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ゆったり着られるフリーサイズ!「グレープ」がミセスに贈る天然素材のブラウス&プルオーバー

2024/03/08

年代を問わず楽しんでいきたいファッション。大人の女性であれば、お気に入りのショップやブランドを一つは見つけておきたいところです。今回、編集長アッキ―こと坂口明子が気になったのは「ミセスのためのカジュアルウェア」を提案している「グレープ」のお洋服。2021年に「有限会社グレープ」代表取締役に就任した岡島菖氏に、ものづくりへの思いや商品の魅力をうかがいました。

有限会社グレープ 代表取締役 岡島菖氏
有限会社グレープ 代表取締役の岡島菖氏

―まずは貴社の沿革についてお伺いします。

岡島 1967年の設立後、横浜元町に本店を構えました。弊社は「生活を楽しむミセスのカジュアル」をコンセプトにオリジナルの洋服を作り、販売する会社です。ミセスの生活に一番近い場所ということで、駅ビルという立地を選び展開しています。現在は全8店舗があり、横浜・湘南・東京エリアを中心に静岡県や福島県まで出店しています。

―先代社長であるお父様から、どのようなきっかけで会社を継ごうと思われたのでしょうか?

岡島 当初は会社を継ぐことは考えておらず、私はニューヨークの大学で建築を学んでいました。卒業後は現地の建築事務所にデザイナーとして勤めていたのですが、2013年頃に父から「うちで仕事をしてみないか」と打診があり、帰国を決めました。

仕事内容を聞くと、ものづくりという点で建築と共通する部分をとても多く感じました。服も建築も生活において必要なもの、その中でいかに豊かさを感じられるものづくりをするか、という意識があります。私は女性が多い環境で育ったので「女性に喜んでもらえる服」ということにもすごく興味を惹かれました。入社後は商品のデザイン企画や発注にも関わり、生産工場は私が現地に赴いてチェックしています。

―建築から洋服のデザインへ移行、違いは大きかったですか?

岡島 もっとも違いを感じたのは、プロジェクトにかかる時間です。私の経験では、建築の場合は、最短で2年、長くて3~5年はかかりましたが、洋服に関しては最短で1か月以内です。弊社はほぼ全ての商品で糸から織り、色までオリジナルの服を作っています。それでも手元に完成品が届くまで長くて6か月ほどで、単純に言えば春夏・秋冬と、1年間で2サイクルのものづくりとなります。一つのテーマに沿ったものを作っていく点では似ているのですが、ペースの速さや1シーズンのバリエーションの多さは大きな変化です。

―2021年に社長へ就任。経営の軸となっている考え方は変わりましたか?

岡島 「生活を楽しむミセスのカジュアル」を提案していくという軸は、先代の頃から一切変わっていません。天然素材を中心とするものづくりの中で、一番こだわっているのは素材と風合いです。着たときに肌触りが良く、夏には涼しくて、冬には暖かな、軽くて柔らかい生地。ズボンやトップス、コートと、全てをフリーサイズでお作りしているのも特徴です。色・織柄が綺麗で、着心地が良く、さらには手に取りやすい価格の服を作るのが基本であり、ブランドのモットーです。

―フリーサイズで作られていることも特徴ですね。

岡島 とても長い間「グレープ」を愛顧してくださっているファンの皆様は多く、60代や70代の方に「私は最初の子を産んだときからずっとグレープに来ているのよ」とおっしゃっていただくこともあります。設立当初からフリーサイズでご用意しているので、マタニティのように着てくださるお客様がとても多かったようです。ミセスの体や生活環境に合ったお洋服ということで、楽に着られて動きやすいもの、ボディラインがすっきりして見えるデザインを意識しています。ふわっと着るタイプを主軸に、小柄な方に向けたフォルムも展開中です。

―「シアサッカーのブラウス」の魅力について教えてください。

岡島 シアサッカーは単色やストライプの製品が一般的ですが、こちらは絞り染め技法を使い、色の変化する部分がボーダーのように見えるのが特徴です。チラチラと動きが出る織り柄になっていて、肌から離れる張り感のあるフォルムも人気です。コットン100%ですのでお洗濯も簡単で、パンツスタイルにサラッと羽織っていただけるほか、前を閉めてプルオーバー風にもお召しいただけます。

―襟の形がめずらしく、かなりスタイリッシュな印象を受けました。

岡島 ヘチマ襟のようなスタイルは人気の形です。普通に折れば通常のブラウスのようになり、襟を立ててジャケットのような見せ方も可能です。裏地がついていないブラウスということで、2月中旬から夏の終わりぐらいまでお召しいただけます。春の始まりにはインナーにカットソー、夏には1枚でお召しいただくなど、工夫できる軽い素材です。

―「綿麻ストライプのプルオーバー」も素敵です。

岡島 こちらは先染めでストライプに織り上げたプルオーバーです。麻の糸を紡いだときに重なってできる球のような部分も生地の中に織り込まれていますので、麻特有のさらっとした肌触りや、綿の柔らかさがあり、とても着心地がいいものとなっています。

少し薄手ですので、3月頭から秋口ぐらいまでお召しいただけます。素材と形は「グレープ」で定番の人気商品になっていて、色柄を変えて毎年提案しています。新柄・新色が出るたびに買い足していただいているファンの方も多くいらっしゃいます。

―「グレープ」のお洋服には楽しい色や柄が多く見られます。

岡島 ベーシックなお色ももちろん展開していますが、全体的に明るくきれいなイメージでお作りしています。ハンドブロックなどの技法で色柄の見え方が変わってくるのも面白いところです。イメージの話をしますと、自然の中でもナチュラルに共存していけるようなお洋服を作っていて、実店舗にも観葉植物を多く取り入れています。ご来店いただいた方の心が和む空間でありたいです。

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―最後に、今後のご展望についてお聞かせいただけますか?

岡島 お客様のお近くで販売できるように、常に出店を志してはいます。一方で、オンラインショップに関して「もっと商品のバリエーションが欲しい」というご要望が多く、お応えしていきたいと思います。人気商品はなるべく掲載しているのですが、お店に出ている商品の半分も掲載できていない状態です。

具体的にはワイドなガウチョタイプのズボンや、さらっとしたストレッチ性のあるズボンなど、シーズンを通して人気のパンツアイテムをオンラインでもお届けしていきたいです。「グレープ」のパンツ(ズボン)はウエストを全てゴムでお作りしており、ゴムの入れ替え・調整ができるタイプもありますので、ひとりひとりのお客様に合ったスタイルを見つけていただけると思います。

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手紡ぎ・手織り素材をイメージして作られたグレープの「カディ・ライク」素材、
さらりとハリのある風合いが特徴。ジャケット・ワンピース・パンツと幅広く展開している。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました!

「シアサッカーのブラウス」AB-743-39(フリーサイズ)

「シアサッカーのブラウス」AB-743-39(フリーサイズ)
価格:¥7,900(税込)
店名:グレープ元町 本店
電話:045-661-1221(10:00~18:30 定休日 不定休)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.shop.grape-motomachi.jp/product-page/%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9
オンラインショップ:https://www.shop.grape-motomachi.jp/

「綿麻ストライプのプルオーバー」AB-305-60(フリーサイズ)

「綿麻ストライプのプルオーバー」AB-305-60(フリーサイズ)
価格:¥5,900(税込)
店名:グレープ元町 本店
電話:045-661-1221(10:00~18:30 定休日 不定休)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.shop.grape-motomachi.jp/product-page/%E7%B6%BF%E9%BA%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%97%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC
オンラインショップ:https://www.shop.grape-motomachi.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
岡島菖(有限会社グレープ 代表取締役)

1983年、神奈川県横浜市出身。米NYパーソンズ・スクール・オブ・デザイン大学建築学科卒業。米大手事務所で建築デザイナーとして働いたのち、2013年に帰国、有限会社グレープへ入社。国内外の市場・工場へ足を運びながら、商品企画、店舗開発、EC開発を担当。2021年に同社代表取締役に就任。

<文/マスダアヤノ MC/橋本小波 画像協力/グレープ>

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