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第11回 なごみの米屋『ぴーなっつ最中』と高見八州洋さんの竹カゴ


 こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介する和菓子は、千葉県の大本山成田山新勝寺と所縁の深い、なごみの米屋さんの『ぴーなっつ最中』です。お土産にいただいて、とってもかわいかったので自分でも取り寄せてみました。

 成田山表参道に面している、なごみの米屋總本店さんの敷地には、室町中期から1566年まで成田山新勝寺のお不動様が置かれ、創業者の遠祖が奉仕をされていたそうです。もともとはコメ屋さんでしたが、明治32年に成田山新勝寺の精進料理の甘味「栗羹」をヒントに、日本で初めて栗羊羹を作ったといわれる歴史があり、成田山詣に通っている方や地元の方には、馴染みのお店です。
 老舗店のお菓子ながら、新しさを感じます。ピーナッツといえば千葉県、とイメージするくらい定着していますよね。ピーナッツ餡の最中とは、千葉県だからこその和菓子だと思いました。落花生をモチーフにした箱の形は斬新ですし、箱を開けた時に並ぶ顔がとってもかわいい! 誰もが笑顔になります。お味はというと、餡にはピーナッツの甘煮が練り込まれているので、しっかり風味がします。甘煮のピーナッツは食べたことがなく、あんことの組み合わせは意外で、新鮮なおいしさでした。
 あんこ好きで、ピーナッツも大好きな私としては、この組み合わせは小躍りしたいくらいうれしいお菓子です。さっぱりとした甘さですが小さくはないので、1個いただくと大満足しますよ。

 器は、竹工芸家の高見八州洋さんの竹カゴです。長野市のギャルリ夏至で2年くらい前に、長方形と四角形を購入しました。カゴ好きの私としては、一目で迷わず買ってしまった品です。高見さんは、大分県湯布院に工房があります。作品は、国産の真竹を使用し、もちろん1点1点手作り。ペンやペーパーナイフ、菜箸、買い物カゴバッグ、照明など様々な種類の竹細工を作っています。このカゴは、竹の盛篭の透かし網代という種類で、網目が大きいのが特徴です。普段は、お菓子、おにぎり、サンドイッチを入れて使っています。同じおにぎりでも竹カゴにいれると、一層おいしそうに見えるから不思議ですね。

 

 

さて、我が家の食卓を少しご紹介。
 6月になると、ナス、トマト、キュウリ、ズッキーニ、枝豆、トウモロコシなど、夏野菜が出まわり、料理も華やかになります。ナスは、センリョウナス、ミズナス、白ナスなど種類が豊富。ナス自体には味がほとんどないので、揚げる、焼く、蒸す、炒めると調理によって味の違いを楽しみます。丸ナスは蒸かしてカラシ醤油で食べたり、小ナスはカラシ漬けにしたり…カラシとの相性がいいですね。秋ナスになるまで、毎日のように食べる野菜です。ズッキーニも調理はいろいろ。よく食べるのは、茹でてレモン塩で和えたり、そこにオリーブオイルを混ぜたり。ほかには、梅炒め、みそ炒め、フリット、天ぷらがおいしい。ナス科なので油との相性が良いですよ。
 夏野菜を順繰り食べるますが、とうもろこしは時期が短いので、せっせと食べます(笑)。茹でて食べるのが一番好きですが、食べきれないときは、実をほぐし冷凍にして、バター炒めにしています。

<気になる和菓子>

ぴーなっつ最中


価格 2,160円/16個詰め(税込・送料別)


 賞味期限  25日


 店名 なごみの米屋


 住所 千葉県成田市上町500番地


 電話 0120-753-048(通信販売専用)


 営業時間 9:00~18:00


 定休日 なし(年中無休)


飛田和緒(ひだ かずを)

 

料理家。家庭料理や保存食などを中心に、日々の食卓で楽しめる料理をつくり続けている。テレビ、雑誌での活躍するほか、年間数冊の書籍を上梓。第1回料理本大賞受賞の『常備菜』(主婦と生活社刊)のほか、ロングセラーの『[新版』私の保存食手帖』(扶桑社刊)など、著書はおよそ100冊に上る、ほか共著も多数。

 


<撮影/山川修一(扶桑社)、取材・文/田中ゆう子(扶桑社)>


第1回 松華堂『むさしの』と赤木明登さんの漆器


今回ご紹介する和菓子は、江戸時代後期から続く愛知県半田市の菓子店、松華堂さんの『むさしの』です。

第2回 しろ平老舗『きんかん大福』と夏至の菊皿


今回ご紹介する和菓子は、滋賀県にある御菓子司 しろ平老舗さんの『きんかん大福』です。

第3回 松琴堂『ゆきごろも』と矢澤寛彰さんの漆器


今回ご紹介する和菓子は、山口県の銘菓 阿わ雪で知られる松琴堂さんの『ゆきごろも』です。

第4回 諸江屋『わび』と赤木明登さんの漆器


今回ご紹介する和菓子は、石川県金沢市にある諸江屋さんの落雁『わび』です。

第5回 菓匠 右門『いも恋』と高仲健一さんの器


今回ご紹介する和菓子は、小江戸と呼ばれ情緒あふれる埼玉県川越市の菓子店、菓匠 右門さんの『いも恋』です。

第6回 菓匠 榮太楼『なまどら焼』と中里太亀さんの器


今回ご紹介する和菓子は、宮城県塩釜市で100年以上続く老舗和菓子店、菓匠 榮太楼さんの『なまどら焼』です。

第7回 五穀屋『山むすび』と三谷龍二さんのボウル


今回ご紹介する和菓子は、静岡県浜松市のお店、五穀屋さんの『五穀せんべい山むすび』です。

第8回 なが餅笹井屋『なが餅』と三谷龍二さんの皿


今回ご紹介する和菓子は、三重県四日市市の老舗和菓子店、なが餅笹井屋さんの『なが餅』です。

第9回

中川政七商店『めでたもなか』と矢澤寛彰さんの漆器皿


今回ご紹介する和菓子は、日本の工芸品をベースにしたおしゃれな暮らしの道具類を扱う人気のお店、中川政七商店さんの『めでたもなか』です。

第10回

HIGASHIYA『棗バター』と岡田直人さんのオーバル皿


今回ご紹介する和菓子は、美しい和菓子を生み出していることで定評のあるHIGASHIYAさんの『棗(なつめ)バター』です。

第12回 塩瀬総本家『志ほせ饅頭』と三谷龍二さんのプレート


今回ご紹介する和菓子は、創業660年余の塩瀬総本家さんの『志ほせ饅頭』です。お饅頭らしい一品をいただきたくて、お取り寄せしました。

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