●奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」
こんにちは、日本全国お取り寄せ手帖Web編集長の坂口明子です。
全国アンテナショップのご紹介、第51回目は、日本橋にある「奈良まほろば館」から、“うまいもん パート1”として、奈良ならではの4つをご紹介します!
奈良県のゆるキャラ、せんとくん。レジ袋にプリントしてありました~。シワをのばして撮影(笑)
こんにちは、日本全国お取り寄せ手帖Web編集長の坂口明子です。
全国アンテナショップのご紹介、第51回目は、日本橋にある「奈良まほろば館」から、“うまいもん パート1”として、奈良ならではの4つをご紹介します!
奈良県のゆるキャラ、せんとくん。レジ袋にプリントしてありました~。シワをのばして撮影(笑)
奈良は、高校の卒業旅行で巡って以来のご無沙汰です(いったい何年前!!! 何十年になるかも)
仏像や正倉院展、訪れたい気持ちは満々なんですけど、縁がなくて…。
最近は歴史文化だけでなく、素敵なお店や宿が増えて、さらに魅力的になっていると、関西の編集担当から聞いているので、ぜひ行きたいと思っています。まず下調べにおいしいものチェックです。「奈良まほろば館」は日本橋三越の真向かい。とてもわかりやすい場所にありました。
奈良といえば、なんといっても奈良公園の“鹿”です。奈良では鹿が神の使いとして大切にされています。そういえば10年くらい前に「鹿男あをによし」(原作:万城目学)というTVドラマがありましたね~。ファンタジーでしたが、とっても印象に残っています。
ということで、鹿がモチーフの最中(もなか)「神鹿物語」を選びました。
「神鹿物語(ミルク最中)」
▶価格 540円/3個入り(税込)
▶賞味期限 商品に記載
▶製造者 有限会社 多口製菓
▶URL https://www.taguchiseika.com/
パッケージが可愛くて神々しい感じも取り入れてあっていい感じです。
3個入り。袋のデザインも凝っていて、おみやげにぴったりです。
鹿が鎮座したキッチュな形。真っ白な白鹿がキュートです!
中は普通の小豆あんではなくて、白いんげんのあんに刻んだ奈良県産吉野柿とキャラメルで煮込んだアーモンド、濃厚なミルク飴、国内産練乳、が練り込まれています。
もっちりしている食感で、甘さもほどよくておいしい! 日本茶だけでなく、紅茶やコーヒーにも合う味、奈良ならではの最中ですね!
柿というと、まっさきに学校で学んだ「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」by 正岡子規 を思い出すせいか、法隆寺、柿、奈良はいつもセットのキーワード。事実、奈良の国内生産量は第2位。名産地です。ここアンテナショップには当然、柿モノがいろいろあります。あんぽ柿、柿酢、柿もなか、柿ようかんなどなど。その中で特に魅かれたのが、「柿専門店の柿けーき」。
「柿けーき」
▶価格 1,080円/260g 直径11cm×4.5cm(税込)
▶賞味期限 商品に記載
▶製造者 石井物産株式会社
▶URL https://a-kaki.com
平城遷都1300年(2010年)を記念して作られた「奈良のうまいもの」のうちの1つだそう。開封すると、本物の柿のヘタがのったパウンドケーキです。
こんな感じのインパクト。実際は下の写真のようにプラスチックケースの上からさらにビニール袋で密閉されています。
直径は11㎝なので、5~6切れに切り分けると食べやすい大きさです。
柿のヘタ、立派です。本物のドライですが、もちろん、食べられません。「柿けーき」は中央に柿ジャム(羊羹のようですが、甘すぎません)。中には干し柿が刻んで入っているパウンドケーキです。
柿入りのパウンドケーキ、奈良のおみやげには絶対に喜ばれます!
柿つながりで、忘れてはならないのが、「柿の葉すし」。押しずしで、殺菌効果のある柿の葉で包んであるのが特徴です。
「柿の葉すし」
▶価格 1,250円/鯖4貫、鮭4貫(税込)
▶賞味期限 商品に記載
▶製造者 柿の葉すし 山の辺
▶URL https://www.kakinohasushi.net/kodawari.html
江戸時代に考案されたといわれ、もともとは塩漬けの鯖だけが始まりのようです。いろいろな種類がありますが、山の辺さんのおすしは、お米は奈良県明日香村のヒノヒカリと柿の葉も周辺から1枚1枚選んでいるとあります。
鯖と鮭のミックスがきれいに並んでいます。どれがどっちだかは開けてみないとわかりません。
食卓には、器に盛って。
酢飯は押しずしのわりには、ふんわりしていて、お米のおいしさを感じます。酸味もほどよく柚子の香りがほんのり。パクパクいただけました!
奈良の名物、ずばり「奈良漬」、野菜の酒粕漬けです。もちろん名物ですから、いろいろなお店のものが揃っていて、棚の近くには、初めての人が選びやすいように表が貼ってありました。甘口、辛口、食べやすいマイルドなものなどがひと目でわかるようになっている、うれしい工夫です。
奈良漬は鰻屋さんでうな重とかうな丼に必ずといっていいほど添えられていますよね。うなぎの濃厚な味と脂の口直しとして相性ぴったりということでしょうか。
ここで選んだのは、昔ながらの方法で、砂糖や甘味料、添加物を使わずに酒粕のみで漬けている森奈良漬店のもの。辛口タイプです。きゅうりと瓜があり、瓜の1本漬けを購入しました。
「奈良漬 瓜」
▶価格 1,080円/1本(税込)
▶賞味期限 商品に記載
▶製造者 株式会社 森奈良漬店
▶URL https://www.naraduke.co.jp/
瓜が1本、開いて酒粕に漬かっています。
密閉のビニール袋を開け、さらに包みを開けると、こんな感じ。
濃厚な酒粕の香りが漂います。瓜の中側の部分にもびっしり酒粕を使っているので、
両方はずすとこんなに酒粕がありました。
酒粕は、魚の切り身を漬けるといいとあるので、試してみます。
添付のパンフレットをよく読んだら、食べる分だけ酒粕を落として切り、水洗いしてから切り分けるとよいとありました。もう全部とっちゃったので、このまま残りはラップをしっかりかけて冷蔵庫へ。
しっかり漬かっていて芳醇な香りと濃厚な味です。雑味がなく、口直しにはぴったり。今までいただいた奈良漬の中では一番おいしいです。ただし、お酒らしさを強く感じるので、アルコールが弱い方にはきついかもしれません。その場合は洗って、冷蔵庫で1日ぐらい置いてからいただくといいと、パンフレットに書いてありました。試してみると、確かにアルコール分がとび、マイルドになりますが、私は洗わないままの味のほうが好きです。
レシピというほどではありませんが、奈良漬を一口大の薄切りにして、クリームチーズ、粗びき黒こしょう、エキストラバージンオリーブオイルをかけると、ワインやウイスキーにぴったりのおつまみに。濃厚なので、赤ワインが合いそう。
またさらに、クリームチーズに奈良漬の小角切りを混ぜて、レーズンバター風に。こちらは、こしょうのかわりに、少しだけマヨネーズをクリームチーズに加えて、柔らかくすると、混ざりやすくなりますし、味も軽くなります。
一度ラップに包んで、棒状にし、冷蔵庫で冷やし固めて、切り分けます。
レーズンバターならぬ、奈良漬クリームチーズ。マヨネーズ味がオンされると、ビールやハイボールにも合う味になります。
鰆(サワラ)の切り身に軽く塩を振って、30分置き、水気を拭いて、奈良漬の粕に漬けました。
ラップをして、冷蔵庫で4日おいて焼くと、おいしい粕漬けに。
しっかり酒粕を取ってから焼きます。私は拭いただけで焼いたら、焦げてしまったので、一度洗って酒粕を落として焼くと、ここまで焦げないはずです。同じ香りなので、奈良漬を添えて。食卓に。
パート1はここまで。パート2では、吉野葛や三輪そうめんに注目します。
<アンテナショップ>
●「奈良まほろば館」
住所 東京都中央区日本橋室町1丁目6番2号 日本橋室町162ビル1F・2F
電話 03-3516-3933(1Fショップ直通)
営業時間 10:30~19:00(物産)
定休日 12月31日~1月3日
ホームページ 奈良県東京事務所情報発信課 公式ホームページ
URL https://www.mahoroba-kan.jp/
※紹介した商品はすべてアンテナショップでの購入時価格です。価格は変更になる場合があります。また、価格がメーカーと異なる商品や時期等によりアンテナショップで取り扱わない商品もあります。