肉の旨みがあふれる!ちょっと贅沢なおつまみ「米沢牛入りサラミ」

2025/07/07

今回、編集長アッキーが気になったのは、山形県が誇るブランド牛「米沢牛」を使ったサラミです。商品を製造・販売している株式会社米沢食肉公社・代表取締役の佐藤康寛氏に商品の魅力を取材陣がお話を伺いました。

株式会社米沢食肉公社 代表取締役の佐藤康寛氏

―御社の歴史についてお聞かせください。

佐藤  1964年に置賜(おきたま)畜産公社という名前で創業し、畜産振興と食肉流通の近代化を目指してスタートしました。2006年に米沢食肉公社と社名を変更し、今年で61年目を迎えます。私は10代目の代表取締役になります。

原料肉に米沢牛と国産豚肉だけを使用した一番人気の商品。

―事業の特徴を教えてください。

佐藤 当社の特徴は完全一貫生産体制にあります。生産者から牛や豚を受け入れ、屠畜を行い、その後、競り市場を開催しています。地元のお肉屋さんや買い付け権利をお持ちの方々がボタンを押して競り合う場を提供しているんです。

主な業務は、その市場開催と食肉処理ですが、米沢牛や豚肉を部分肉やスライス肉に加工する設備に加え、さらに、いただいた命を有効活用するためサラミやハンバーグなどの加工製造ラインも設置し、お肉の流通に関わる事は、すべて自社内で行うことができます。これにより、生産者から消費者までの距離が近い、いわゆる「顔の見える商品づくり」が可能で、消費者の皆様には安全であることはもちろん、心から安心して召し上がっていただける食品の提供が可能なんです。

―独自商品を開発されているとのことですが、何種類くらいあるのでしょうか?

佐藤 常温商品、レトルト商品、冷蔵商品など自社ブランドだけでもさまざまあり、プライベートブランドとして製造しているものも含めると、100種類は下りません。

―商品はどちらで購入できますか?

佐藤 県内のスーパーや地元のお土産屋での販売がメインです。県外では明治屋や成城石井などで一部商品を販売しています。今回ご紹介する「米沢牛入りサラミ」は、成城石井では黄色・金色のパッケージで、明治屋さんではプライベートブランドの袋で販売しています。このサラミは約20年前から販売しているロングセラー商品です。

―「米沢牛入りサラミ」はコンテストで金賞を受賞されたそうですね。

佐藤 ドイツの食肉加工品コンテスト「IFFA(イーファ)」と、ドイツ農業協会が主催する品質競技会「DLG」で、2018年に金賞をいただきました。世界の代表的なコンテストで評価されている商品です。

― 商品が開発されたときのエピソードを教えてください。

佐藤 加工担当から聞いた話では、生産者からいただいた家畜の生命の恵みを余すことなく有効活用するためにはどうしたらいいかと頭をひねったそうです。山形という地域性もあり、米沢牛や豚肉という素材で何ができるかを考えた結果、サラミやカルパスの商品化に至りました。ただ、旨味である脂肪分が多くなるとお腹がゆるくなる場合があるため、絶妙なバランスを探るのに苦労したとも聞いています。

―おすすめの食べ方をお聞かせください。

佐藤 サラミというとおつまみのイメージが強いですが、山形では子どものおやつから、おじいちゃんおばあちゃんが集まった時のお茶請けまで、老若男女に親しまれています。製造工程で旨味が凝縮されている商品なので、スープに入れてアクセントにしたり、ミキサーでくだいてふりかけにしたりと、様々な食べ方ができます。もちろんお酒と一緒に楽しまれる方も多いです。また、当社のサラミは他社のサラミより少し柔らかいので、お年寄りの方からも「私でも食べられる」とお声をいただいています。

パスタに入れてもおいしい。

―オンラインショップはいつ頃から始められたのですか?

佐藤 まだ3年前に立ち上げたばかりです。を中心に、当社だから提供できる希少性の高いホルモンなども販売していて、最近は少しですがスライス肉も提供しています。

―お客様からの感想はいかがでしょうか?

佐藤 東北新幹線のグランクラスで食べたお客様から「どこで買えるの?」と直接お電話をいただいたことがあります。仙台の成城石井で販売していると伝えたところ、そのお客様は店舗に連絡して「売っているもの全部取っておいて」と言ったそうです。そういったお客様の声を聞けるのは本当に嬉しいです。

―今後の展望をお聞かせください。

佐藤 60周年を迎え、これからの10年に向けて食肉加工品を中心とした新しいミッションを作っていきたいと考えています。全社一丸となって、当社から出た商品をいかに有効に、効率的に、そしておいしくお客様へ届けるかという構想のもと進んでいきます。製造量の拡大や新商品開発を進め、その一助となるよう新工場も構想に入れています。食肉流通の拠点としてしっかりと役割を果たし、地域に貢献できる会社を目指しています。

また、人材育成に力を入れており、おかげさまで優秀な社員が育ってきています。退職者がほとんどいない会社になってきたことをうれしく思います。働きがいと充実感を大切にし、社員が自分でモチベーションを発信できる環境を作っていきたいですね。

―貴重なお話をありがとうございました。

「米沢牛入りサラミ」 55g
価格:¥378(税込)
店名:米沢食肉公社
電話:0120-60-2983(9:00~17:00 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shop.yonesyoku.com/SHOP/15.html
オンラインショップ:https://shop.yonesyoku.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

佐藤康寛(株式会社米沢食肉公社 代表取締役)
1957年山形県白鷹町生まれ。1980年に入社。2011年に常務就任、2020年5月に現職の代表取締役に就任。同社10代目の代表として60周年を迎え、地域貢献と加工品事業の拡大に注力。

<文/垣内栄 MC/田中香花 画像協力/米沢食肉公社>

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