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母と娘がシェアできる服。「PINETA」のドレスとジェケットで今日を華やかに。

2024/06/10

「母から娘へ。娘から母へ。伝える服。つなげていく服」をコンセプトに、ブランド展開をしている「PINETA(ピネタ)」。流行や年齢に左右されず、オンでもオフでも着ることができる上質なアイテムを生み出しています。そのなかで、編集長アッキーこと坂口明子が注目したのは、色彩が美しいジェケットとドレス。製作の裏側を、ブランドを立ち上げた株式会社松原 代表取締役社長の岩瀬泰隆氏に取材陣が伺いました。

株式会社松原 代表取締役社長 岩瀬泰隆氏
株式会社松原 代表取締役社長の岩瀬泰隆氏

―御社の沿革を教えてください。

岩瀬 創業は1953年です。茨城県筑西市に本社を構え、各種繊維製品の卸としてスタートしました。母方の祖父が始めた会社で、両親が後を継いだ形になります。約70年前は戦後すぐの時期。当初は呉服中心だったのですが、和装から洋服に変わる時代でもありました。

当社では洋服を作ることができなかったので、大阪や神戸から洋服を仕入れて、北関東のお店などに卸す仲卸業に専念していたと聞いています。その後、徐々に仲卸業は縮小。2003年にオリジナルブランド「PINETA(ピネタ)」を立ち上げました。

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オンラインショップのほか、茨城県、
栃木県などに実店舗もあるオリジナルブランド「PINETA」。
母と娘がシェアできる「特別な日常着」を展開。

―「PINETA」のブランドコンセプトは?

岩瀬 「母と娘の共有」です。母と娘が洋服をシェアすることでファッションを楽しんだり共感し合ったり。母娘の交流がひとつのキーワードになっていて、母も娘も着られる、それを追求しています。

実は、「PINETA」の製品を社内でフィッティングするときは、専務である母が行なっています。私の妻も着用することがあるので、それがまさにブランドコンセプト。

そのうえで、遊び心のある知的さを大事にしているので、当社の服から、そうしたイメージが伝わったらいいなと思います。また、「PINETA」では、半期ごとにブランドテーマも置いており、今回はフレッシュなナチュラルスタイルの「プリザーブ」。

自然や幸福感を表現するイメージを描きました。コロナ禍が明け「お出かけをしたい」という方も増えています。そこで「ハッピーな装いを開放してもいいのではないか」という思いを前面に出しました。

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こだわりの生地で、他にはない絶妙なカラーが誕生。
おしゃれをして出かけるのにぴったりな装い。

―ドレスの特長は?

岩瀬 「PINETA」の製品は、色合いや素材感がカジュアルになりすぎないようにしています。オンとオフで、どちらも着られる洋服。お呼ばれのときでも似合い、スニーカーを履けばキレイめなカジュアルとしても着ることができる。そのイメージも大事にしています。

そのため、今回のドレスも生地の素材にはこだわっていて、国産のシルク綿を使用しました。シルクと綿が入っている素材なのですが、限られたところでしか作れないものです。縦糸がシルクで、横糸が綿。同じグリーンでも色味が違うため絶妙なカラーが生まれています。発色も非常に美しい。このシルク綿を使って製作したドレスです。

「おしゃれをしたい」と考えたときに、女性は「ドレス(ワンピース)」を考える方が多いと思います。そういう場面で浮かぶような、着たくなるような製品にしました。

―もう一着は青いジャケットにインパクトのある柄ドレスです。

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岩瀬 青いジャケットは、昨今のトレンドになっているショート丈を採用しています。オリジナルプリントのドレスに合うシンプルなタイプ。ボレロのようなイメージでもあります。実は、ドレスに用いているオリジナルプリントは、「PINETA」製品のなかでも非常に評判がいいものです。

そこで、「プリザーブ」のテーマに伴ったオリジナルプリントを考えました。このプリントを考えてくださったグラフィックデザイナーさんは、ファッション業界が専門の方ではありません。だからこそ、素敵な発想を一緒に考えることができ、生まれてきました。美しい発色のシンプルなジェケットを合わせることで、ドレスもプリントもより映えるスタイルになると思います。

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製品のデザインのみならずカタログなども手掛けている岩瀬社長。
「PINETA」への愛情もこだわりもつまっている。

―色なども岩瀬社長が考えているのですか?

岩瀬 前職でデザインに関わっていたこともあり、基本は私が考えています。ファッションにおいて、色はすごく重要です。なので、テーマに沿ったカラーリングを選びながら製品作りを行なっています。奇抜すぎず、でも存在感がある。着ているお客様がいつもより華やかになって、少しオーラが出ているような感じになったらいいなと思っています。

―どのようなシーンで着用してほしいですか?

岩瀬 基本的に外出をしたり、人と会ったりするときに、女性は「何を着ていこうかな」と考えると思います。そのときに当社の洋服を「着たいな」と思っていただけたら。そういうシチュエーションやお食事、コンサートなどの場にも合うと思います。

もちろん、カジュアルダウンして着用するのも素敵です。先ほども言いましたが、スニーカーやフラットシューズなどにも合うので、カジュアルに着ることもできる。「便利なブランド」と認識していただけたらうれしいです。

―今後の展望を教えてください。

岩瀬 アジア進出を考えています。台湾やシンガポール、東南アジア圏も含めて、どうやって市場を作っていくか。それを少しずつ進めているところです。それからWebでの販売にも力を入れていきたい。直接お客様に販売してきた実績は少ないので、これから強めていきたいと思います。

「PINETA」は母と娘でシェアできる服です。1枚のドレス、1着のジャケットを、母娘で自由にシェアしたり、お互いを想って贈りあったり。ふたつの世代を行き来して、豊かなつながりを育んでいける優しいコミュニケーションとなれる洋服です。その思いを、今後も製品を通して多くの人に届けたいと思います。

―貴重なお話をありがとうございました。

「DRESS」

「DRESS」
価格:¥39,600(税込)
店名:MATSUBARA Co.,Ltd.
電話:0296-24-7755
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
オンラインショップ:https://www.matsubara-co.jp/

「JACKET」

「JACKET」
価格:¥27,500(税込)
店名:MATSUBARA Co.,Ltd.
電話:0296-24-7755
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
オンラインショップ:https://www.matsubara-co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
岩瀬泰隆(株式会社松原 代表取締役社長)

1977年生まれ。株式会社ファイブフォックスに入社し、コムサデモード・メンズデザイナー就任。ヒロタ株式会社入社、東京支店リセオ婦人服MD担当。2003年に株式会社松原に入社。翌年ピネタ事業部設立。2020年代表取締役社長に就任した。

<文/青柳舞子 MC/高橋知 画像協力/松原>

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