1日の中で「ちょっとリフレッシュしたいな」と感じるタイミングはありませんか?今回、編集長のアッキーが気になったのは、そんなリフレッシュとリラックスにぴったりな「朝・昼・夜のジンジャードリンク3種セット」です。国産・オーガニックの原料にこだわって作られたこのドリンクには、どのような想いが込められているのでしょうか。株式会社純正食品マルシマの代表取締役 杢谷正樹氏に取材陣がお話を伺いました。
体と心に寄り添うオーガニックドリンク「朝・昼・夜のジンジャードリンク3種セット」
2024/09/26
株式会社純正食品マルシマ 代表取締役の杢谷正樹氏
―御社の沿革を教えてください。
杢谷 当社の創業は1956年。香川県の小豆島にて醤油造りをしていた会社が前身です。戦後、尾道に営業所を構え、そこから独立して現在の会社になりました。醤油業界は大手数社がシェアの半分以上を占める業界です。そこで独自性を打ち出すため、マクロビオティックの考えを取り入れ、地球環境に配慮した国産・オーガニックの原料にこだわった商品づくりに取り組んできました。現在は「お客様との5つのお約束」を掲げ、「まじめにおいしい」食品を全国にお届けしています。
「1.自然に近い」「2.国産原料優先」「3.情報を積極的に公開します」
「4.地球環境への配慮」「5.適正価格で販売」を「お客様との5つのお約束」として掲げる。
―社長ご就任の経緯は?
杢谷 私は幼少期から、醤油の営業所で家族や住み込みの職員と寝食を共にしていたので、仕事も生活も区別なく過ごしてきました。自然な流れで父から社長を任されたのは、40歳のときです。
就任の際、父からは「生き物相手の商売なんやから」と言われました。最初は「お客さんが生き物なのは当たり前じゃないか」と思ったものです。しかし徐々に気づいたのは、原料の植物や発酵に関わる微生物など、私たちが「生き物」の力を借りて商品を作っているということ。我々は自然の力をコントロールできません。その力をいただいて商品を作り、お客様に届けて喜んでいただく。それがとても面白く、ありがたい商売なのだと悟りました。
―今回の「朝・昼・夜のジンジャードリンク3種セット」誕生の経緯を教えてください。
杢谷 私たちはもともと生姜湯を扱っています。これはマクロビオティックの考えから、生姜を皮ごとすりおろして使用し、植物原料のありのままの姿を大切にして作っている商品です。しかし、生姜湯はなじみのない方も多く、もっと多くの方に日常的に飲んでいただける商品を届けたいと考えたのがきっかけです。
開発担当者は生姜の産地を訪れ、農家の方々から直接話を聞くなど、原料から製造までの工程を深く理解した上で商品化に取り組みました。生姜湯の良さは残しつつ新しい飲み物として提案するため、時間をかけて開発しています。
開発の途中では主婦の方々に試飲していただき、厳しい意見も頂戴しました。実際に購入する方々の立場に立ち、手に取っていただけるよう、味と同じくデザインにもこだわっています。
ホワイトを基調に手描き風のイラストが描かれたパッケージは、
日常に寄り添う温かさも感じる。
―広島県産の原材料をたくさん使っているのですね。
杢谷 その通りです。弊社は広島県尾道市に本社を構えていることもあり、地元の良質な食材を使用することを基本としています。地元の農家さんとコミュニケーションを取り、信頼関係を築きながら、広島の食材の魅力を発信していくことが私たちの役割でもありますから。
「朝・昼・夜のジンジャードリンク3種セット」を始め、当社の商品の原材料は可能な限り国産・オーガニックのものを使用しています。特にラベンダーは広島県の農家さんに依頼して栽培していただいたもの。畑の作付け量を増やしていただきながら作っていただいている原料です。
国産のオーガニック生姜にもこだわっており、産地を訪れて土づくりの状態から確認しています。このドリンクにも生姜を皮ごとすりおろし、丸ごと使うようにしました。
お湯やミルクに溶かすだけでコク深い風味を楽しめる秘密は
独自の直火釜炊き製法。
じっくりと時間をかけて丁寧に炊き上げることで実現している。
―「朝・昼・夜のジンジャードリンク3種セット」の特徴を教えてください。
杢谷 「朝のアップルホットジンジャー」には、広島県でも山間部になる高野町のリンゴの粉末を使用しています。リンゴをたっぷり使っているので、朝にぴったりな自然な甘みと果実の香りも感じていただけます。
「昼のレモン&ジンジャーチャイ」は広島県産のレモンの粉末を入れ、シナモンなどのスパイスを効かせました。午後の気分転換にぴったりな軽やかさとほどよい刺激が魅力です。
「夜のハーバルホットジンジャー」は、就寝前のリラックスタイムを意識し、広島県産ラベンダーやカモミールなどのハーブをブレンド。花梨の上品な甘みも加わり、心身ともにやすらぐ風味に仕上げました。
香りと味わいにほっとする「夜のハーバルホットジンジャー」。
生姜湯が苦手な方でも飲みやすいのは、
バランスと素材感を大切にして作られているからこそ。
―お客様の反響はいかがですか?
杢谷 「朝のアップルジンジャーを飲み始めたらもう手放せない」など、朝、昼、夜それぞれのシーンでご愛飲いただいている方が多くいらっしゃいます。中には「ヨーグルトに混ぜて食べている」「焼いたパンに塗って食べるのが好き」など、アレンジ方法を教えてくださる方も。スタッフ一同とてもうれしく思っています。風味のバランスが良く、しっかりとそれぞれの素材感が出ている点が気に入っていただけてるのではないでしょうか。
少量のお湯で溶かして氷を入れればアイスドリンクとしても楽しめる。
「朝のアップルホットジンジャー」を炭酸水で割れば
シャキッと1日をスタートできるはず。
―最後に今後の展望をお聞かせください。
杢谷 私たちはオーガニックにいち早く取り組み、土づくりから携わってきた自負もあります。幸いなことにSDGsの考えが広まり、持続可能な社会を目指す追い風が吹く時代となりました。オーガニックの「有機」とは「生きている」という意味。生き物を大事にするのが我々の理念です。自然と寄り添う農家さんの努力を大切にし、お客様にしっかり伝えながら、国内の農業を守れるような食のあり方をこれからも追求していきたいと思います。
―貴重なお話をありがとうございました。
「朝・昼・夜のジンジャードリンク3種セット」
セット内容:朝のアップルホットジンジャー、昼のレモン&ジンジャーチャイ、夜のハーバルホットジンジャー
内容量:朝、昼=各36g(12g×3)、夜=33g(11g×3)
価格:¥1,200(税込)
店名:マルシマオンラインショップ
電話:0120-931-877(平日9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.maru-shop.jp/special/gingerdrinkset.php
オンラインショップ:https://www.maru-shop.jp/index.php
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
杢谷正樹(株式会社純正食品マルシマ 代表取締役)
1959年生まれ。1983年株式会社純正食品マルシマ入社。主に営業部長を経て、2000年に代表取締役就任。自然食品の普及活動に尽力し、1993年にはオーガニック食品の検査認証業務を行うNPO法人JONAの設立メンバーとなる。有機JAS認証団体の理事として、国内農林水産業の生産力強化や持続可能性の向上に取り組む。2021年に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」の推進に向けて、自社事業を通じてオーガニック商品開発や販売促進を積極的に推進している。
<文・撮影/西村初音 MC/木村彩織 画像協力/純正食品マルシマ>