みなさんこんにちは。
吾妻聖子です。
毎月1つのお取り寄せジャンルから、気になるものをピックアップしてお届けしているこの連載。
今月はパンです!
2回目の今回は湘南の『しらすカレーパンシモンズ』!
10月のテーマ:パン ②しらすカレーパンシモンズ
以前ロケで春に湘南を訪れましたが、そのときもしらす一色!
しらすは湘南の名物ですよね。
その名物をカレーパンにしてしまったのが、カレーパン専門店の「湘南カレーパン シモンズ」さんです。
大手パンメーカーで新商品開発をされていたというご主人が
「これまでためてきた引き出しを全開にして作った」という渾身のカレーパンです。
届いたのは、すでに揚がったカレーパンを冷凍したもの。
温め方は、レンジで1分~1分20秒加熱し、少し置いてから
温めておいたトースターで2~3分カリッと焼き上げるというもの。
うん!たしかに揚げたての様に、じゅ~じゅ~いってカリッと焼き上がりました!
では早速いただきます!!
おおお~おいし~!!外はカリカリ、中はもっちもちの生地!
そして、カレーはとっても濃厚でコクがたっぷり。
もっと和風かと思いきや、そんな感じではありません。
手間をかけて作り込んだカレーが口の中に広がります!
コク深いカレーに尖った辛さはありません。
カレーの旨味と奥深い味!すごくまろやかで濃厚なんです。
しっかりとしたもちもちの生地と相性は抜群。
噛む程に旨味が混ざり合い、鼻からカレーの風味が抜けていきます。
あれ?待てよ。
しらすはどこ?
私の舌がしらすを探します。いません!迷子です!
でも、味わっているとやがてしらすの風味というか出汁が顔を出します。
とても謙虚な感じですが、確かにいるよとささやいています。
でも、目で見ても舌で探してもいないんです。
それもそのはず!なんとこのカレーはそのまましらすを入れているのではありません。
釜揚げしらすを、一度ネギを炒めた油で炒めて、カレーに入れて
カタチがなくなるまで煮込んでいるんです!
だから、臭みやシーフード感は全くありません。
しらすはカタチを残さず、旨味としてカレーの中にとけ込んでいたのです!
なんという協調性!すばらしい。
調和とは、このカレーのためにある言葉です。
カレーをおいしくするために、身を削るしらす!尊敬します。
みなさんも、是非このこくウマなカレーパンを食べて
しらすの謙虚で見事な協調性を舌で感じて下さい。
子供も大人も必ずまた食べたくなる、
優しさのつまったカレーパンです。