まずは、自分の食事に合う基本の塩を見極めること
「今や、様々な種類の塩が出回っていますが、自分の毎日の食事に合う塩を見つけることが、料理をおいしくする大切なコツなのです」
と言う藤本さん。たとえば、和食なら日本の塩、フランス料理ならフランス塩を使うことを基本に、塩の味比べをしながら、自分のお気に入りをチョイス。さらに、海の素材には海塩を、陸の食材には岩塩をというように、育ちが近いもの同士を選ぶと、お互いのよさを引き出せるのだとか。海塩は塩味がストレートなので焼き魚などに、まろやかな風味の岩塩はあと味に塩味を感じるので肉料理に、と使い分けるのもポイントです。
塩の種類
「岩塩」は地殻変動で塩湖ができ、それが乾燥して塩の層となり、さらに地中に潜ってできたもの。
古いものは5億年前、新しくても200年前にできたといわれています。
ミネラルが豊富、大粒で硬いのが特徴。日本は周囲が海に囲まれているため、岩塩の存在はほとんどありません。
話題の塩