【8月の食日記】

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〇月×日

西麻布の「クローニー」は昨年12月にオープンするや、たちまち話題になったレストラン。料理、ワイン、サービス、全てが客に楽しんでもらいたいという一点に集中している。会話が生まれる驚きは十分だけれど、難解でない一皿一皿。ワイン好きも単なる酒好きも盛り上がれるペアリング。弾む会話。レストランはやっぱりすごいなと、改めて思わせてくれる一軒。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 Crony(クローニー)
▶ 住所 東京都港区西麻布2丁目25-24 NISHIAZABU FTビル MB1F(半地下1階)
▶ 営業時間 18:00 – 20:00(L.O)、ワインバー 21:30 – 26:00
▶ 定休日 不定休
▶ TEL 03-6712-5085
▶ URL http://www.fft-crony.jp

〇月×日

名サービス人と謳われた「サリュー」の鳥山由紀夫氏が独立して、外苑前にオープンした「アミニマ」。カップル、一人客、女性同士、会社仲間と客層は幅広いが上質で、誰もが楽しそうに食べ、飲み、笑えるお店。ガッツリ食べるのも、カウンターで名物・サバのリエットを食べながらワイン1杯というのもいい。有名雑誌にも取り上げられたトイレの作文でも有名な、阿部真子シェフの〆カレーは必食。鳥山オーナーは元ラガーマンでもあるので、ラグビーファンにもおすすめだ。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 Aminima
▶ URL https://www.aminima.jp/

〇月×日

某有名星付きシェフから「素晴らしい!」と言われて購入したオリーブオイル「あかつき」。香川県産のルッカ種で、フルーティな香りがいい。実はいいオリーブオイルと出会うのは結構難しいので、こういう商品と出会えると嬉しくなる。レモンと塩とあかつきがあれば、完璧なドレッシングが完成だ。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 三豊オリーブ
▶ 住所 香川県三豊市仁尾町仁尾辛42-17
▶ 営業時間 8:00~17:00
▶ 定休日 日曜、祝日
▶ TEL 0875-82-4219
▶ URL https://mitoyoolive.stores.jp/

〇月×日

「レッセフェール」は三宿にオープンした16席の小さな中国料理店。「赤坂璃宮」、「マサズキッチン」、「白金亭」などの人気店で修業した藤本健太朗シェフが腕を振るう。料理は5800円のコースのみで、繊細で美しい。デザート含め11品が供されるが、ポーションは少なめなので、女性でも楽しく食べきれるはず。シェフの出身地である栃木・ココファームのワインもグラスで飲める。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 中国料理 laissez-faire
▶ 住所 東京都世田谷区池尻1丁目11‐8 和光ハイム1F
▶ 営業時間
Lunch 12:00~13:30(L.O) ※火~日曜営業、水曜定休
Dinner 18:00~23:30(L.O)
▶ 定休日 水曜日
▶ TEL 03-6805-3301
▶ URL https://laissez-faire.heteml.net/

〇月×日

愛するグルマンの皆さんと恵比寿「ルコック」の話題になった。「しみじみうまい」「奥が深い」「香りが素晴らしい」。皆、うっとりした顔で語り合い、取り残される自分。どうにも我慢できず、翌日訪問。ご夫妻で営むわずか10席のお店。全てに何のけれんみも無い。それなのに圧倒的に「レストラン」としての素晴らしさがある。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 Le Coq
▶ URL http://www.lecoq.co.jp/

〇月×日

新宿駅を通るときは必ず購入する「国技館やきとり」。大相撲のお土産名物として有名だが、実は都内では新宿、東京、上野駅等の駅弁屋さんや両国駅の江戸のれん等で購入することができる。
翌日の息子の弁当で悩んでいた時に閃いた。この、冷めても旨いやきとりで焼き鳥弁当が作れるのでは?と。早速購入。ピーマンを炒めようかと思ったら買い忘れたので、甘辛く炒めた舞茸を敷いてみる。「ものすごく美味かった!」と。それはそうだろう。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 国技館サービス株式会社(常設売店)
▶ 住所 東京都墨田区横網1-3-28
▶ 営業時間 10:00~16:00 冷凍焼鳥のみ販売
▶ 定休日 不定休
▶ TEL 03-3625-2111
▶ URL http://shop.kokugikan.jp/

〇月×日

新宿の「すし匠」系3店から大塚「鮨勝」に至る間の山手線駅(新大久保・高田馬場・目白・池袋)は、鮨真空空間だった。個人的に。そんな中、6月20日「目白鮨おざき」がオープン。高田馬場「鮨源」で21年修業した尾崎雅也さんのお店。今、東京の鮨店に求められているのは良くも悪くも”対人コミュニケ―ション能力”だけれど、これがとてもいい。大箱で鍛えられてきただけあって、対応も極めて柔軟。お好みも全然OKというのは自信があるからこそだろう。つけ場の奥にはガラスで仕切られた焼き台があり、ライブ感もある。日本酒のラインナップはいい上に、ワインもグラスから用意されている。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 目白鮨おざき
▶ 住所 東京都豊島区目白3 – 13 – 1目白コトブキビル3F
▶ 営業時間 17:30〜22:00(ラストオーダー21:30)
▶ 定休日 基本水曜日(祝日などで変更あり)
▶ TEL 03-6908-0506
▶ URL https://www.instagram.com/mejiro_sushiozaki/

〇月×日

仕事柄、様々なニューオープン情報をいただくが、読んだ瞬間に腰が砕けたのは初めての体験。”パスタ1種、赤ワイン1種、BGMはレッドツェッペリンだけのお店『OUT』です”って…。三人のオーストラリア人起業家が始めたということで、パスタはトリュフパスタ2900円のみ。赤ワインは1杯1300円。東京を買い被りすぎてないかいと疑問を抱きつつ訪問。食券機!で買うのだけれど、これがなんともスタイリッシュでかっこいい。手打ちの自家製パスタは150グラムとたっぷりで、その場でフレッシュトリュフを削って出してくれる。トリュフの香りと赤ワインは、人を快楽と弛緩に追い込む最強アイテム。これで「天国への階段」なんかが流れてきたらもう桃源郷。ひょっとしたら贅沢な〆の炭水化物として定着するかもしれない。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 OUT
▶ 住所 東京都渋谷区渋谷2−7−14
▶ 営業時間 18:00~
▶ 定休日 月曜日
▶ URL http://www.out.restaurant/

〇月×日

突然の仙台~石巻1泊。行ってみたかった仙台駅ビルすし通りの立ち食い「北辰鮨」。古き良きスタイルのいいお店。回転も速いので、並んでもすぐ入れる。翌日は、仙台駅至近の人気店「丸昌」で鮮度抜群のもつ焼きと墨廼江で昼酒。アジア系サービス人のレベルがすごく高くて素晴らしい。しかし、せっかくリーデルのステム無し旅行用マイグラス持って行ったのに、売店でワインは売っておらず活躍せず。ワインの全国制覇はまだまだこれからなのだろう。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 北辰鮨 仙台駅店

SHOP INFORMATION
▶ 店名 モツ焼専門 丸昌
▶ 住所 宮城県仙台市青葉区中央1丁目8-2 よろづや駅前ビル 1階
▶ 営業時間 11:00~24:00
▶ 定休日 なし
▶ TEL 022-712-2538
▶ URL http://taiheizan-farm.jpn.com/marusho/

大木淳夫

大木淳夫

「東京最高のレストラン」編集長

1965年東京生まれ。学習院大学卒。ぴあ株式会社メディア・クリエイティブ局メディアプロデューサー。日本初のプロによる唯一の実名評価本「東京最のレストラン」編集長を2001年の創刊より務めている。その他の編集作品に「東京とんかつ会議」(山本益博・マッキー牧元・河田剛)、「いまどき真っ当な料理店」(田中康夫)、「一食入魂」(小山薫堂)、「日本一江戸前鮨がわかる本」(早川光)、「グルメ多動力」(堀江貴文)など。好きなジャンルは鮨とフレンチ。
現在は、「テリヤキ」(堀江貴文氏が運営するグルメキュレーションサービス)公式キュレーター=「テリヤキスト」、Retty「TOP USER」としても活動中。

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