【6月の食日記】

【6月の食日記】

〇月×日
神楽坂の路地裏。
決して窮屈ではない、カウンターのみの気持ちのいい空間。
ビールはエビス、ハートランド、マスターズドリーム。
泡と白はグラスあり。焼酎は話題のフラミンゴも。
日本酒、ハイボールはもちろん。
料理はシンプルだけれど、アオリイカの山わさび和えなど、センスのいい品が並ぶ。
一方で、アジフライ、うなぎ炭焼き、牛ヒレカツといった男子大好き系も。
アラカルトで飲んでだいたい1万前後。
ご主人はイケメンで、しかも誠実。
「シゲテイ」。全ての40代以上にお勧めしたい。

アジフライ、うなぎ炭焼き、牛ヒレカツといった男子大好き系も。
料理はシンプルだけれど、アオリイカの山わさび和えなど、センスのいい品が並ぶ。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 シゲ テイ
▶ URL https://www.facebook.com/shigetei.kagurazaka/

〇月×日
高田馬場から徒歩10分ほど。かつて人気居酒屋「真菜板」があった場所に、ほぼ居抜きでオープンした「ヴァタニム」。
ここのラグマンという、中央アジアのいわゆる”うどん”が過去最高級に美味しいとの情報が。
実は何度か昼時に前を通ったことがあったのだけれど、常に(おそらく)ウズベキスタン人で満席どころか行列ができていた。
これは期待大。ちょっと時間があったので3時過ぎに訪問。
客は私だけで次の約束まで20分。楽勝だと思い、早速ラグマンをオーダー。
すると恐ろしいことに、(おそらく)ウズベキスタン人の職人さんがおもむろに麺を打ち出すではないか。
わっと慌てて検索すると、そもそもラグマンたるもの、食べる直前に麺を手打ちするのが定義だと! by小泉武夫先生。
じゃあしょうがないと諦め、その妙技を眺めること10数分。飽きない。
早速、きれいな細麺をいただくが、ものすごいコシで噛み切れない。
大陸の麺は柔らかいと思っていたのでびっくりしたが、トマトベースのスープと和えるうちに絶妙の食感に。確かに旨い。後を引く。
他にも羊の串焼きや煮込みなど、魅力的なメニューがあったが、アルコールは無いので、そこを承知の上でお楽しみください。

ここのラグマンという、中央アジアのいわゆる”うどん”が過去最高級に美味しいとの情報が。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 Vatanim-ヴァタニム
▶ URL https://www.facebook.com/vatanim.tokyo/

〇月×日
これをカニクリームコロッケと呼ぶのなら、今まで食べてきたのはクリームコロッケのカニ風味ということになってしまう。いいのかあんなに身を詰めて。
銀座「時喰み」はワインと共に和の料理を楽しめるお店。
いつもポテサラとマカロニサラダを頼んでしまうので、一緒にしちゃえ! というオーナー(「徳うち山」の工藤氏)の発想から生まれたらしい「マカポテサラダ」800円は、男のロマンだろう。
面白いのは、プラス千円で、どの料理にも生うにかサマートリュフをオンできること。もう、なんかすごいけれど、ナイスガイな料理長もソムリエの女性も感じがいいし、内装もシンプルなのでギラギラした金満感は無い。
ボルトやシゲテイ、てのしまもそうだが、居酒屋でも小料理屋でもない、新たなジャンル名が必要な時代に。

いつもポテサラとマカロニサラダを頼んでしまうので、一緒にしちゃえ! というオーナー(「徳うち山」の工藤氏)の発想から生まれたらしい「マカポテサラダ」800円は、男のロマンだろう。
これをカニクリームコロッケと呼ぶのなら、今まで食べてきたのはクリームコロッケのカニ風味ということになってしまう。いいのかあんなに身を詰めて。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 時喰み
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13233337/

〇月×日
約2年ぶりの再訪となった「江戸前晋作」。
当時は奥様のご懐妊によるワンオペ体制が大変そうだった。
それが今では6時半一斉スタートの1回転となり、流れるようなスムーズさに。
敬愛する早乙女さんのお店には、今も月2ペースで通っているというが、その誠実さと探求心が天ぷらに現れていて、なんとも美味。
オープン当初からこだわっている、瓶内熟成の日本酒もさらにおいしくなった気が。

敬愛する早乙女さんのお店には、今も月2ペースで通っているというが、その誠実さと探求心が天ぷらに現れていて、なんとも美味。
オープン当初からこだわっている、瓶内熟成の日本酒もさらにおいしくなった気が。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 江戸前晋作
▶ URL https://www.shinsaku.tokyo/

〇月×日
甲州街道沿いの幡ヶ谷で大変評判のいい「サプライ」へ。
立ち飲み、カウンター、テーブルが用意され、BGMはセンスのよいJ-POP、ワインは全てビオ。イタリア料理が主体だけれど、羊とセロリの餃子なんていうのもあり、ああもう、これは流行るよねえと納得。

イタリア料理が主体だけれど、羊とセロリの餃子なんていうのもあり、ああもう、これは流行るよねえと納得。
立ち飲み、カウンター、テーブルが用意され、BGMはセンスのよいJ-POP、ワインは全てビオ。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 SUPPLY
▶ URL https://www.facebook.com/SUPPLY_hatagaya-274119746485828/

〇月×日
ここのところ、それほど超話題店、というのは出ていないフレンチだけれど、ジャンルとして技術があるので、お店のレベルは高い。
昨年末にオープンした中目黒「グルドボア」もそう。
カウンター主体でビストロの雰囲気だが、料理は素材の組み合わせや盛り付けが面白く、忘れ難い。ワインは全てビオ。料理は人数分に全てシェアした状態で出してくれる。自分にも人にも薦めやすい一軒だ。

カウンター主体でビストロの雰囲気だが、料理は素材の組み合わせや盛り付けが面白く、忘れ難い。
料理は人数分に全てシェアした状態で出してくれる。自分にも人にも薦めやすい一軒だ。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 La gueule de bois(グルドボワ)
▶ URL https://www.facebook.com/Lagueuledebois/

〇月×日
6月5日にオープンしたポークビンダルーのお店「副大統領」へ。
ものすごく惜しまれつつ閉店したタイ料理店「パッポンキッチン」の場所を居抜きで。
仕掛けるのは前店同様、異能の人・さとうこうじ氏。
ポークビンダルーは辛味と酸味が同居する豚肉のカレーで、インド・ゴア(店名のヒント)地方の名物らしい。
カレーとライスの間には、チョップサラダとクスクスが横たわっている。
驚くほど酸味が魅力的で、辛さを爽やかに引き立てる。
旨い。
豚は絶妙の柔らかさ。1個無料の茹で卵(事前に剥いておくこと必須)や、卓上のいろんな調味料を加えたり、野菜と混ぜたりしていると、楽しくてあっという間に食べ終えてしまう。
いかにも美味しいカレーを作りそうな、大柄でひげのお兄さんのワンオペ。
ポークビンダルー1000円一択。
11時からだいたい午後3時まで。
潔くて美味しい。それでいいんだなと妙に納得。

ポークビンダルーは辛味と酸味が同居する豚肉のカレーで、インド・ゴア(店名のヒント)地方の名物らしい。 カレーとライスの間には、チョップサラダとクスクスが横たわっている。
ものすごく惜しまれつつ閉店したタイ料理店「パッポンキッチン」の場所を居抜きで。 仕掛けるのは前店同様、異能の人・さとうこうじ氏。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 副大統領
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13235448/

〇月×日
こんな写真を載せておいてなんなのだけれど、「サエキ飯店」は極めて真っ当な料理店だ。
多くのグルマンが、いまかいまかと待っていた佐伯悠太郎シェフがこの4月にオープン。香港や広東省で腕を磨き、「楽記」の料理長として活躍してきた快活かつどん欲な若き料理人は、自らの料理を広東料理ではなく、様々な地方の美味さを集めた香港料理だと言い切る。ゆえにスパイシーな料理もあるが、どの皿もひたすら食欲と酒欲を刺激する。
ワインは「いやー現地で飲んだら美味しかったんで!」という理由でジョージアワイン。これがまた料理にぴたりと合う、
コース中盤で供される、金華ハムだけで塩味を出した上湯スープは素晴らしすぎた。
現在はワンオペで、8月までの予約が瞬時に埋まってしまったようだ。
ぜひ本当に食べることが好きな人たちが集う店になってほしい。

こんな写真を載せておいてなんなのだけれど、「サエキ飯店」は極めて真っ当な料理店だ。
コース中盤で供される、金華ハムだけで塩味を出した上湯スープは素晴らしすぎた。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 サエキ飯店
▶ URL https://www.facebook.com/cantonmadloba/

〇月×日
あまりの家賃の高さに、もう中心部にいい店は出来ないのではないかと思っていた吉祥寺。
ところが昨年暮れ、どうもすごい中華が出来たらしいとの噂が。
いそいそとうかがったらこれがまた!
店名は「中國菜 四川 雲蓉(ユンロン)」。
お父様が営む判子屋さんの一角を料理店にしたとか。なるほどその手があったか。
まずはビールのお供にと、軽い気持ちで「XO醬」をオーダー。なかなか出てこないなと思ったら、作り置きではなく、今炒めている! 当然旨い。
改めてメニューを見ると、食べたいものしかない。
四川の定番「よだれ鳥」を頼み、「羊串肉」「三鷹産トマトと生みたて卵のふわふわ炒め」「経典回鍋肉」「酸菜魚」(乳酸発酵青ピクルスの酸っぱい辛い煮込み)と夢中で食べ、締めには「陳麻婆豆腐」。
聞けばシェフは「龍の子」のあと、四川で2年半修業し、「飄香」にもいたとか。
地元の食材も大切にしたいと、休日は武蔵野周辺の農家も回っているらしい。
「3日前にご予約をお願いします」という欄には、食べたことは無いけれど、恐ろしく興味深い四川の伝統・郷土料理が何品も。
再訪するしかないではないか。

四川の定番「よだれ鳥」を頼み、「羊串肉」「三鷹産トマトと生みたて卵のふわふわ炒め」「経典回鍋肉」「酸菜魚」(乳酸発酵青ピクルスの酸っぱい辛い煮込み)と夢中で食べ、締めには「陳麻婆豆腐」。
改めてメニューを見ると、食べたいものしかない。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 中國菜 四川 雲蓉(ユンロン)
▶ URL https://www.facebook.com/yunrong1102/

〇月×日
京都吉兆の徳岡総料理長が開発した「吉兆のだし」の発表会を「銀座つる」で。
個人的に待ち望んでいた、鰹節と昆布のみのパック。開発に数年かかっているとのことだが、素晴らしい旨味。
ということで、オンラインショップで大量買い。

京都吉兆の徳岡総料理長が開発した「吉兆のだし」
個人的に待ち望んでいた、鰹節と昆布のみのパック。開発に数年かかっているとのことだが、素晴らしい旨味。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 京都吉兆
▶ URL https://shop.kyoto-kitcho.com/?pid=143583684

SHOP INFORMATION
▶ 店名 銀座つる
▶ URL http://kikaku.pref.gunma.jp/g-info/restaurant.php

〇月×日
楠田卓也さんと宮永久嗣さんがタッグを組むという、ワイン好きが快哉を叫びそうな「サロンクスダ」が6月22日、恵比寿にオープン。楠田さんのスパンスパン! と胸に響くさすがな解説を聞きながら注がれるワインと、数多の食通を虜にした宮永シェフの料理。恐るべきツートップの誕生か。

楠田卓也さんと宮永久嗣さんがタッグを組むという、ワイン好きが快哉を叫びそうな「サロンクスダ」が今日、恵比寿にオープン。
楠田さんのスパンスパン! と胸に響くさすがな解説を聞きながら注がれるワインと、数多の食通を虜にした宮永シェフの料理。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 サロン クスダ
▶ URL https://salonkusuda.jp/

〇月×日
白金台の「センソ」で、ミツカンさんの新規事業「ZENB」から生まれたペーストを使った料理を。その名の通り、食材丸ごとを捨てることなく全部使いながら、添加物は無し。現在はコーン、ビーツ、枝豆、パプリカの4種。
ちょっと試食させてくださいとお願いしてスプーンで掬うと、「それは多すぎます」と。えっと思って、ほんのちょっとを口に含んでみると、とんでもなく濃厚で! なに?これなに?というほどの驚きの濃さ。そして自然由来の甘み。
ゼンブスティックもあって、こちらは少量でお腹がいっぱいになるのだけれど、翌日は恐ろしく爽快。
影響力のある大企業が、こういう真っ当な取り組みをするのはとてもいい。
まだまだ新しい商品が出て来るらしいので楽しみ。

白金台の「センソ」で、ミツカンさんの新規事業「ZENB」から生まれたペーストを使った料理を。
ゼンブスティックもあって、こちらは少量でお腹がいっぱいになるのだけれど、翌日は恐ろしく爽快。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 Ristorante Senso リストランテ センソ
▶ URL http://www.ristorantesenso.tokyo/

SHOP INFORMATION
▶ 店名 ZENB
▶ URL https://zenb.jp/?utm_source=google&utm_media=&cpc&utm_campaign=hkd_zenb_alwayson_01NQ_A01&gclid=EAIaIQobChMIqKL6u9i14wIVmbaWCh1RLAduEAAYASAAEgLqY_D_BwE

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