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千葉県産落花生の旨味を味わえる、多彩で上品な豆菓子「花咲くピーナッツ」(黒ごま・きなこ)

2024/02/27

千葉県八街産の落花生の豆を加工して作られた「花咲くピーナッツ」シリーズは、20種類以上のフレーバーを取り揃え、今もなお進化を続けています。今回アッキーこと坂口明子編集長が気になった、株式会社池宮商店 代表取締役の池宮城涼香氏に取材陣が伺いました。

株式会社池宮商店 代表取締役の池宮城涼香氏
株式会社池宮商店 代表取締役の池宮城涼香氏

―お祖父様、お父様と、代々続く会社を受け継いだきっかけを教えてください。

池宮城 子供の頃から、いずれは会社を継ぐことになると思っていました。小学校の謝恩会で将来の夢について発表する際、「私の夢は池宮商店を継ぐことです」と言っていたのです。会社を継いでほしいという両親の想いが、子供ながらになんとなく伝わっていたのだと思います。今考えてみると、両親が上手に言い聞かせていたのかもしれません(笑)。

私は4姉妹の末っ子なのですが、姉たちにはそれぞれやりたいことがあったみたいで。1人抜け、2人抜け、3人抜け……となったとき、もう自分が継ぐしかないなと。大学で推薦を受けて大学院まで行きましたが、卒業後、すぐに池宮商店に入社しました。

―入社後は、すぐに経営に携わったのですか?

池宮城 まずは仕事を一通り覚えるところからでした。父がまだ現役でしたので、裏方として工場の様子を把握しながら、スムーズに製造が進むようサポートしていました。取引先のお客様に紹介してもらいながら、少しずつ会社に溶け込んでいきました。

―受け継がれてきた教えはあったのでしょうか?

池宮城 一つあげるなら「何かあっても最後には何とかなる」です。これだけは一貫しています。祖父は創業者なので精力的に会社をまわしていくタイプ、父はそんな祖父のフォローをしつつ、社内をまとめていく役割でした。私自身は、家族経営だからといって家内工業にならないよう、一般的な会社としての組織を意識してきました。工場にはパートさんなど身内以外の人も働いていますから。3人とも性格はバラバラなのですが、いい意味でバランスがとれていたのだと思います。

また、周囲の意見を聞く耳を持つようにしています。とくに父は周りからのアドバイスを受け入れて、それを自分なりにかみ砕いて仕事に活かしてきました。そのおかげで、いろいろなことに取り組めるようになり、会社の規模も大きくなりました。父の背中を見てきたので、私も周りの声を聞いて、そこから自分の頭で考えることを心がけています。

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本社工場の横には直営店「豆処いけみや」を併設。
落花生をはじめ、豆菓子、ピーナッツ加工品など、さまざまな商品を取り揃えている。

―生産農家さんとの取り組みとは?

池宮城 弊社では、生産者さんの支援事業を積極的に行っています。繁忙期には社員が種まきや水やり、収穫のお手伝いに伺うこともあります。農家さんとコミュニケーションを取りながら一緒に作っていくことで、より質の良い落花生が栽培できるのです。

落花生はどれも同じじゃないの?とよく聞かれますが、原料にこだわっているからこそおいしい豆菓子が生まれます。もちろんそのためには勉強したり、農家さんと情報を共有したりといった努力は怠りません。お客様のおいしいというお声を励みに、今後も農家さんと一緒に作っていけたらと思っています。

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千葉八街産の落花生を使用した「花咲くピーナッツ」シリーズの黒ごま。

―今回紹介する「花咲くピーナッツ」が生まれたきっかけを教えてください。

池宮城 これまでの「ピーナッツ家族」をブラッシュアップしたかった、というのが一番の理由です。可愛らしいキャラクターの商品から、贈答用にシフトする感じですね。もらってうれしい商品として、会社設立50周年の節目にリニューアルしました。若い年齢層の方にも受け入れやすいデザインのパッケージに変更し、より多くの方に手に取っていただけるよう工夫しました。

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開封後の保存に便利なチャック付きもうれしい。
(上から順に、花咲くピーナッツ黒ごま、きなこ)

―「花咲くピーナッツ」という名前はどなたが考えたのですか?

池宮城 2番目の姉です。商品のピンクや黄、白、緑などカラフルな色がお花みたいだねと。落花生は地味なイメージがありますが、実は黄色い花が咲きます。この華やかな印象を商品でも伝えたいと思い、「花咲くピーナッツ」と名付けました。

定番の黒ごまや、きなこをはじめ、ショコラ、いちごみるく、コーヒーといった洋風のフレーバーもあります。「シークヮーサー」はお客様の声を反映して作りました。

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コロンとした見た目もかわいい、一口サイズ。

―とくにこだわったことを教えてください。

池宮城 いろいろな味に絡みやすいよう、中心部分を工夫しています。苦労の甲斐あって、多彩なフレーバーと、千葉県産落花生のうまみを味わえる豆菓子が完成しました。一度、中国産の落花生で作ってみたのですが、可もなく不可もなくという感じで。やはりせっかくなら、千葉の落花生で豆菓子を作りたいなと。取引先からも同じようなお声をいただいて、豆の品種や口に入れたときのバランス、硬さまで徹底的に研究してようやく完成しました。

―サクッとした軽い食感と、口の中に広がる風味。絶妙なバランスですね。

池宮城 豆のうまみもしっかりと感じられて、各フレーバーと程よく調和する味に仕上がったかと思います。ピーナッツと聞くと硬い豆をイメージする方が多いのですが、食べやすいよう工夫しています。年配の方からも、おいしかったというお声をよくいただきます。実際に味わっていただくと、豆菓子のイメージが変わると思います。

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サクッとした軽い歯ごたえのあと、黒ごまの香りが口いっぱいに広がる。
落花生の風味も感じられ、バランスのとれた味わい。

―シリーズが20種類以上ありますが、さらに増えますか?

池宮城 新たに「青リンゴ」を販売する予定です。実はもう完成していて、1月の発売に向けて進めています。既に発売しているラインナップを含め、コーヒーやお茶と一緒に家族団らんのお供にしたり、大切な方への贈り物にしたりと多くの方に味わっていただけたらと思います。

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お茶を入れてゆっくり味わえば、特別なおやつ時間になりそう。

―最後に今後の展望についてお聞かせください。

池宮城 千葉県産の落花生ってこんなにおいしいんだ、と思ってもらえる商品を作り続けていきたいです。これまでの商品づくりで培ってきた経験と技術、独立した製造ラインがあるからこそ、実現できると考えています。

実は今、和菓子屋さんと一緒に「ピーナッツのわらび餅」を試作しています。まだ始まったばかりなのですが、きなこの代わりにピーナッツを使ったパウダーができないかと。こういった新しい挑戦にも取り組みながら、千葉県産の落花生を使ったさまざまな商品を提供していけたらと思います。

―素晴らしいお話をありがとうございました!

豆菓子 千葉県八街産落花生使用「花咲くピーナッツ」黒ごま

豆菓子 千葉県八街産落花生使用「花咲くピーナッツ」黒ごま
価格:¥330(税込)
店名:豆処いけみや オンラインショップ
電話:0476-93-1125(8:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.ikemiya.net/SHOP/m_06.html
オンラインショップ:https://www.ikemiya.net/

豆菓子 千葉県八街産落花生使用「花咲くピーナッツ」きなこ

豆菓子 千葉県八街産落花生使用「花咲くピーナッツ」きなこ
価格:¥330(税込)
店名:豆処いけみや オンラインショップ
電話:0476-93-1125(8:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.ikemiya.net/SHOP/m_05.html
オンラインショップ:https://www.ikemiya.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
池宮城涼香(株式会社池宮商店 代表取締役)

1980年千葉県生まれ。2004年に入社し、2016年に同社代表取締役に就任。落花生の製造だけでなく、生産者支援としては播種から収穫までのサポートを行っている。

<文・撮影/香川けいこ MC/髙橋美羽 画像協力/池宮商店>

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