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「柔らかくて気持ちいい!」と子どもが喜ぶ!ひなたぼっこシリーズの日本製子ども用綿毛布

2024/07/17

編集長のアッキーこと坂口明子が注目したのは、「ひなたぼっこ」というネーミングの子供用綿毛布。日本で製造された安心商品であり、柔らかくてさらっとした肌触りがとても心地良いと大人気でHanzam Cocoa(ハンザム ココア)ブランドのものです。今回は、企画販売元の株式会社半ざむの代表取締役社長である佐保田篤氏に、商品の開発秘話やこだわりについて、取材スタッフがお話をうかがいました。

株式会社半ざむ 代表取締役社長 佐保田篤氏
株式会社半ざむ 代表取締役社長の佐保田篤氏

―御社の成り立ちを教えていただけますか?

佐保田 ご先祖様に佐保田範左ヱ門という名主がおりまして、この方が創業者になります。最初は畑などを農民に貸し付けたり、地域の役人をしたりしていましたが、明治時代になり、1876年に大和屋という雑貨商を開きました。大和屋はその地域のスーパーのようなお店で、大人気店だったようです。

1948年になると、本家の大和屋から派生して祖父が布団の綿を打ち直してシート状にする製綿所を設立しました。その後、寝具を扱う店となり、祖父、父の代を経て今に至るという感じです。

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1953年、半ざむの新装開店のようす。
チンドン屋が開店を盛り上げてくれる。

―子どもの頃から、後継ぎになることを考えていらっしゃったとか?

佐保田 小さい時から、大人になったら私が弊社を継ぐのだと思っていました。そこで、立派な経営者になるためには厳しい環境に身を置いたほうがいいだろうと考え、中学からは大阪の全寮制の学校で学ぶ道を選んだのです。最初は辛くて家に帰りたいと何度も思ったのですが、高校生になると勉強やスポーツを楽しむことができるようになり、有意義な寮生活を送りました。

―大学から御社に入社されるまでの経緯は?

佐保田 大学は青山学院大学の経営学部に入学し、後継ぎとして経営者になるべく勉強をしました。卒業後は、自分を鍛えるつもりで呉服関係の企業に入社し、4年ほど接客や店舗のマネジメントなどを修業しました。その後は、静岡で寝具関係の仕事に1年ほど就いて、睡眠の質や快眠などをいろいろと学ばせていただきました。そして、2008年に弊社に入社したという経緯になります。

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現在の半ざむの店舗。

―今回、Hanzam Cocoaの商品をご紹介いただけるということですが、Hanzam Cocoaというのは?

佐保田 Hanzam Cocoaは、私の妹が作ったブランド名でありオンラインショップ名です。温かいココアを飲んだときみたいに、ホッとするような商品がたくさんあるお店にしたいという意味を込めてこの名を付けました。

―ひなたぼっこという商品が生まれたきっかけは?

佐保田 私の子どもが保育園に入園するとき、妻が「店で扱っている商品の中に、保育園で使いたいような毛布がない」と言っていたので、確かに市場には自分の子どもに与えたいような毛布が無いことに気づいたのです。それならば、弊社で作ってしまえばいいということになり、子ども用の理想の毛布作りに着手しました。

大阪の泉大津という地域は、知る人ぞ知る日本の毛布づくりの名産地でして、この地域の工場に片っ端から電話して、協力していただける会社を探しました。何件も断られてしまいましたが、やっと協力してくれるところを見つけることができました。

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左、毛布製造工場のようす。右、縫製工場のようす。

―泉大津だからこその質の良い綿毛布が作れたのですか?

佐保田 そうですね。大阪の泉大津という地域には、毛布を織る工場だけではなく、起毛工場や、糸を作る工場、糸を染色する工場などが集積しています。大変質の高い毛布を作ることができる産地なのですが、近年、中国の化繊毛布に押され、日本産の毛布が売れなくなりどんどん縮小してしまいました。外国産の毛布は発色も綺麗で、デザイン的にいいものもありますが、日本製の毛布にはそれ以上の良さがあります。肌触りが良かったり縫製が丁寧であったりしますので、産地の優れた技術を残すためにも、ぜひとも日本産のものを消費して、皆様の力で産地を支えていただきたいです。

―ひなたぼっこシリーズのサイズ展開はいくつですか?

佐保田 140cm×200cmの「シングルサイズ」と、100cm×140cmの「ハーフサイズ」、85cm×115cmの「おひるねサイズ」、70cm×100cmの「ベビーサイズ」、66cm×70cmの「ミニサイズ」の5サイズになります。保育園などでよく指定されるのがおひるねサイズで、ミニサイズはベビーカーなどに使えます。

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ひなたぼっこの綿毛布は柔らかくて肌触りが抜群。

―ひなたぼっこの綿毛布をお洗濯する際の注意点は?

佐保田 洗濯機で洗濯する場合は洗濯ネットに入れて、中性洗剤で洗ってください。脱水は弱めをおすすめします。生乾きの状態で毛羽部分を優しくブラッシングすると、毛布の優しい風合いを保つことができます。乾燥機は生地を傷める可能性があるのでお控えください。

―最後に、今後の目標について教えていただけますか?

佐保田 昨年、弊社の縫製工場を立ち上げたという経緯もありまして、仕入れたものを売るという従来の形から、SPA企業(製造小売業)のほうにもっとシフトしていきたいと考えています。私もスタッフも、企画製造にはかなりの熱意がありますし、日本の毛布の産地を守るためにも皆様から支持されるような商品を企画して、世の中に発信していきたいと思っています。

―本日は大変有意義なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。

「ひなたぼっこ 綿毛布」

「ひなたぼっこ 綿毛布」
商品番号:w235‐16fw‐hinata
サイズ:ミニサイズ66cm×70cm、ベビーサイズ70cm×100cm、おひるねサイズ85cm×115cm、ハーフサイズ100cm×140cm、シングルサイズ140cm×200cm
素材:毛羽部分(ヨコ糸)綿100%(タテ糸 ポリエステル100%)
※直接肌に触れる部分は綿100%です。
生産地:日本
価格:¥2,850~9,800(税込)
店名:Hanzam Cocoa
電話:
0120-70-8036(フリーダイヤル)
044-911-2131(携帯から)
(10:00~17:00電話対応)
定休日:土、日、祝日 インターネットでのご注文は24時間365日対応
ひなたぼっこ総合ページ:https://item.rakuten.co.jp/hanzam/w235-16fw-hinata-dot-mini/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/hanzam

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
佐保田篤(株式会社半ざむ 代表取締役社長)

1981年神奈川県生まれ。青山学院大学卒業後、約4年の修業期間を経て2008年に株式会社半ざむへ入社。2021年に同社代表取締役社長に就任。昨年縫製工場を立ち上げ、企画・販売だけでなく製造にも注力している。

<文/鶴良子 MC/伊藤マヤ 画像協力/半ざむ>

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