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マグロ自慢の「焼津さかなセンター」から、誰もが好きな味「ネギトロ」を小分け冷凍パックでお届け

2023/03/13

マグロの水揚げ金額4年連続日本一の焼津から、新鮮な魚介を送ってもらえるという噂を聞きつけ、アッキーこと坂口明子編集長が取材へ。年間170万人が観光バスで訪れるという「焼津さかなセンター」内の注目店「大富水産」が、味で勝負を挑んだ「ネギトロ」をチェックします。

大富水産株式会社 代表取締役の井伊谷和道氏(左)と焼津フーズ社 我如古工場長(右)
大富水産株式会社 代表取締役の井伊谷和道氏(左)と
焼津フーズ社 我如古工場長(右)

―「焼津さかなセンター」とはどんなところでしょうか?

井伊谷 魚や水産加工品、特産品などを扱う店舗が約70軒あまり連なる市場で、1985年から37年続いています。県外から観光バスでいらっしゃる方も多く、年間170万人が来場する人気スポットでもあります。

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静岡県焼津市にある「焼津さかなセンター」。
マグロはもちろん、豊富な海産物や水産加工品の店が軒を連ねる。

―センター内に「大富水産」があるのですね。

井伊谷 私はもともと「焼津さかなセンター」の他のお店で働いていたのですが、そのあと「大富水産」に就職いたしました。弊社は2022年で開業17年目になります。私にとって「焼津さかなセンター」で働く魅力は、お客様に直接お話しをしたり試食をしていただいたりしながら商品を届けられること。品物の良さと売り子さんの接客のおかげで、お土産品を中心に順調に成長してきました。

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大富水産の店舗。
店員さんにおすすめを聞きながら買い物ができる。
試食も積極的に実施。

―コロナ禍で厳しい時も?

井伊谷 観光バスがストップしてしまい、お客様が来られなくなってしまったのでやはり売り上げは厳しかったです。直接接客がしたいとばかりも言ってもいられなくなりました。そこで、ネットストアを立ち上げ、商品開発も始めることにしました。

―ネギトロが人気商品になっています。

井伊谷 焼津といえばマグロのイメージなので、大富水産でも何か商品ができないかと、社員と一緒に考えたのが、ネギトロです。まずは他店のネギトロを取り寄せて食べてみたのですが、どれもあまり美味しくない。ネギトロの美味しいものを作りたくて、試行錯誤が始まりました。たくさんの業者から商品を取り寄せ、メーカー名を伏せて、「ABCのどれが美味しい?」と社員に投票をしてもらったりもしました。そうして、全ての票がある加工業者さんに集まったのです。それが「焼津フーズ社」さんでした。

―「焼津フーズ社」のネギトロはどこが違うのですか?

井伊谷 正直なところ、価格は他と比べて2割くらい高いんです。でも、鮮度の良いマグロを使っていて、身の質が違う。メバチマグロ100%で混ぜ物なし、甘くて脂が多く、その脂の質が良い。クセがなく、日本人が食べやすい脂の味だと思います。

―ネギトロを絞り出し袋に入れた理由は?

井伊谷 ネギトロって、1kgや500g入りなどの大袋での販売が多かったんです。普通のご家庭だと、解凍してしまうと使いきれないんです。女性従業員に聞いたら「食べきりサイズで、手が汚れない、チューブ型が良い」という声が出て、ホイップクリームのようなチューブ型の容れ物を開発してもらいました。

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絞り出し袋のようなチューブに80gずつネギトロが入っている。
ネギトロ丼はもちろん、手巻きずしにもぴったり。

―解凍法と使い方を教えてください。

井伊谷 冷凍から冷蔵に移して1時間~3時間で解凍できます。3時間くらいがおすすめですが、時間がない時は、流水で5~10分もあれば解凍できます。

まずはシンプルにネギトロ丼で食べてみてください。ご飯を酢飯にしてもいいです。絞り出しになっているので、軍艦巻きや手巻きにするのも、お子様も楽しめていいと思います。そのまま成形してハンバーグにしたり、ピーマンの肉詰めにするという方もいらっしゃいます。

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ピーマンに直接絞って肉詰めに。
マグロの味にコクがあるので、少しの塩だけで美味しい。

―手応えを感じますね。

井伊谷 以前は「焼津さかなセンター」には大勢の方がみえていましたし、値段の手頃さと売り子さんとの会話で商売が成立していました。ですが、今は、商品にこだわり、他の店にはないものを開発することが大事だと思っています。商品で人が来て、商品を育てる。付加価値をつけていかなければなりません。一見さんだけでなく、うちを指名してくれるリピーターさんが多くなるような施策も色々と考えています。

―今後の展望を教えてください。

井伊谷 ECも順調なのですが、私はやっぱり直接販売するのが好きなんです(笑)。コロナ禍に、買い物に行かれない方のために、山間部への移動販売を始めました。それが楽しくて。「来てくれてありがとう」「嬉しい」と直接言ってもらえるのが、結局好きなんですね。

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社長自ら移動販売へ。
山間部でも新鮮な魚介が手に入ると喜ばれている。
エリア拡大中。

―商品にも頼り甲斐のあるお人柄にも、ファンが増えそうです。ありがとうございました。

メバチまぐろのみ使用!!ネギトロ(80g×12袋)
メバチまぐろのみ使用!!ネギトロ(80g×12袋)

「メバチまぐろのみ使用!!ネギトロ」(80g×12袋)
価格:¥4,320(税込)
店名:焼津さかなセンターだいとみ
電話:054-621-0002(9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://store.shopping.yahoo.co.jp/daitomi/a-001.html
オンラインショップ:https://daitomisuisan.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
井伊谷和道(大富水産株式会社 代表取締役) 

1973年生まれ。1996年に焼津魚センター内にある会社に就職、2006年に大富水産株式会社へ。2017年、代表取締役社長に就任。コロナ禍、2019年ごろよりネット販売、移動販売(山間部)事業を主力に、販路を開拓中。

<文・撮影/尾崎真佐子 MC/和田英利 取材協力/大富水産、焼津フーズ社(我如古工場長) 画像協力/大富水産>

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