第27回 ラーメン激戦区、NYの進化系ラーメンとは!?

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ぜひ、現地に行ってお試しください。

ニューヨーク編 その7

日本のラーメンがすっかり定着した、ニューヨーク。今回は、「ニューヨーク発の進化系ラーメンがあるらしい」という噂を聞きつけ、和風ダイニングの「ROKI Le Izakaya(六ッ木)」に行ってきました!

「ROKI Le Izakaya(六ッ木)」があるのは、細長い三角形の形で知られるニューヨークの観光名所、フラットアイアンビルから一ブロック離れた通りです。このエリアには、日本でも有名な人気のベーカリー「メゾンカイザー」や、ナイキなどの有名ブランドのお店が並んでいます。大きな「六ッ木」の旗が目印のお店に入ると、迎えてくださったのは、オーナーシェフの萩原好司さん。

「ニューヨーク発の進化系ラーメンがあると聞いたのですが…」と伺うと、「ああ、シェイクシェイク・ラーメンですね」と萩原シェフ。
シェイクシェイク・ラーメン?!初めて聞く言葉の組み合わせです!

萩原シェフが案内してくれたのは、地下の厨房。
実は萩原シェフは、ニューヨークで人気の博多料理のレストラン「博多トントン」の元料理長として知られ、こちらのメディアにもたびたび登場されている有名シェフです。ちなみに「ROKI Le Izakaya(六ッ木)」は、萩原シェフが、アメリカで展開する鉄板焼きレストランチェーン「BENIHANA」のCEO、青木恵子さんとタッグを組んで開いたお店なのです。店の名前は、青木さんの夫、「BENIHANA」を成功させた実業家として知られる、故ロッキー青木さんから来ているようです。

さっそく調理開始、まずは麺を茹でるところからスタート。使っているのは太麺のちゃんぽん麺で、通常より長めに茹でてから一気に氷水で冷やします。こうすることで、より噛み応えのあるシャキッとした麺になるそうです。

そして次に出て来たのが、大き目のシェーカー!おしゃれなバーなどで、バーテンがカクテルを作るために、よくシャカシャカ振っている、あの銀色のシェーカーです!これに、キュウリやトマト、ラディッシュ、葉っぱ類などの野菜と、フライドオニオンやフライドガーリック、炒り胡麻などのトッピング、豚のサーロイン冷しゃぶが入ります。そしてその上に、ごま油で絡めた先ほどの麺も入れてしまいます、セサミベースのタレも入れて。コップでフタをすると、「あとはテーブルに持っていくだけ」とのこと。

厨房からレストランフロアに戻って待っていると、さきほどの大型シェーカーを持っていらした萩原シェフ。記者の目の前で、シェーカーを振り始めます!他のスタッフからも、「シェイク!シェイク!」と威勢の良いかけ声があがります!こうしてシェイクすることで、材料と油分が乳化し、一体化するそうです。おいしくするために、シェイク!するわけですね。シェイクが完了すると、その場でお皿に盛りつけてくれます。
スープに入ったラーメンではありません。
これが「シェイク・シェイク・ラーメン」

さっそく頂くと、コシのあるシャキッとした麺!そしてピリ辛風のゴマだれのおいしさ!カリカリのフライドオニオンやガーリックが、食感と風味のよいアクセントになっています。メニューではサラダ枠に入っているとのことですが、確かにラーメンというよりサラダ麺という感じです。
ボリュームがあるので、食べ応えは十分。

今回は店内で頂きましたが、夏の間はお店の前でテイクアウト用に販売しているそうです。ニューヨークは街中のあちこちにテーブルやベンチが置いてある公園やパブリックスペースがあるので、夏はそういうところで食べるのにぴったりの一品です。と言うのも、このシェイクシェイク・ラーメン、元々は野外のフードマーケットで売り出したメニューだそうです。最初は野外のイベントの時だけに作っていたのが、あまりに人気が出たために、店内でも出すようになったそうです。

店内で頂く場合、シェイクシェイク・ラーメンは12ドル。その名の通り、お鍋に入ったラーメンの「ラーメン鍋」(二人用)も、お店の看板メニューです。「ニューヨークには、美味しいものならいくらでもある。ここでしか食べられない一品、雰囲気を大事にしたい」と仰っていた萩原シェフ。お料理、シェフやスタッフの人柄、お店の雰囲気。どれをとっても、満足でした!

ROKI Le Izakaya(六ッ木)
https://www.rokileizakaya.com/

12 West 21st Street
New York, NY 10010

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