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最後の一粒まで美味しいお弁当を届けるために。九州の味を楽しむ「あつぎり鹿児島黒豚角煮めし」と「復刻えびめし」

2024/02/19

今回、アッキーが注目したのは、「ごはん粒 最後の一粒まで美味しいお弁当をあなたへ」を理念に、九州の食材で美味しいお弁当を作り続ける松栄軒。いつもチャレンジャーである姿勢を大切にしている代表取締役社長の松山幸右氏は、常にお客様からの意見を取り入れてお弁当の改良を続けてきました。改良を重ねたお弁当は、肉の弁当といえば松栄軒と言われるほど定着しています。今後は伝統である駅弁を守りつつも、新たに食品メーカーとして目指していくという転換期を迎えた松栄軒に取材陣が伺ってきました。

株式会社松栄軒 代表取締役社長 松山幸右氏
株式会社松栄軒 代表取締役社長の松山幸右氏

―会社設立はどのような経緯だったのでしょうか。

松山 元々の松栄軒は叔父の会社でして、ガソリンスタンドなどをやっている異業種でした。戦後には当時権利制であった駅弁の販売の権利を獲得したこともありとても裕福だったそうです。米がない時代で芋一つの弁当から始まっていましたが、それでも繁盛していました。

自分は鹿児島で生まれてから高校は福岡、大学は横浜でした。大学は工業系を専攻しており、卒業後は家業を継ぐ前の修行として営業職をしていました。

松栄軒に帰ってきたのが29歳の頃だったのですが、そのときには大赤字の状態でした。そのため会社をやめようとしていたのですが、父の家系は松栄軒で育ってきたということもあり、ガソリンスタンドは廃業してのれんだけ受け取りました。そのときに会社は倒産するものだと実感し挫折を味わいました。

―そこから立ち上がったのですね。

松山 当時は素人ながらにがむしゃらに営業しました。そしたら、動けば動くだけ売上が上がっていき、さらに新幹線の開業などが重なったこともあり、営業エリアも順調に拡大していきました。その時は倒産の経験をしたくないという反骨心が原動力でした。なので経験あるのみという思いだけで、ついてこれないやつはもういいという心で営業しているときもありました。

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冷めても柔らかくて油も気にならなく、さらに肉厚な黒豚が贅沢に味わえます。
(写真は、厚切り鹿児島黒豚角煮めし。)

―そして「極(きわみ)黒豚めし」が登場。

松山 実は第一号が「極(きわみ)黒豚めし」です。当時は松栄軒は幕の内弁当である「えびめし」が主力でした。ただ、エリアを広げていくなかで幕の内弁当は売れづらいと気づいたのです。

当時スーパーや百貨店の駅弁大会があり、そこに松栄軒の幕の内弁当を持って参加したことがあるのですが結果は惨敗でした。北海道のお弁当と対決という形だったのですが、ダブルスコアをつけられてしまったのです。

―当時はお肉のお弁当は無かったんですね。

松山 その経験をきっかけにお肉のお弁当に力を入れ始めました。当時はお肉のお弁当を作っている会社がなかなか無かったのもあり、開発して誕生したのが「極(きわみ)黒豚めし」です。そこから人気になり、お肉のお弁当だったら松栄軒は外せないというところまで定着できました。

―お肉の弁当では外せないと言われるほどの人気の秘密は?

松山 一番の売りは冷めたときにお肉の油が浮かないこと、そして冷めても柔らかいこと。お客様に教えていただいたことなのですが、私達はお客様から人気の理由を聞くのが営業スタイルです。お客様に直接聞きに行ってその声を営業の力にしています。厳しいご意見も改善点として取り入れさせてもらっています。また、九州の醤油を使っているので少し甘かったり、米も九州産のものだったり九州を全国に打ち出しているのもポイントですね。

―お客様の厳しいご意見もあるとリニューアルもなさったとか。

松山 「極(きわみ)黒豚めし」は7、8回はリニューアルしています。最初はお肉も硬かったので、どのように加工したら柔らかくなるかを改良してきました。お客様の声をもらって改善することは、難しいと考えてしまいますが松栄軒にはやるしかないと考える人ばかりなので、素人集団でもここまで改良をしてこれました。

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人気の「復刻えびめし」と「厚切り黒豚角煮めし」。

―その思いが一貫して全てのお弁当に共通していると思いますが、「えびめし」の開発エピソードも教えていただけますでしょうか。

松山 えびめしは歴史が古く、開発されてから50年以上も経っています。鹿児島ではえびはケタ打瀬漁によってたくさんとれる身近な食材なのでお雑煮はえびだしが使われるのが伝統です。その鹿児島のお雑煮にちなんで作ったものが「えびめし」です。

―お肉とも違うので開発は大変だったのではないでしょうか。

松山 「えびめし」も昔からなので大切にしていますが、お客様の声をもとに何回かリニューアルしています。それが今年は原点回帰ということで駅弁屋の特権だった経木を使ったお弁当で復刻駅弁を出しています。

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経木に包まれたお弁当の中にプリプリのエビと豊富なおかずが魅力。

―昔からの商品もリニューアルして新しい商品を生み出しているのですね。

松山 やはりコロナ禍をきっかけに目が冷めたというのがきっかけです。旅行などの催事が売上を支えていたため、コロナで95%売上ダウンしました。そこから会社としての方向性を見直して食品メーカーを目指そうと考えました。そのため、現在はお肉のオードブルや冷凍食品も開発を計画しています。これからは駅弁という伝統も残しつつ、もっと九州の良い食品を売り出していく食品メーカーに進化しようとしています。

―自社サイトでECもやられていますが、今後はそのように販路を広げていくということでしょうか。

松山 そうですね。今後は商品メーカーとして大手ともコラボしながら幅を広げていこうと考えています。

―大手とコラボすることで、新しい道を出しつつ今までの伝統は守るということでしょうか。

松山 その通りです。私達は止まれば終わりだと考えています。前に進まなくなったら会社は終わるので今は売上が好調だとしても、それによって気が緩んだりしては命取りです。今できないことをチャレンジしていくというのが私の経営スタイルです。新しいことに挑戦してくことは大変ですが、その分だけ楽しいですね。

―これからも新たな松栄軒が生まれようとしているのですね。

松山 私達はいつまでもチャレンジャーだと思っています。一生懸命やるのが成功の秘訣だと考えているので、10年後は売上100億円を目指して努力していきます。

―すばらしいお話をありがとうございました!

「復刻えびめし」

「復刻えびめし」
価格:¥1,200(税込)
店名:株式会社 松栄軒
電話:0996-62-0617
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shoeiken.shop-pro.jp/?pid=177980255
オンラインショップ:https://shoeiken.shop-pro.jp/?mode=srh&cid=&keyword=

「厚切り鹿児島黒豚角煮めし」

「厚切り鹿児島黒豚角煮めし」
価格:¥1,290(税込)
店名:株式会社 松栄軒
電話:0996-62-0617
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shoeiken.shop-pro.jp/?pid=173795674
オンラインショップ:https://shoeiken.shop-pro.jp/?mode=srh&cid=&keyword=

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
松山幸右(株式会社松栄軒 代表取締役社長)

1973年鹿児島県生まれ、大学卒業後愛知県のメッキ薬品メーカーに就職し営業職として勤務し大手自動車メーカー、部品メーカーを担当。
その後、2003年株式会社松栄軒入社、営業から製造まで経験し、2007年同社代表取締役社長に就任。

<文・撮影/masa1018 MC/高橋美羽 画像協力/松栄軒>

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