多い日でも手ぶらでOK!女性の体と心を解放するBé-A〈ベア〉の「ベア シグネチャー ショーツ 03」

多い日でも手ぶらでOK!女性の体と心を解放するBé-A〈ベア〉の「ベア シグネチャー ショーツ 03」

2022/10/18

女性にとってごく当たり前のこと、かつ、とても大切なことなのに、これまでオープンに語られることがなかった生理のこと。「忙しくてトイレに行けず、スカートが汚れてしまった」「朝起きたらシーツにシミがついていた」などなど困りごとがあっても、友だちや母親にも相談できない……という人も少なくないのでは? 今回、編集長アッキーこと坂口明子が気になったのは、女性ならではの悩みやストレスから解放してくれるという超吸収型サニタリーショーツブランド「Bé-A〈ベア〉」。商品開発・販売を行う株式会社V Holdings 代表取締役Co-CEO、株式会社Be-A Japan代表取締役である髙橋くみ氏に、取材陣がうかがいました。

株式会社V Holdings 代表取締役Co-CEO、株式会社Be-A Japan代表取締役の髙橋くみ氏。
株式会社V Holdings 代表取締役Co-CEO、株式会社Be-A Japan代表取締役の髙橋くみ氏。

―このショーツを穿くだけで、ブルーな期間をほぼストレスなく過ごせるなんて、夢のようです。どのような経緯で開発されたのでしょう?

髙橋 まずは、弊社の成り立ちについてお話しを。弊社は15年前、女性のライフステージの変化に応じて内と外、両軸からのケアを提案するべく、ウェルネスブランド「SIMPLISSE/シンプリス」の立ち上げを機に創業しました。ミッションとして掲げているのは「(まずは)日本で一番女性を幸せにする」。なぜ「(まずは)」なのかというと、「まずは」女性にフォーカスして、女性が抱える悩みを解決したいと考えます。そして、弊社が目指しているのは「まずは」がいらなくなる日が来ることです。
日本の社会も男女平等が進んできているとはいえ、まだまだ日本女性の半数以上は非正規雇用ですし、女性の議員数は全体の1割にも満たず、ジェンダーギャップ指数は世界188カ国の中の165位。本当の意味でのジェンダーフリーからは程遠い状態です。こうした状況を変えたい、「女性である」というだけで抱えてしまう問題や課題を解決する製品やサービスをお届けして世の中の女性をサポートしたいとの思いで14年間、走り続けてきました。
女性のみ30名弱の小さな会社なのですが、そうなると結婚や妊娠、出産といった女性のライフイベントは常に、社員の誰かに起きているわけです。だからこそ、女性のさまざまなニーズに応える製品やサービスを提供できる。それを自分たちの誇りにしてきたのです。それなのに……生理については社内できちんと話ができていなかったのです。

サプリメント、スキンケアを展開するウェルネスブランド「SIMPLISSE/シンプリス」。こちらは、潤いとハリ感を求める成熟世代に向けた人気の2STEP美容液「シンプリス アクティブ ブースター セラム/シンプリス トータル トリートメント セラム」。
サプリメント、スキンケアを展開するウェルネスブランド「SIMPLISSE/シンプリス」。
こちらは、潤いとハリ感を求める成熟世代に向けた人気の2STEP美容液
「シンプリス アクティブ ブースター セラム/シンプリス トータル トリートメント セラム」。
フェミニンエリアをケアする商品も。弱酸性よりしっかり洗える「シンプリス センシュアル フェミニン デオウォッシュ」(左)とフェミニンエリア専用美容液「シンプリス センシュアル フェニン デュオセラム」(右)のセット。
フェミニンエリアをケアする商品も。
弱酸性よりしっかり洗える「シンプリス センシュアル フェミニン デオウォッシュ」(左)と
フェミニンエリア専用美容液「シンプリス センシュアル フェミニン デュオセラム」(右)のセット。

―生理は女性にとって「当たり前」のことすぎて、話題にも上がらなかった?

髙橋 というより、やはり「話しにくい」ことだったのですね。それに気づいたのは6年ほど前のことです。小さな会社なので、キッチンやトイレの掃除も週1回、業者さんに来ていただく以外は自分たちでやっていました。ゴミ捨ても毎日、当番制で。そんなある日、誰も生理用品を会社で捨てていないということに気づいたんです。女性が30人いたら、いつも誰かしら生理が来ていますよね? 2日目ともなればナプキンが何枚も必要でしょうし。私はアメリカに住んでいて日本に滞在するのは月に1週間くらいですし、オフィスの中より外に出ていく仕事がほとんどなので、スタッフの生理についてとくに考えることもなかったのですが、みんなナプキンはどう処理しているんだろう? ひょっとして、汚れたナプキンを家に持ち帰っているの……? と気づいて、大きな衝撃を受けました。そこからすぐに「生理用品を捨てよう運動」を始めたのですが、それでも遠慮して捨てない人がいて。「みんな同じ、お互いさまなんだから捨てよう!」と声をかけて、ようやく捨てる文化ができ、そこをきっかけに社内で生理の話をするようになったのです。

―なるほど、そこで吸水ショーツが生まれたのですね。

髙橋 そうです。起業以来8年間、スタッフたちはストレスを抱えながらも「自分が我慢すればいい」と誰も問題提起しなかったんですね。すべての女性をサポートしたいという弊社ですらそういう状況って、どういういうことなのだろうと考えてしまって。ちょうどその頃、アメリカで吸水ショーツがあちこちのメーカーから販売され始めていました。サニタリー用品を持ち歩かずにすみ、ゴミも出ないなんて、そんな夢のような話があるの? とすぐに取り寄せてみたのですが、縫製が粗く、縫い目がほつれて漏れてしまったり、吸水率も表示どおりではなかったり、生地がごわついていて穿き心地がよくなかったり。もっとも、おそらくそれは生理文化の違いのせいでしょう。アメリカの女性たちはタンポンの使用率がとても高くて、サニタリーショーツは補助的に穿くもの、という位置づけなんですよね。また、ピルを服用している人が多く経血の量が少ないので、生理におびえる必要がないのです。でも、日本の女性はそうはいきません。じゃあ、自分たちで作ろう! と。

―どのような機能を備えたショーツを目指したのでしょう。

髙橋 まずは吸水量の確保と耐久性です。1日の吸水量として水分120mlが必要だと仮定し、さらに洗濯機で洗っても吸水力を維持できることを目指しました。さらに、ショーツ一体型ながら、洗いやすさを考えてパーツを2つ、身生地と吸収体で分ける。そして、お腹を冷やさない工夫を施す。自分でも、この商品化はかなりハードルが高いと思いましたが、このショーツに関しては吸水量と耐久性、そして保温性の3つの機能を揃えて出さないと意味がない、他で作れるものを私たちが作る必要はない。そう考えて、チャレンジすることにしたのです。しかし、製造工場を探すのが大変でした。下着メーカーをはじめ20社くらいに連絡したのですが、お返事をいただけたのは半分くらい。それも、「コストに見合わない」「技術的に無理」「日本女性は清潔好きだから、1日中穿き続けるショーツなんて売れないと思いますよ」とお断りのお返事ばかりでした。企画から半年後ぐらいにようやく受注生産を引き受けてくださる工場に出会えたのですが、私たちのこだわりが強すぎて「やはり、うちでは作れません」と。ショックで1日くらい立ち直れなかったのですが、2日目くらいにお電話をして「女性のためのイノベーションを起こしたい」と食い下がり、なんとかご理解いただいて生産にこぎつけることができました。そして、2020年7月30日に公式サイトにて「超吸収型サニタリーショーツ「Bé-A〈ベア〉」の販売をスタートさせました。

2020年7月30日に販売がスタートした超吸収型サニタリーショーツ「ベア シグネチャー ショーツ」。ジェンダーレスの観点から、ボクサータイプのデザインに。アップデートを施した現在販売中の最新モデルは、股中心部の幅は16cmと広いため横もれしにくいのがうれしい。吸水量は約125ml*と業界No.1レベルで、洗濯を繰り返してもその吸水力を保つ。抗菌・防臭加工が施されているのでムレや臭いも気にならないという画期的な商品!
2020年7月30日に販売がスタートした超吸収型サニタリーショーツ「ベア シグネチャー ショーツ」。
ジェンダーレスの観点から、ボクサータイプのデザインに。
アップデートを施した現在販売中の最新モデルは、股中心部の幅は16cmと広いため横もれしにくいのがうれしい。
吸水量は約125ml*と業界No.1レベルで、洗濯を繰り返してもその吸水力を保つ。
抗菌・防臭加工が施されているのでムレや臭いも気にならないという画期的な商品!
パッケージには古紙100%を使用したリサイクルペーパーや森林認証紙を使用。
パッケージには古紙100%を使用したリサイクルペーパーや森林認証紙を使用。

―販売に先駆けて行なったクラウドファンディングでは、100万円支援の呼びかけに対して、なんと1億円も集まったそうですね。

髙橋 クラウドファンディングにチャレンジしたのは、この世界共通の女性の悩みを解決するショーツの存在を、より多くの人に知ってもらいたいと考えたからです。当事者である女性だけでなく世の中の人たちにも、このショーツの存在を通じて女性の性について、そして日本の女性が置かれている状況について考えてもらえたら、少しずつでも社会が変わるんじゃないかと。
また、このショーツは女性にうれしいだけでなく、地球にもやさしいんです。たとえば、使い捨てのサニタリー用品を1日5枚使うとして、1度のサニタリー期間(5日間と仮定し)で25枚、生涯で約12,000枚も使うことになります。使い捨てサニタリー用品は実はプラスチック製品で、現在、海の使い捨てプラスティックゴミの第5位です。今、私達が必死に減らそうとしているレジ袋は第6位。つまり、環境問題に関して、使い捨てのサニタリー用品はレジ袋以上に大きな問題なのです。その観点からも、このショーツは世の中に必要な製品ではないか。そう考えて、クラウドファンディングにチャレンジしたのです。
目標額は100万円でしたが、スタートからわずか3日で1200万円を達成、45日目のプロジェクト終了直前に1億円を超え、最終的に1億239万円、9000人を超える支援者の寄付が集まりました。

―それはすごい! それだけ世の中の女性たちが「Bé-A〈ベア〉」を必要としていたということですね。

髙橋 はい。一般的な吸水ショーツに比べると高額になってしまうのですが、それでもご支援いただけたのは、みなさんが「Bé-A〈ベア〉」のようなサニタリーショーツを待望されたということ。私たちはその期待にしっかり応えていかなければと思っています。そのため、購入してくださった方にアンケートをお願いして使用感や改善すべき点などをうかがったり、航空会社の客室乗務員の方、保育士の方などサニタリー期間中においても過酷な状況にさらされる方たちに「Bé-A〈ベア〉」をお贈りしてモニターになっていただいて問題点を洗い出したりして、それらをもとに商品開発を続けています。

―今回、ご紹介させていただくのは「ベア シグネチャー ショーツ 03」ですが、「03」は何を意味するのですか?

髙橋 最初にリリースした商品の名前は「ベア シグネチャー ショーツ」。それを「01」として、皆様のお声をもとに改良を重ねて「02」をリリース、そこからさらに進化させたのがこの「03」なのです。実際、吸水量は120ml*から125ml*にアップし、お尻部分の吸収体の構造を変更して薄型にして履き心地を改善。また、これまでの黒色に加えて「透けない」ベージュカラーも加わるなど5つの進化ポイントがあるんです。でも、100人いれば100通り。まだまだ課題が出てくるでしょう。これからもユーザーインタビューやアンケート・レビュー、そして性能試験も重ねて、どんどん進化させていかなければと考えています。
*公的検査機関のデータを元に算出

最新モデル「ベア シグネチャー ショーツ 03」の吸水量は約125mlにアップ。さらに、横もれをせき止めるべく、股の両サイドに撥水生地のウイングガードを施しています。
最新モデル「ベア シグネチャー ショーツ 03」の吸水量は約125mlにアップ。
さらに、横もれをせき止めるべく、股の両サイドに撥水生地のウイングガードを施しています。
吸収体の2層目、3層目前方から中心まで、中央分にステッチを入れることで、液体が中央に集まるように。たくさんの量でもすばやく吸水し、横に流れるのを防ぎます。
吸収体の2層目、3層目前方から中心まで、中央分にステッチを入れることで、液体が中央に集まるように。
たくさんの量でもすばやく吸水し、横に流れるのを防ぎます。
もれやすい前方から中心部は従来の5層のまま、お尻側を4層構造に変更。ウイングガードで吸水量は高めつつ、スリム化によって穿き心地よく、洋服にも響きにくい設計です。
もれやすい前方から中心部は従来の5層のまま、お尻側を4層構造に変更。
ウイングガードで吸水量は高めつつ、スリム化によって穿き心地よく、洋服にも響きにくい設計です。

―今後、どのような展開をお考えですか?

髙橋 現在、世界初「経血量を計測できるショーツ」の開発を進めています。ご自分の経血量をご存知ない方がほとんどではないでしょうか。私自身、知りません。でも、たとえば過多月経の方は貧血が起きて体調が悪かったり、子宮筋腫などの病気が隠れていることもあるというように、経血量は健康のバロメーターであり、それを把握することはとても大切なのです。日本人女性の経血の量は、生理2日目で「30〜50ml」とされていますが、それは15年前の調査によるもので、しかも約180人の使用済ナプキンの重さを測るという比較的原始的な方法で得られたデータです。しかし現在は、女性が置かれている環境も当時とは変わっているので、経血量もより正確に測る必要があります。そこで弊社では、吸水ショーツからさらに一歩進んで、正確かつ継続的に経血量を測る製品を生み出したい。それによって、女性たちが生理を理由にあきらめることがなく、もっと自然に生理と向き合い、本当の意味で「当たり前のこと」として人生を送れるようになるはずだと信じています。そして、日本だけでなく世界じゅうの女性たちの人生に貢献することを使命として、これからも邁進していきたいと考えています。

―私たちの女性の未来に、明るい光が見えてきたような気がします。素敵な、そして力強いお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

ベア シグネチャー ショーツ 03

「ベア シグネチャー ショーツ 03」
価格:¥7,700(税込)
店名:Bé-A
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://withbe-a.com/products/be-a-signatureshorts-03
オンラインショップ:https://withbe-a.com

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
髙橋くみ(株式会社V Holdings 代表取締役Co-CEO)

ロンドン大学卒業後、外資系映画会社、外資系アパレル会社を経て山本未奈子とともにBe-A Japanグループ会社であるMNC New York株式会社を設立。シングルマザーに育てられたこともあり「ジェンダー平等」「女性のエンパワーメント」には人一倍の関心と自論を持つ。2020年3月に株式会社Bé−A Japanを設立。現在は家族と住むアメリカ・ロサンゼルスと日本を行き来しながら経営を行う。2022年5月に株式会社V Holdingsを山本ともに設立。

<文/鈴木裕子 MC/鯨井綾乃 画像協力/V Holdings>

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter