【8月の食日記】

【8月の食日記】

〇月×日
オープンするなり大人気店となった荒木町の中華「南三」。
訪れた瞬間に心を射貫かれた。
珍しいのだけれど、確かな旨さを持った料理の数々。
呑兵衛を納得させるワインをはじめとした充実した飲み物類。
なぜか心がホッとするサービス。
ここ数年の中華の充実ぶりは驚くばかりだ。

珍しいのだけれど、確かな旨さを持った料理の数々
オープンするなり大人気店となった荒木町の中華「南三」

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▶ 店名 南方中華料理 南三
▶ URL https://www.facebook.com/tokyoyeshi/

〇月×日
9月発売のマッキー牧元さん『超一流のサッポロ一番の作り方』の撮影。マッキーさんは『東京最高のレストラン』メンバーでもあり、あらゆる面で食を楽しむことの達人だ。
本書はその集大成的な一冊。
サッポロ一番はもちろん、焼きそば、目玉焼き、TKGなどの驚きのアレンジレシピ。
納豆、しゃぶしゃぶ、雑炊、すき焼きの作り方の極意。
吉牛、王将の餃子、ナポリタン、ショートケーキ他多数の豊潤な食べ方。
シウマイ弁当をはじめとした、「駅弁勝負」でもおなじみの名駅弁列伝。
などなど内容は盛りだくさんだが、撮影現場は和気あいあい。試食するたびに一同から歓声が。
とても楽しい一冊です。

https://goo.gl/ts9A5D

マッキー牧元さん『超一流のサッポロ一番の作り方』の撮影
サッポロ一番はもちろん、焼きそば、目玉焼き、TKGなどの驚きのアレンジレシピ

〇月×日
その『超一流のサッポロ一番の作り方』でマッキー牧元さんが推薦していた「ヒカリトマトケチャップ」。旨味が強く、酸味のバランスも素晴らしい。これは今後、手放せないと思う。そんなわけでお弁当のソーセージと絡めて。割り下で煮込んだしらたき、だしと酢醤油に漬けこんだ鶏むね肉と茄子も。

http://www.hikarishokuhin.co.jp/product%20tomato.html#syouhin1

『超一流のサッポロ一番の作り方』でマッキー牧元さんが推薦していた「ヒカリトマトケチャップ」
そんなわけでお弁当のソーセージと絡めて

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▶ 店名 光食品株式会社
▶ URL http://www.hikarishokuhin.co.jp/index.html

〇月×日
「ケ・パッキア」は来年で10年を迎える麻布十番のイタリアン。席数も人気店にしては多いので、当日予約もしやすいが、客筋は極めてよく、たいてい素敵な著名人と遭遇する。
イタリアンの神髄とはこうではないかと思いたくなるのは、楽しさ・旨さ・値段のバランスが素晴らしいからか。
この時期の名物である、青唐辛子とからすみのパスタはまさに逸品。

「ケ・パッキア」は来年で10年を迎える麻布十番のイタリアン
この時期の名物である、青唐辛子とからすみのパスタはまさに逸品

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▶ 店名 TRATTORIA CHE PACCHIA
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13090986/

〇月×日
6月に恵比寿にオープンした「Umi」。パリのSolaでスーシェフだった、RED U-35岸朝子賞受賞の藤木千夏シェフのお店。

一応、恵比寿で生まれ育った身だけれど、ここどこだっけ?と思った住宅街にある(加計塚小の裏当たり)。ご一緒した方に聞いたら、「イルバッフォーネ」があった場所でしょうと。なるほど。

とにかく色彩のセンスが素晴らしい。私の写真で伝えきれるかはともかく、淡い色の組合せが美しく、うっとりしつつ食欲をそそる。
その素敵な前菜、メインをスタートのコンソメスープとおかゆ、〆の海老出汁の五島うどんで挟み込む。内装からトイレからメニューまで、シェフのやりたいことが統一されていて、気持ちがいい。
もちろんまだまだこれからなのだろうけれど、応援したくなるレストランだ。

淡い色の組合せが美しく、うっとりしつつ食欲をそそる
その素敵な前菜、メインをスタートのコンソメスープとおかゆ、〆の海老出汁の五島うどんで挟み込む

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▶ 店名 Restaurant Umi
▶ URL https://restaurant-umi.jp/

〇月×日
「赤坂らいもん」は、予約ほぼ不可能な白金「金竜山」の娘さん夫婦が営むお店。
現在は昼のタンシチュー(素晴らしい!)のみで、夜は金竜山の常連さんの予約が入った時のみ営業。
しかし、昼に食事をした人も予約できる可能性はあるようだ。
この日は懐かしのガスグリルで、おなじみのタン、レバ、シンシン、ハラミ、ミノを。そしてご主人が炭火で焼く「静岡そだち」のシャトーブリアン。
さらに、岩手の友人に特注したという、異次元の食感の冷麺。
めくるめくとはこのことか。
エレベーター無きビルの4階まで歩く気合と体力さえあれば、たどり着ける天国。

懐かしのガスグリルで、おなじみのタン、レバ、シンシン、ハラミ、ミノを
ご主人が炭火で焼く「静岡そだち」のシャトーブリアン

SHOP INFORMATION
▶ 店名 赤坂 らいもん
▶ URL https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13224635/

〇月×日
北海道江別市のイタリアン「リストランテ薫」はその独創性と驚異的な探求心で、日本中の食通をうならせた。そして今年、満を持して東京に。自らの名を冠した「長谷川稔」という店名で、広尾・有栖川公園そばの一軒家で営業をスタート。
その執念ともいうべき食材選びと調理は、とにかく食べてみてくださいとしか言いようがない。難解ではないし、緊張しすぎてなんだかわからない、というお店でもないのだが、驚きの連続であることは間違いない。ここまで突き詰めるのであれば、1日ほぼ1組というのもうなづける。

自らの名を冠した「長谷川稔」という店名で、広尾・有栖川公園そばの一軒家で営業をスタート
ここまで突き詰めるのであれば、1日ほぼ1組というのもうなづける

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▶ 店名 長谷川 稔
▶ URL https://www.facebook.com/haseminoRestaurant/

〇月×日
こちらも名古屋でその名を轟かせ、驚きを持って東京進出が報じられた四ツ谷の天ぷら「くすのき」。最低5万のコースながら、12月まで予約でいっぱいというからすごい。
天ぷらといえば寡黙な揚げ手が黙々と…というイメージだが、ご主人は極めて饒舌。
まず上質の素材を日本料理の技法で提供し、その後に揚げることで、驚きと旨さを際だたせる。
揚げたてを置く和紙に、一切油染みが無いのはなぜ???
「天ぷらの油は食べるためではなく、揚げるためですから」と。
深い。

揚げたてを置く和紙に、一切油染みが無い
最低5万のコースながら、12月まで予約でいっぱいというからすごい

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▶ 店名 くすのき – Kusunoki –
▶ URL https://www.kusunoki.in/

〇月×日
休日の朝、いきなり息子から「あ、今日模試だった。お弁当作って」と。まあ、男子って古来そんなものかも。
スーパーは開いていないので、近所のローソンで豆腐と豚肉と竹輪を購入。
昨日の撮影で余った割り下で豆腐を煮て、竹輪はもちろん磯部揚げ。豚は炒めて、醤油・日本酒・みりんで味付け。ごはんはいただきものの牛肉のしぐれ煮を混ぜて。

余った割り下で豆腐を煮て、竹輪はもちろん磯部揚げ。豚は炒めて、醤油・日本酒・みりんで味付け。ごはんはいただきものの牛肉のしぐれ煮を混ぜて

〇月×日
ひさびさの代官山「タクボ」。
名声を手にしながらも、理想に近づくために独立し、薪焼きという手法に挑戦した田窪シェフ。
行くたびに進化する料理には感嘆しかない。
なにより、肉に至るまでの料理の完成度の高さ。
チームとしての一体感もどんどん高まっている。
この日は秋田の名店「たかむら」の麺を使ったパスタも登場。
たゆまないシェフの好奇心が新しい流れを生んでいく。

肉に至るまでの料理の完成度の高さ
秋田の名店「たかむら」の麺を使ったパスタも登場

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▶ 店名 TACUBO
▶ URL http://tacubo.com/

〇月×日
銀座にオープンした「銀座 鮨 み富」。
かの有名な「新富寿し」で22年修業した親方の店。
・その日に電話しても入れるし、連絡先も聞かれない
・お好み全然OK
・会計の計算はそろばん。ああ懐かしい
・日本酒1合800円~1200円程度と適正価格
・修業先同様、昼から休憩なしの通し営業
・客がギラギラしていない
私がこの世で一番好きな「新いか」も素晴らしく。
*あんまり好きなので、写真も撮らず。
全体に甘辛い東京味。生きている海老を、注文が入ってから茹でる握りは必食。
旬の石垣貝も美味。

銀座にオープンした「銀座 鮨 み富」
生きている海老を、注文が入ってから茹でる握りは必食

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▶ 店名 銀座 鮨 み富
▶ URL http://mitomi-sushi.com/

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