬくもりを感じるボールペン&ケースギフトセット「名入れ木製ボールペン&ペンケースギフトセット」
価格:¥4,400(税込)
店名:ギフトショップ「FLEGRE」
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://kizamu.com/c/pick_up/media/pen-001set
オンラインショップ:https://kizamu.com

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

藤井正明(株式会社FLEGRE 代表取締役)
1972年新潟県生まれ。2004年印章業を営む家業を継ぐ。2006年有限会社フジイ代表取締役、2017年社名変更し現株式会社FLEGRE代表取締役に就任。

<文/大橋史子(ペンギン企画室) MC/田中香花 画像協力/FLEGRE>

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